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寺山修司の言葉
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投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 5 月 28 日 23:29:20: sypgvaaYz82Hc
 

「莫迦な奴めが……一揆で権力を倒せると思っておるのか、権力は倒れはせぬ……ただ、交代するだけのことだ」

『無頼漢』

四歳牝馬といえば、セーラー服の女学生といったところである。
間違いなく、全馬ともバージンである。
「そのバージンが全裸で走るんだからな」
とスシ屋の政が目を細める。
当たり前である。馬がブルマーをはいて走ったらどうなるというのだ。

『競馬場で逢おうPART.6 日曜の朝の酒場で』

レーキン・ハーク・ホー・ジャーエンゲー・ハム・トゥム・キ・ハバル・ホーネ・タク
でも「私の心があなたにつうじるまえに、私は灰になってしまうかも知れません」


星を数えながら、私は思いました。「友だちが一人ふえるたびに、空にも星が一つずつふえたら、いいでしょうね」

『おはよう、インディア』

「ご覧、たった一人の主人の不在が狂気を呼び覚ます、無の引力。世界はいくつもの中心を持つ楕円の卵。神が決してその姿を見せないのは、あまりにも醜いその顔のせいだといいます。主人がいないのが不幸なのではなく、主人を必要とするのが不幸なのだと、蝋燭の煤で壁に落書きをした逃亡の下男は、今も被支配の円周を描き続けている。主なき記憶。政治の藁、灰。(中略)腐った死体がお面をつけている。ゆっくりと手を伸ばす。死体からお面を引き剥がす。なんて美しい私の死に顔!」

女主人の葬式に だれがとどけた赤い靴 四人の女中がこっそりと じぶんの足にはいてみた
死んだ子供が笛を吹く お月様には痣がある 下男はわたしの馬になり 夜のみずうみ ひと沈み

一人さみしく 死ぬときは 電気の犬を 連れてゆく 青ざめた 青ざめた 
二人抱き合い 死ぬときは 時計仕掛けの 喉が鳴る いとおしの いとおしの
三人そろって 死ぬときは 酔いどれ箱が 空を研ぐ 棺桶や 棺桶や
四人ばらばら 死ぬときは 紫いろの 爪の花  流れ星 流れ星 流れ星 流れ星
ああ 暗い河を 流れてゆく 鏡が 流れてゆく
死んだ男が 三人 四人 死んだ女が 六人 七人 八人 九人 十人と 集まってきて 踊りだす

『奴婢訓』

月が出たなら おまえを殺す 真っ暗闇なら キスキス

 俺はおまえの 墓場だぜ さみしがり屋の 墓場だぜ

波止場にいるなら おまえを殺す 沖に出たなら キスキス

 俺はおまえの 墓場だぜ 鷗も知らない墓場だぜ

『殺し屋のたちのブルース』(『夕日に赤い俺の顔』より)

おれは歴史なんか嫌いだ 思い出が好きだ

国なんか嫌いだ 人が好きだ

ミッキー・マントルは好きだ、ルロイ・ジョーンズは好きだ

ポパイは好きだ、アンディ・ウォーホールは好きだ、キム・ノヴァクは好きだ

だが、アメリカは嫌いだ!

これも時代なのだ 寒い地下鉄で吹いた口笛を思い出すか、ボクサーのボブ・フォスターよ

戦争に向かってマッチ一箱の破壊

解放された動物園の方から時代はやってくる 

時代はゆっくりとやってくる、時代は臆病者の象にまたがってゆっくりとやってくる

そうだ、時代は象にまたがって世界で一番遠い場所、皆殺しの川へとおもむくだろう

せめてその象にサーカスの芸当を教えてやりたい

滅んでゆく時代はサーカスの象にまたがって

せめて聞かせてくれ、悪夢ではないジンタの響きを

時代よ、サーカスの象にその芸当を教えよ

『孤独の叫び』(『時代はサーカスの象に乗って』より)


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