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「新潮45」に、ロスチャイルドについてほんの少々、批評した記事が出現した。
http://www.asyura2.com/07/bd47/msg/383.html
投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 1 月 19 日 22:50:47: OszuLYfIhReeI
 

太田龍の時事寸評http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgiより

平成十九年(二〇〇七年)一月十八日(木)
(第一千九百二十九回)

○「新潮45」、平成十九年二月号。百十頁〜百十七頁。
 
   落合莞爾
  「ロスチャイルド、世界経済を総べるものたち」

○この落合莞爾と言うひとについては、なにも知らない。

○「ユダヤ理解の欠落こそ日本の弱み」(百十一頁)、とある。

○これは、まあ、一應は当っている。

○石油時代が来て、金融皇帝ロスチャイルドの権力の一角は崩れ、
 ロックフェラー、アメリカで金融王と呼ばれるモルガンを含め
 て、御三家の時代となった(百十七頁)、などとある。

○このひとは、そのように本気で信じているのか、それともそう
 でもないのか。そこのところは分らない。

○もし、本気で言っているのであれば、このひとのロスチャイルド
 認識は、まことにお粗末で、浅薄である。

○ユースタス・マリンズ著
 「世界権力構造の秘密」(日本文芸社、絶版)

○ここに、詳述されている通り、モルガンは、英国ロスチャイルド
 が米国内主要代理人の一人として育成したのである。

○ロックフェラーが、ロスチャイルドの米国内代理人の一人である
 ことも、前出著に論証されている。

○更に、このひとのこの記事では、
 イングランド銀行、米FRB(連邦準備制度)、

○この二つの銀行が、ロスチャイルドの支配下にあることが
 述べられていない。

○この人はそれを全く知らないのか。

○それとも、知っているけれども、色々と利害損得を考慮して
 伏せたのか。

○それは分らない。

○しかし、新潮社と言う、日本の四大出版社(文藝春秋、講談社、
 新潮社、小学館)の一角を占める、この出版社系の月刊誌の上で、

○このような記事が登場したことは、やや問題とするに足りるで
 あろう。

○「ロスチャイルド問題」についての、英語参考文献の中の主要な
 ものの一つは、

○Witchcraft and the Illuminati (未邦訳、匿名)

○であろう。

○これは、七十九頁の小冊子であるが、にも拘わらずもっとも重要
 な著作である。

○前出の著作では、ロスチャイルドは、秘密の世界権力としての
 イルミナティの頂点であり、

○そして、世界を支配するために、五つの系統を組織すると言う。
 即ち、

  (1)フィナンシャル
  (2)政治
  (3)シビル(その主たるものはフリーメーソン)
  (4)オカルトと宗ヘ
  (5)ソーシャル(テレビ、映画、音楽など)

○このように見て来ると、落合と言うひとは、ロスチャイルド問題を
 「フィナンシャル」の、そのまたごく表面的な一部に限定して論じ
 ていることが分る。

 (了)

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