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仲良くけんかする財閥富豪 [ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報]
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投稿者 white 日時 2007 年 2 月 28 日 17:51:16: QYBiAyr6jr5Ac
 

□仲良くけんかする財閥富豪 [ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報]

 http://amesei.exblog.jp/4851584/

仲良くけんかする財閥富豪

広瀬隆の『赤い楯』(集英社)を一通り読了した
これをさらに項目別にまとめ直して、自分の血となり肉となるようにしなければならない。

広瀬氏の手法は、今度の講演会でも是非質問してみたいと思うが、基本的には海外の図書館に行って、現地の紳士録を徹底的に調査する手法を取るようだ。彼は早稲田出身で私と同じだが、早稲田には私学で最高峰を誇る蔵書がある。その中に、アメリカ、フランス、ドイツの紳士録(Who's Who in Americaなど)が所蔵されている。この種の書物は、重い、字が小さい、独特の表記があるので読みづらいなどの難点がある。また、商学部には『地球の落とし穴』(文藝春秋)で書かれてあった、ムーディーズ企業年鑑がある。(他にはJETROにもある)

広瀬氏は、ダイヤモンド社や集英社から日経テレコンなどの検索サービスを使わせてもらったりもしているらしいので、普通の人よりは恵まれていると思うのだが、基本的に文献を足で探す手法らしい。

これを駆使して系図を描く一方で、伝記のたぐいの本を読んでいくことで、あの『赤い楯』を完成させたらしい。もともと月刊誌に連載していた原稿を加筆したと、あとがきには書いてあった。加筆に要した時間が2年。案外短いような気もする。外部協力者がいるかどうかは分かりません。ただ、プロダクションじゃないかとは思いますね。一人ではとてもとても。

『天皇のロザリオ』の鬼塚さんも『赤い楯』を熟読したそうだし、やはりこれはどこかで通過しなければならない基本文献だろうと思う。

この本はロスチャイルド家の歴史を扱った本として読むから間違うのであって、欧州財閥史として読めばいいのである。記述はどうしても主観的になる部分もある。しかし、系図は私がウィキペディアと照らし合わせながら読んだ限りでは、ほとんど間違いはないとの感触を得た。ロックフェラーやモルガンについてももう少し関わり方を全体の中で示してほしいという気持ちが強くあるのだが、まあこれは私個人の仕事として残されたと思っておこう。

竹中平蔵が以前、翻訳監修をした『強国論』を書いたランデスの新刊は、『ダイナスイティ』という書名である。この本はロスチャイルド、モルガン、ロックフェラー、フランスの軍需財閥ヴァンデル、イタリアのアニェリなどのファミリー企業に焦点を絞って書いている。赤い楯で登場したファミリーネームもたくさん出てくる。巻末の文献一覧も英語文献だけでも参考になりそう。

『赤い楯』は、1990年頃の作品だ。そのころの企業には名前が変わっているものもあるし、重役会の構成など資本構成や状況が変わっているものも多い。例えば、フランスのギー・ド・ロスチャイルドの系統のイメタルという企業は今はイメリスと名前が変わっているし、同じくアルザス系のロレーヌ・プーランは合併を繰り返して、現在はサノフィ・アヴェンティスに成っている。現在は、スエズ社とINGに分離した昔のスエズ金融などの例もある。しかし、スエズ社では未だにランベール銀行の流れをくむGBL(グループ・ブラッセル・ランベール)が主要株主であるし、スエズ社の前身のソシエテ・ジェネラール・ド・ベルジクの関係者も残っている。ソルヴェイ社など日本の叙勲関係者に関係が深い企業もこの『赤い楯』には登場する。

すべてが一筆書きでロスチャイルド一族であるとまでは言うつもりもないが、財閥、富豪は閨閥を作ってネットワークを広げるというのは欧州貴族の伝統であり、不思議な話ではない。ネットワークの構成については、血縁の他に、私が研究している企業重役交換のネットワークがある。思想というのは二の次である。お金に色が付いているわけではない。汚い色を消したければ、マネーロンダリングがある。したがって、後に書くように今ではロックフェラーもロスチャイルドも表面上は競争心があるように見えて、最高レベルでは談合していると見た方がいい。

それでも、ナチスをスタンダード石油がIGファルベンを通して支援したときは、ロスチャイルドに対する攻撃が実際に存在したと思われる。このときは一族の中にも収容所での死者が出た。一般大衆に対するナチスの大虐殺に比べれば問題にならない規模だが、フランクフルトのロスチャイルドの銀行(クレディ・アンティシュタルト)も閉鎖になった。

アメリカ資本が、欧州資本を一泡吹かせて、実力を認めさせる挙に出たのだろう。「これでおまえと俺は対等だ」という暴力団抗争さながらの状況があったのは間違いない。しかし、それ以外の部分ではアメリカ資本は英仏=「シティ」や「200家族」たちと連携して金儲けをしている。ロスチャイルドがザハロフと組んで、第一次世界大戦をやったことが彼等の体力をそぎ落としたのは事実であろう。

それでは今はどうか。ロックフェラーVSロスチャイルドは成立するか。それとも「仲良くけんか」しているだけなのか。

それを探す手がかりを私は、ロックフェラー財団の公式HPに求めた。その答えはあっけなく見つかった。この脱税財団のHPに掲載されたアニュアルレポートには次のように書かれている。

(引用開始)

Board of Trustees

David Rockefeller, Jr.
Director and former Chair
Rockefeller & Co., Inc.
New York, New York

Judith Rodin bio
President
The Rockefeller Foundation
New York, New York

Raymond Smith bio
Chairman
Rothschild, Inc.
New York, New York

http://www.rockfound.org/about_us/board.shtml
(引用終わり)

ロックフェラーのパワーの本源はこの財団方式を確立したことにある。だから、この財団の理事会の理事構成は非常に重要だと思ったのだ。

そしたら、出てきた。

このRothschid Incとは北米におけるロスチャイルドの出先機関の本部である。昔はギー・ロスチャイルドやイヴリン・ロスチャイルドが会長を務めた。今はスイスのロスチャイルド・コンティニュエーションに統合されたためか、このRothshild Incについては詳しく分からない。当然、アニュアルレポートもない。最近の『エコノミスト』ではこの財団の新プレジデントJudith Rodin をフィーチャーした記事があったが、これは目くらましという記事だろう。このレイモンド・スミスをフィーチャーした記事をロスチャイルド資本のエコノミストで載せたりはしない。

要するに、ロックフェラー財団の中にロスチャイルドの北米代理人が理事として参加している。つまり、ネットワークとしてできあがっているという話だ。この状況がいつ頃の話なのかは分からない。ご丁寧に最新のもの以外、アニュアルレポートが読めないようになっているからだ。

要するに、富豪のネットワークとしては、ロックフェラーも、ロスチャイルドもなく、インターナショナル・バンカーたちのネットワークがあるという話である。ビルダーバーグ会議というのは、ロックフェラーもロスチャイルドもラザールもゴールドマンも仲良くけんかしましょうというレベルの意思疎通を徹底させる為の組織だろう。富豪は富豪でまとまる、貧乏人は操ればいいという発想である。マルクス主義的と言われるかもしれないが、これ以外に真実はないと思う。

私の財閥ネットワークの研究が新展開を迎えたような気がしている。

===

タミフル問題。柳沢厚生大臣が検討必要と発言。シュルツ、ダヴィニオンなどのギリアド社やホフマン・ラ・ロシュのスイス財閥グループにケンカを売る形になる。最近読んだ、ビジネスウィークの記事によると、ギリアド社はエイズ治療薬をドル箱にしているらしいが、タミフルというドル箱も加わったという話。エイズも人為的なら、鳥インフルの人為的である。

(貼り付け開始)

「専門的な検討必要」=タミフル服用転落死で厚労相−中外製薬に情報提供指示
(時事通信社 - 02月27日 13:10)

 仙台市で27日、中学2年の男子生徒(14)がインフルエンザ治療薬タミフルを服用後にマンションから転落死した。16日には愛知県蒲郡市でも服用したとみられる中学2年の女子生徒(14)が転落死しており、柳沢伯夫厚生労働相は27日の閣議後の記者会見で「因果関係が十分解明されていないが、そうしたことがあれば専門的な検討をしなければいけない」と話した。

 タミフル服用後に死亡した人の遺族らでつくる被害者団体は、厚生労働省に対し注意喚起や警告を出してほしいと求めている。柳沢厚労相は「必要とあれば当然そういうことになると思う」と述べたが、「因果関係が明らかでないと(できない)」とも付け加えた。

 一方、厚労省は、輸入販売元の中外製薬に情報提供を指示した。同省によると、2001年2月のタミフル販売開始以降、昨年11月末までの報告では、服用後に死亡した人は54人(うち16歳以下が16人)に上る。 

[時事通信社]

(貼り付け終わり)

詳しくはこちら
http://www.gilead.com/wt/sec/bod

http://www.roche.com/home/company/com_dir.htm


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