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□ゲイで身を滅ぼす！？英石油大手「ＢＰ」ＣＥＯ辞任 [スポーツ報知]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070503-00000075-sph-soci
ゲイで身を滅ぼす！？英石油大手「ＢＰ」ＣＥＯ辞任
5月3日8時1分配信 スポーツ報知
「私は“ゲイ”で会社を辞めました！？」 石油メジャー・英ＢＰのジョン・ブラウン最高経営者（ＣＥＯ、５９）が１日、辞任を発表した。「自分は同性愛者である」とゲイであることを告白し「かつてのパートナーとのトラブルが法廷に持ち込まれた」と辞任理由を明かした。一方で、カナダ人男性の元恋人は、自分の事業のためにブラウン氏から秘密裏にＢＰの資産を提供されたと主張。欧州最大のエネルギー企業トップとしては異例の辞任劇となった。
１２年間にわたり、ＣＥＯとしてＢＰ社の指揮を執ったブラウン氏が思わぬ形で名声を失った。ブラウン氏は「自分は同性愛者であり、かつてのパートナーとのトラブルが法廷に持ち込まれている。会社に迷惑をかけたくない」と辞任理由を説明した。
２日付英各紙は、高級紙の「タイムズ」を始め、このニュースをトップ級扱い。報道を総合すると、同氏の“元カレ”は、ジェフ・シュバリエ氏（２７）で４年間の同性愛生活が続いた。昨年初めに別れたが、ブラウン氏が「口止め料」の約束を破ったことにシュバリエ氏が激怒。昨年末、２人の関係を新聞社に売り込んだ。
その際、ブラウン氏がシュバリエ氏のための携帯電話事業を立ち上げ、ＢＰ社から多額の資金や人員を提供。さらにブレア英首相との会談内容という企業秘密を教えてくれたと主張した。
ブラウン氏は、報道を止める目的で裁判所に仮差し止め請求を起こした。だが、訴状の中で、シュバリエ氏の信用を落とす狙いで「彼はアルコールとドラッグの依存症だった」などと偽証していたことが発覚。そのため、裁判所は１日、請求を棄却し、英メディアが大物ＣＥＯの大スキャンダルを一斉に報道した。
ブラウン氏は「私のセックスに関することは個人的問題で秘密にしてきた。そのことを新聞で報道される決定がなされたことに私は大変失望している」「不必要な混乱を避ける。会社に迷惑をかけたくない」と辞任を申し出た。それでも、シュバリエ氏への便宜供与については「４１年間のＢＰ人生で公私混同は一度もなかった」と強く否定。あくまで「ゲイ辞任」を強調した。ＢＰ社も「調査の結果、ブラウン氏の不正は認められなかった」としている。
ブラウン氏は、７月に任期が切れることから退任を予定していたが、スキャンダルのおかげで約３か月前倒し。ＢＰ社によると、任期前の辞任で、同氏は退職に伴う報酬計３５０万ポンド（約８億４０００万円）などを受け取る資格がなくなったという。まさに踏んだりけったりの結末となった。
最終更新:5月3日8時1分
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