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JMM [Japan Mail Media]  「走り出した大統領候補選び」  冷泉彰彦 
http://www.asyura2.com/07/bd47/msg/393.html
投稿者 愚民党 日時 2007 年 1 月 21 日 15:48:17: ogcGl0q1DMbpk
 

                              2007年1月20日発行
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JMM [Japan Mail Media]                No.410 Saturday Edition
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                        http://ryumurakami.jmm.co.jp/
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●寄稿家・冷泉氏の参加される討論会をご案内します
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       ニューヨーク日本商工会議所 2007年新春討論会
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>   「21世紀の日米交流〜クールジャパン情報は世界に届いているか?」

      日時:2007年1月30日(火)12:00PM〜3:00PM
      会場:日本クラブ(2階ローズルーム)
      お問い合わせ:ニューヨーク日本商工会議所
      <http://www.jcciny.org/events_j.asp>
      【詳細は本メール末尾でもご紹介しています】
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▼INDEX▼

  ■ 『from 911/USAレポート』第285回
    「走り出した大統領候補選び」

 ■ 冷泉彰彦   :作家(米国ニュージャージー州在住)

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 ■ 『from 911/USAレポート』第285回
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「走り出した大統領候補選び」

 今年の冬、アメリカは異常な暖冬で始まりました。特に私の住むニュージャージー
などの東北部は、1月7日に最高気温が22度となり記録を更新するなど高温が続
き、冬物衣料などは販売不振に陥って投げ売りされるような状態でした。ちなみに平
年のこの時期では、最高気温は2度ぐらいですから摂氏で20度も高いということに
なり、これは異常気象に違いありません。

 一般的にはこれは、エル・ニーニョ現象のためと言われ、北アメリカ東部は高温、
カリフォルニアは低温、また季節風が弱まって天候の変化が遅いなどという理論的な
予測通りの状況が続いていました。ただ、コロラド州などの中西部山岳地帯では年末
から寒波が続いていましたし、カナダから中部にかけては今月中旬になってからは逆
に強い寒波が襲って、大変な被害が出ています。

 特に「アイス・ストーム」のために大きな被害が出ているのが中部です。雪になれ
ばまだ良いのですが、氷点下をはるかに下回った気温の状態で「氷結していない水
滴(過冷却の水滴)」がどんどん降り、地表の物体に衝突した途端に凍結するという
現象です。このために、道路がスケートリンク化して事故が続出、更に送電線が氷結
して自重で断線してしまい停電も起きています。

 またカリフォルニアでは、氷点下の気温が続いてオレンジやグレープフルーツなど
の柑橘類が木になったまま凍結してしまい、農業は打撃を受けています。そんなわけ
で、ここ東北部では自分たちは異常な暖冬でありながら、TVでは寒波による悲惨な
被害の映像を見るという奇妙な状況が続いていました。

 ところが今週の火曜日、16日に寒冷前線が通過すると気候は一転しました。24
時間で温度が摂氏で20度近く降下し、朝の最低気温はマイナス6度まで冷え込み雪
もちらつく、正に厳寒の季節となったのです。大陸性の気候とはいえ、この激変には
呆れるばかりです。

 アメリカの政界も、この天候のように激変が続いています。この2007年のアメ
リカは、フォード元大統領の死と共に明け、今でも全米では半旗が掲げられたままで
す。ですが、そんな静かな年明けというのは一瞬で、フォード葬送の喪中ムードが消
えた途端に、2年後の大統領選挙を見据えての政争は待ったなしになりました。

 何度かこの欄でもお話ししましたが、来年2008年の大統領選挙は歴史的なもの
になります。というのも「現職の正副大統領の二名が全く次の候補にならない」とい
うのは厳密に言うと1928年以来80年ぶりだそうで、異例中の異例だからです。
例えば、再選を目指した大統領が予備選挙に出たものの早期に出馬を断念したという
ケースとしては、トルーマン大統領やジョンソン大統領の例がありますし、現職の副
大統領が次の大統領を狙いながら予備選で撤退というケースはあります。

 ですが、今回はブッシュは憲法上三選禁止で不可能、チェイニーも出馬の可能性を
否定しています。つまり正副大統領が予備選レースにも一切関係しないのです。チェ
イニーの場合は、発言の中で「自分は候補にされても選挙運動をしないし、仮に当選
しても就任しない」と言い切っていますし、健康問題からも全く可能性はないでしょ
う。また現在の政治情勢からは、イラク戦争を中心とした現政権に関しては民主共和
両党共に「仕切り直し」を模索しており、現職の副大統領として、またいわゆる一国
主義の「タカ派」として象徴的な存在になっているチェイニー副大統領が立候補する
環境はゼロと言わねばなりません。

 ちなみにアメリカではそのような位置づけにあるチェイニー副大統領を、どうして
日本が公式に招待し天皇との会談を含む最大限の接遇をしなくてはいけなのか、理解
に苦しむところです。そんな予算と時間があるのなら、これからお話しする民主党の
候補達を研究し、彼等との関係を模索してゆくべきだと思うのです。

 さて、現職が一切出ないとなるとチャレンジャーの民主党だけでなく、一見すると
政権与党である共和党も白紙から候補を選んでいかねばなりません。しかも政局は行
き詰まりを見せており、新鮮な候補による新鮮な政策が求められます。ただ、共和党
側には大きな足かせがあります。一つは、現在はブッシュの政権を支えなくてはいけ
ないのに、ブッシュへの批判をしないと新鮮味が出ないというジレンマです。

 アメリカの大統領選挙が、上下両院の総選挙との「同時選挙」になっているという
システムも、今回の共和党には重荷になっています。というのも、2008年には上
院(定数100)のうち、「クラス2」と言われる33議席が改選されるのですが、
この33名は2002年の中間選挙で勝ってきており、そのうちの21名が共和党な
のです。セプテンバーイレブンスの直後の保守ムード、そしてブッシュ大統領の高い
支持率に乗って当選してきているメンバーです。

 ですが、既に時代は変わっています。この2002年には21対12と圧勝した上
院共和党は、2004年には19対15,2006年には9対24と党勢を失いまし
た。現在の上院の勢力は民主系51に対して共和党が49と2議席差ですが、仮に2
008年の上院レースを僅差で(改選33の17が共和党)勝ったとしても勢力図は
55対45と民主党が圧倒的に優位になってしまします。また、この選挙で逆転を狙
うとしたら23対9と圧勝する必要があるわけで、大変に苦しい選挙になるのです。

 この2008年改選の「クラス2」には南部から中西部へのいわゆる「バイブル・
ベルト」といわれる宗教保守派の強い諸州が、ミズーリとフロリダを除いて、ほとん
ど全て含まれているのも重要です。勿論、2002年と2004年の選挙では、こう
した宗教保守票はブッシュ政権と共和党の支持に回りました。民主党候補に対して、
必要もないのに「同性愛者の結婚を禁じる憲法改正には賛成か?」というようなディ
ベートを仕掛けて、相手を追い込む戦略が成功していたのです。またテロ被災に伴う
「外の世界への恐怖と力への依存」という心理も、共和党には追い風になりました。

 ですが、ここへ来て宗教保守票の離反という現象が起きているのです。ハリケーン
「カトリーナ」被災に際しての危機管理の不十分さ、イラク戦争の泥沼化による安全
保障面での信頼の喪失などに加えて、2006年の中間選挙では、共和党議会内部の
「支持者子弟に対する少年愛スキャンダル」とその隠蔽事件が有権者に大きなショッ
クを与えました。

 選挙直後にもお話ししたように、結果的に宗教保守票の多くは棄権に回り、上下両
院での共和党を少数政党に追い込んだの、そんな解説も可能なほどの状況です。で
は、共和党は宗教保守票の呼び戻しに着手できているのでしょうか。現状はむしろ正
反対です。今、共和党の大統領候補として可能性のある中で、最も全国レベルの支持
が高いのは前NY市長のルドルフ・ジュリアーニです。911以降の傷ついた街を適
切なリーダーシップで導いた実績は、多くのアメリカ人の尊敬を今でも集めているの
は事実です。

 ところが、このジュリアーニ前市長は宗教保守派に取っては「問題外」なのです。
まずイタリア系のカトリックであること、そして中絶問題と同性愛の問題で(NYで
は当然なのですが)中道に過ぎること、更には前夫人との離婚以前に現夫人と親密な
交際があったという点まで含めて、バイブル・ベルトの票は取れそうもないと言われ
ています。

 その次に人気のあるのは、アリゾナ州選出のジョン・マケイン上院議員ですが、彼
も宗教保守派には受けが悪いのです。2000年の大統領予備選でジョージ・ブッシ
ュとの指名争いをしたときから、価値観問題に関してはどちらかといえば中道寄りだ
ったのですが、ここへ来て福音派教会の長老たちから「あなたは中道寄りに過ぎる」
と批判をされて、弁明に追われています。

 ジェイムズ・ドブソン師という福音派のリーダーに至っては「マケイン不支持」を
宣言する始末です。ですが、マケイン議員としては、今度こそ候補となるだけでな
く、本選も勝って共和党政権を継続したいという思いは強く、そのためには北部の中
道票も欲しいわけで、今更「同性愛婚の禁止のために憲法改正を」などとは言えない
事情もあり、個人的にも「憲法改正問題を持ち出して私を追いつめるような政敵には
怒りを覚える。この問題は州任せで良い」という姿勢なのですが、有力な宗教家から
名指しで批判されては、指名レースに影響が出るのは避けられず、苦しいところです。

 では、宗教保守派が信頼し、一般の票も取れるような政策なり人物を共和党は売り
出せるのかというと、どうも怪しいのです。政治的なトレンドとしての「中道」と、
依然として根強い宗教的な心情の両方を訴えるようなキャラクターを、現時点では共
和党は持てていないからです。

 ここへ来て民主党に勢いがついてきているのには、こうした宗教保守派の共和党離
れという問題があります。特に、45歳の黒人上院議員バラク・オバマが彗星のよう
に現れて、2008年の選挙へ向けて話題の中心に躍り出た背景には、この問題があ
るといって良いのでしょう。長い間共和党が票田としてきた南部を奪還するチャンス
到来というわけです。

 実は南部票というのは長い間、民主党の牙城でした。そこに大きな転換が起きたの
はケネディ、ジョンソンという民主党の大統領による公民権問題への取り組みでした。
南北戦争以来放置されていた黒人の人権が実質的に改善されていくというのは、白人
グループにしてみれば自分たちの相対的な社会的地位の低下という受け止められ方も
したのです。ならばと、公民権を推進した民主党に変わって、共和党がそうした白人
や宗教保守の受け皿になっていこう、そうした動きになっていったはある意味で自然
です。

 この60年代中期にそうした観点から「サザン・ストラテジー(南部戦略)」とい
うことが共和党内で言われていく、その中心にいたのがリチャード・ニクソンで、そ
れ以来40年近く、南部の票は共和党が固めるという時代が続いたのです。もしかす
ると、宗教保守の共和党離れと、オバマ現象で、この「サザン・ストラテジー」が終
わるかもしれない、そんな見方も可能なようです。

 さて、そのオバマ議員ですが、大統領選へは非公式な出馬声明を行っており、公式
な表明へ向けて着々と準備を進めています。民主党としても、今のところ、ヒラリー
・クリントン、バラク・オバマ、ジョン・エドワーズの三人が有力で、既に実質的な
候補者レースに突入というムードになってきました。

 そのオバマ議員ですが、例えば共和党のジョン・マケイン議員などと比較して
「右」なのではありません。宗教保守派の主張をそのまま受け入れるようなことはな
いのです。ただ、宗教の尊重を明言しており、キリスト教徒として保守派にも反発を
買わない、独特のキャラクターであることは間違いないようです。また、政策的にも
中道で、しかも「対立を激しくすることで国民全体の利益に反する選択をしてはいけ
ない」というレトリックで、対立自体を批判し、自分が中道の、そして国民統合の軸
になりたいという言い方を続けている点が受けているのです。

 最近のメディアの論調では、オバマ議員のことを、タイガー・ウッズやマイケル・
ジョーダンのようなカリスマ性を持った黒人として、全人種からまんべんなく支持を
集めそうだ、そんな評価が聞かれますが、当たらずとも遠からじといったところでし
ょうか。

 ところで、今週の政局ではブッシュの「イラク増派案」が焦点になっています。来
週23日の火曜日には、そのブッシュの年頭一般教書演説があり、民主党の多数を占
める上下両院議員総会で、民主党のナンシー・ペロシ下院議長の議事進行の下で行わ
れることになります。この演説では、ブッシュは国民の70%が反対していると言わ
れている「増派」について世論の説得を試みることになると予想され政治的にも大き
な山場を迎えています。

 この「イラク増派案」に対して、民主党の三候補の立場は見事に分かれています。
この辺りに三候補の持ち味が出てくるのだと思いますが、まず「増派に賛成か反対
か」という論点、そして「実際に増派を阻止するために議会の権限で軍費をカットす
るか」という論点の二つについて見てみることにしましょう。まずオバマ議員です
が、いかにも彼らしい中道ぶりで「増派には反対、ただし前線兵士の心情を察して軍
費カットはしない」というのが彼の主張です。

 一見すると矛盾しているのですが「大統領の最高指揮官権限によれば、独断での増
派は可能」というのが憲法のシステムであり、ブッシュがその権限を行使するのであ
れば増派は不可避(実際に既に動き出しています)、ならば議会が軍費をカットした
ら困るのは前線兵士だし、何よりも国論を分裂させたままで兵士を危険な任地に送り
たくない、というのが彼の主張です。ある種のレトリックに過ぎないといえば、そう
なのですが、オバマ議員が真剣なまなざしで訴えると「これぞ正に中道」というイメ
ージで評価されてしまうのが不思議なところです。またイラク開戦時には州議会にい
て「開戦決議」に参加していない(アリバイがある)点も評価されています。

 一方で、ヒラリー・クリントン議員の立場はこれとは大きく異なっています。今週
にイラクとアフガンに飛んで、更にはパキスタンでムシャラフ大統領とも会見してき
た彼女の政策は明快です。「増派には賛成、ただし行き先はイラクではなくアフガ
ン。アフガンの対タリバン戦は苦況に立っており米軍はこちらに勢力を向けるべき」
更に軍費に関しては「予算増額にも賛成するが、増額された予算は米軍ではなくイラ
クの治安部隊の整備費として援助すべき」というのです。

 ある意味ではブッシュの言う、対テロ戦争であるとか、イラク人による自立という
大方針について「真剣に実現しているのは私の方」と宣言している、あるいは夫の政
権時代にホワイトハウス外交の全てを知り尽くしていることから、対イラク、対アル
カイダの戦いについて、ある種の一貫性を持っているという宣言に他なりません。ま
た「反対のための反対」ではなく、民主党の中でも現実的な政権担当能力、つまり直
ちに「最高指揮官」として軍を動かし国を動かすだけの心構えができているという姿
勢を誇示しようということなのでしょう。

 ただ、そんなヒラリーには「もうついて行けない」とか「あそこまで右に寄ってし
まっては、民主党の予備選では勝てない」という声も出はじめています。反対にジョ
ン・エドワーズは「増派にも反対だし、議会権限で軍費カットも行うべき」という姿
勢で、ここ数年の民主党の「反戦」ムードを代表しようとしています。

 どうやら、これからの候補者選びにおいては「中道」そして「南部」、「宗教」と
いう辺りがキーワードになってくるようです。特に「中道」であることは大事な要素
で、党利党略の匂いのする候補は世論にはソッポを向かれる可能性があると言えるの
でしょう。一見すると政策に具体性を欠くオバマ議員が人気を集める背景にあるの
は、そんなトレンドです。

 ただ、いくらカリスマがあるとはいえ、実際に国内・国際政治の現場では全く未知
数であることは否定できません。その点では、ヒラリー・クリントン、ルディー・ジ
ュリアーニというような経験者の安定感にはかないません。全くの思いつきですが、
ヒラリーかジュリアーニのどちらかが党派を移って、ヒラリー大統領候補、ジュリア
ーニ副大統領候補というコンビを組めれば面白いと思います。

 現在の党内情勢ですと、ヒラリーは民主党では右過ぎるし、ジュリアーニは共和党
では左過ぎるわけで、どちらかが党を出るという選択はあっても良いと思うのです。
あるいは、このコンビで無所属の超党派候補というのも面白いのではないでしょうか。
宗教保守派の多くは棄権に回るかもしれませんが、それでも十分に戦えると思うので
す。

 思えば、911の直後のNYでは、ジュリアーニが遺体捜索や殉職者の葬送などを
淡々と努める中で市民へ復興へのメッセージを出し続ける一方で、NY選出の上院議
員としてヒラリーは連邦の補助金を取ってくる役を果たして、二人は実に息の合った
ところを見せていました。この二人が手を組む姿には、良くも悪くも実務を知り尽く
し、人生を知り尽くした者の安定感が感じられるのですが、どうでしょうか。

(追記)先週お話しした映画の『幸せのちから』の公開に合わせて主演のウィル・ス
ミスがキャンペーンのために訪日して、配給会社のアレンジで安倍首相に面会したよ
うです。確かにこの映画は「セカンド・チャンス」の物語であり、実際に「再チャレ
ンジ」をしようという人を勇気づけるかもしれませんが、内容的には何とも悲惨なワ
ーキングプアの話で、首相が推薦するというのは場違いだと思います。為政者という
ものは国民に向かっては「良い映画かもしれないが、ここまでの苦労を強いるような
ことはさせたくない」という姿勢を示すのが正当だからです。また日本の場合は、雇
用の機会を公平に与えるシステムがないので努力のしようがないということがあり、
政権担当者としてこの映画を推薦する資格は二重にありません。

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冷泉彰彦(れいぜい・あきひこ)
作家。ニュージャージー州在住。1959年東京生まれ。東京大学文学部、コロンビア大
学大学院(修士)卒。著書に『9・11 あの日からアメリカ人の心はどう変わった
か』『メジャーリーグの愛され方』。訳書に『チャター』がある。
最新刊『「関係の空気」「場の空気」』(講談社現代新書)
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       ニューヨーク日本商工会議所 2007年新春討論会
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>   「21世紀の日米交流〜クールジャパン情報は世界に届いているか?」

「COOL JAPAN(カッコイイ日本)」というキーワードが世界中で飛び回っ
ています。ファッションやアニメ、建築、料理など、私たちが当たり前と思ってきた
日本の様々な伝統や文化、生活の知恵が、外国の人たちには格好いいモノとして受け
入れられ、流行しているようです。日本の中小産業が未だ充分な回復基調とはいえな
い中、文化と技術が融合するクールジャパン・コンテンツは、通信や電気、自動車な
どあらゆる産業を含めた「新文化産業」、新たな世界最先端「メイド・イン・ジャパ
ン」ソフトの起爆剤になり得るか。今年の新春討論会は、まず文化・社会面を切り口
に、日米関係と世界に迫ります。

(パネリスト)  加藤 進  米国住友商事 社長&CEO
         足達洋六 キヤノンUSA 社長&CEO
         山崎一民 Washington Watch 編集長
         冷泉彰彦 作家

(モデレーター) 谷村 啓
         ジャパン・ネットワーク・グループ・インク 社長&CEO

      日時:2007年1月30日(火)12:00PM〜3:00PM
      会場:日本クラブ(2階ローズルーム)
      お問い合わせ:ニューヨーク日本商工会議所
      <http://www.jcciny.org/events_j.asp>
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JMM [Japan Mail Media]                No.410 Saturday Edition
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【発行】  有限会社 村上龍事務所
【編集】  村上龍
【発行部数】128,653部
【WEB】   <http://ryumurakami.jmm.co.jp/>
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