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これには人間の脳も含まれているので倫理的に極めて問題
http://www.asyura2.com/07/bd48/msg/251.html
投稿者 そこちょっとつんつく 日時 2007 年 3 月 31 日 22:35:16: 8EItFG7yGzQIA
 

(回答先: 世界初!人間(15%)と羊(85%)の 投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 3 月 27 日 19:04:44)

人間の心が羊のからだに入ってしまっているという事にもなり兼ねず、既に実行されて
しまった事に驚きを覚えます。
しかしどうせ隠れてでも行われているでしょうから、一方でむしろこうして公表される
方がまだ救いがあるともいえます。
こうした形成の仕方では脳のみは禁じるべきでしょうが、実際には禁じても何が行われ
るか監督するのは困難な現実ですよね。
羊のものであるとはいえ、脳に知覚器官が接続して育つという事はその人間の脳がある
程度どのようにか育ってしまうという事で、こうして脳を作る事が許されるとすればク
ローン元の本人の脳に損傷があった場合で、知覚器官と一切接続せずに極めて物質に近
い状態で形成され保存されている脳のみのように思います。

たとえ人間の脳を持って生まれても環境次第によるところが大であるという、有名な狼
少女のアマラとカマラとの話もありますが、この話は作り話である事が判明したとの事
です。
□      □      □       □        □

『「いんちき」心理学研究所 「狼に育てられた少女がいる」という神話』
http://www.chironoworks.com/ragnarok/psychology/log/eid26.html
「人間は生まれながらに知性を持つか」というのは、昔から科学者の間でも長年議論さ
れている重要な問題です。......
人間を人間らしい環境におかなければ人間はどのように成長するのだろうかという問題
の解答として挙げられたのが、最初に載せた「狼少女・カマラとアマラ」です。......
日本では昭和30年に、『狼に育てられた子』という題名で新教育教会出版から翻訳出版
されました。教科書にすら掲載されています。教授が調べたところ、道徳や心理学の教
科書に使われている他、言語学の教科書にも掲載されています。大学の授業にもされて
いるようです。......
しかし、近年になってこの「狼少女」も作り話であることが判明しました。
精神分析医のベッテルハイムは、この「狼少女」の行動が、自閉症児に同じように見ら
れ、それ以外の行動もオオカミに育てられたと考えずとも説明がつくことを指摘しまし
た。
人類学者バーンは、実際にインドに行きゴダムリの村の存在を確かめようとしたけれど、
この村は現在どころか過去にも存在しなかったということが判明しました。

この少女たちの話の真実性は、生物学的にも疑問があります。シング牧師の記している
狼少女の特徴は、漫画的というか「もしも狼に育てられたらこんな感じになるだろう」
というイメージを当てはめているので、非常におかしいことが分かります。
1:狼少女が木登りをしたり真夜中に遠吠えをするという話が出てくるが、狼は木に登ら
ないし、真夜中に遠吠えしません。
2:狼の子どもは自分から乳房に近づきますが、人間は母親から乳房を寄せる必要があり
ます。
3:狼は時速45km前後で走るが、人間は大人の限界で35kmしか走れない。子どもが狼につ
いていけるはずがありません(しかも四足歩行で)。
4:シング牧師が記している「夜中に目がギラギラ光る」「犬歯が異常に伸びている」「
汗をかかない」「夜の方がよく目が見える」という性質を人間が持つことは生物学的に
ありえません。
5:狼のミルクと人間の母乳は成分が違いすぎるため、人間の赤子は飲めません。

社会学者のウイリアム・F・オグバーンは、インドで狼に育てられたという「野生児」
の調査を行ったところ、どれもただの捏造や勘違いだということが明らかになっていま
す。
例えば、4年半もの間オオカミと生活していた少年が両親のもとに戻ってきたという記
事がインドの新聞に掲載されましたが、これをオグバーンが調査したところ、その少年
がオオカミと一緒にいたところは誰も見ておらず、ただの行方不明だったということが
判明しました。
アマラとカマラの事件も同様に調べたところ、当時孤児院にいた人々は、風変わりな子
どもがいたことは覚えていたけれど、特別に「オオカミ的」な行動を示したかを覚えて
いる人は誰もいませんでした。
野生児の行動は、一見狼に育てられたかのように見えるので、それを「本当に」狼に育
てられたと勘違いしてくる人が出てくるのは当然かもしれません。しかし、合理的に考
えれば、これは捨てられた精神薄弱の子どもだったと考えた方が妥当です。
こういった子どもたちは、「役に立たない」ので貧しい地方で捨てられることは悲しい
現実としてありました。カマラとアマラもその中の一つだったのでしょう。
□      □      □       □        □

▽関連
狼少女アマラとカマラ(心理学トピックス 1)
http://www.sinri.co.jp/sinri/library/l7.htm
オクサナ・マラヤ ー 犬に育てられた少女(X51.ORG)
http://x51.org/x/06/07/2341.php

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