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「南極系宇宙人」ブログ オカルトを護憲運動に持ち込むべきではない
http://www.asyura2.com/07/bd49/msg/527.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 6 月 23 日 16:48:11: Lif1sDmyA6Ww.
 

「南極系宇宙人」ブログ オカルトを護憲運動に持ち込むべきではない

 「南極系宇宙人」という表題が該当するブログに適切かどうかは分からないが、ブログが主張する枢要を占めると思われるのでこの表題にした。

 さて、2ちゃんねるオカルト板にスレッドがあり、一部では熱狂的支持者がいるようだ。

@TRUTH
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1181901079/

 該当するブログの内容があまりにもオカルト要素が強いのと、「オカルトを護憲運動に持ち込むべきではない」はあくまで予測めいたものなので空耳板に投稿する。また、「オカルトを護憲運動に持ち込むべきではない」とは後に出てくるので合わせてお読みいただければ幸いである。

 まずは私が以下の掲示板に書き込みしたものを転載する。

オルタナティブ@政治経済
http://yy31.kakiko.com/x51pace/

【UFO】非合理主義を越えて【霊魂】
http://yy31.kakiko.com/test/read.cgi/x51pace/1152460073/

146 :無名の共和国人民 :07/03/29 16:20:56
@TRUTH
http://csm.cocolog-nifty.com/blog/

南極に住む宇宙人についての情報を中心に発信している。
ダーウィンの進化論を否定し、人類は宇宙人によって創造されたと主張。
去年の10月以来今日に至るまで発信され続けているが、オルタナ掲示板
に集う皆さんはこれをどう思われますか。
個人的には宗教的なものを強く感じるのですが。


147 :無名の共和国人民 :07/04/01 04:03:44
>>146の続き
全て読んだ上であくまで主観で考えてみた。
(概略)
 管理人、情報収集を行うハッカー、情報仲介者の「ヒューマン2」
という人の三氏で構成。これはバチカン公認の情報公開活動の一環で
あるとし、アメリカを除いた国際的活動を展開している。しかし各国
の活動には不干渉が原則とのことでリンクはしていない。
 南極に宇宙人が居住しており、それはマザーと呼ばれる。マザーは
地球人の創造主であるから進化論は当然否定。政治的立場としてイギリ
スを支持し、アメリカを非難。世界を救うため2007年中に「柱」
を建設するという。救世主が日本人(ここが要注意)から出てくる。
やがてイギリスとバチカンが協力して新たな国連を創設する予定。
 今後「日本各地で、市民レベルの平和団体の統一が起き一つの団体
になった時ある都市で平和活動がおき」、「その代表者が我々のメン
バー」とのこと。

(要点)
 彼らは懐疑論者に対しては信じられなければそれでもいいという
ような態度をとっている。また具体的な資料を提示してはおらず、
信憑性において科学的または合理的に検証しようとしても検証の
しようがない。
 内容としては従来からある超常現象の話を全て合わせたようなもの。
興味深いのはかつてUFOや宇宙人と言えばアメリカ発のものが多い
がこれはイギリスを中心とした世界観を描いている。その上で日本の
役割を重要視している。この辺り、いかにも日本人が書いていると
いう雰囲気を感じ取ることができる。


148 :無名の共和国人民 :07/04/01 04:06:18
(推測)
<壮大な「創作小説」あるいは「冗談」の一環>
 実はそういうことだったという結末。
ちなみに「映画(SF・ファンタジー) Ranking」にブログが登録
されている。
<宗教的意図(プロパガンダ)を背景としたもの>
 一つに法輪功関係者と思しき人が書いた進化論否定論文へのURL
を表記している。法輪功系の「大紀元時報」では進化論を否定する記
事が掲載されている。そして論文と同じものが掲載されていた。
 二つに進化論否定。これはアメリカのキリスト教右派の主張と
似ている。
<小集団の形成を目的としたもの>
 ブログによれば「宗教関係、政府関係、防衛関係、物理学化学
関係」の人々が連絡してきたという。また、一定の人数で「協力者」
が出来たともいう。
 もちろんこれを鵜呑みにする訳にはいかない。しかし仮に連絡して
きたこと自体が事実とするなら何を意味するのか。
 断定は禁物だが彼らにとっての確固たる信念を持った小集団
(ブログでは一部の専門家を集めるのが目的だったと明かしている)
を形成するのが目的なのではないかと思う。一体そういう専門家を
集めて何をしようとしているのか気になるところだ。

(資料)
法輪功関係者が書いた論文へのURLを表記しているページ
ttp://csm.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/index.html#entry-5690806
進化論―ある錯誤の信仰(表記された論文)
ttp://www.falundafa-jp.net/newcome/2001/05/html/jinhualun_1.htm
進化論―ひとつの誤った信仰(同じ論文が大紀元時報に掲載)
ttp://jp.epochtimes.com/jp/2005/10/html/d97729.html
サブメンバー(協力者が合計59人と称している)
ttp://csm.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/index.html#entry-6807696


151 :146:07/04/01 15:50:38
どうやら早とちりだったようだ。

例のブログを見ると「ヒューマン2さんのお店のHP」と題してリンクがあった。
そして、扱っている商品なのだが、説明に次の一文があった。
「たっぷりの還元水と強酸性水をつくります」

これが目的だったかのか…?
これが世に言うナントカ…なのか?
……今はただ自身の馬鹿ばかしさを笑うだけである……。
恥ずかしい限りだ。


 引用文訂正
(誤)これが目的だったかのか…?
(正)これが目的だったのか…?

 このように私は何か怪しいと思っていたが還元水へのリンクが付されるようになってから、これはそれへの宣伝のためのブログなのかと思うようになった。その時はさすがに笑える話のように思えた。はっきり言ってその時、「『あの』還元水に便乗しているのか」と思ったほどである。しかし、今となっては笑えない話であるが。

 また、その後は「AIGスター生命」へのリンクも追加されている。もうここまできては何をかいわんやである。

 とは言え私が気になることがある。それは「日本各地で、市民レベルの平和団体の統一が起き一つの団体になった時ある都市で平和活動がおき」、「その代表者が我々のメンバー」ということを予告している点である。

 もしそのような運動を実施するのであれば、私はある懸念を抱かざるを得ない。

 オカルトを護憲運動に持ち込むべきではない

 私が懸念するのはおそらくこれが「憲法改正」問題と連動してくるということである。ブログでは「平和団体の統一」そして「市民レベル」での運動を主張する。

 http://csm.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/index.html#entry-6635315を出来れば文脈の都合上全て参照していただきたいが、抜粋すると「そしてイギリスをはじめとする連合からの非難はピークに達するのだ。『自分の国の若者が体を張っているのに、見て見ぬフリをするのか?』『憲法に書いてある平和の2文字はタダの飾りで、あの戦争で日本は何も学ばなかったのか?』」とある。これはイギリスから見た視点という描き方をしているが、こういう描き方を見る限り、街頭ブログでの憲法に対する見解は「護憲」と解することができる。
 
 昨今の護憲運動(ここでは憲法九条改正阻止を指す言葉とする)において政党間の共闘、選挙における共同候補(いわゆる平和共同候補)を求める声がある。端的に言えば野党間で護憲での共闘をし、野党統一候補を国政選挙において擁立するよう求める運動のことである。

 また「市民運動」においては「九条の会」を初めとした政党や組織といった枠組みを超えた運動体が日本全国で活動している。

 おそらくブログがいうところの「平和団体の統一」とはこれらの団体を総合的に統一することであり、そしてその構成員はあくまで「市民」であり、既存の団体や政党の介入はないものと思われる。

 実際、このブログの政党観はhttp://csm.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/index.html#entry-8572090において質問者に対する回答の中で「政治は、自民党から共産党まで与野党全滅です」と規定する。そして「市民レベルでの平和活動団体の統一で水面下で進めています」と再び同様の主張を展開している。

 つまり、ブログの政治的考えとして一、既成政党は信用できない存在。二、組織や団体の枠組みを超えた市民による平和活動を実施。ということになる。

 オカルトによって護憲運動を破壊させる行為

 これらを踏まえ、もしブログの言うとおりそれらの運動が始まったらこれをどのようにとらえるべきなのか。

 まずそのような主張をしている以上、何らかの兆候があれば報道されると予測される。そしてそういった「平和団体の統一」を掲げる運動体とあって、「九条の会」を初めとした運動体や護憲を掲げる共産党、社民党、新社会党、9条ネットも動向を把握するであろうと思われる。

 問題は該当する運動体が出来たとき、「その代表者が我々のメンバー」と予告している点である。この事実を世間に公表するのかという問題がある。仮に運動体結成の際、記者会見を行ったとしてその時に「南極系宇宙人」のことを公表するのか否かということである。

 もし、仮に公表したとした場合がこの問題を考える上での重要な要素である。おそらく、世間からは嘲笑の対象にされる。そして護憲政党からも厳しい批判が巻き起こるのは容易に想像できる。また、マスコミもこういうネタに限って大きく報道することも予想できる。

 問題はこの時、世論が護憲を初めとした平和運動をこのような「オカルト集団」と同列視し、護憲・平和運動に対する「いかがわしさ」「怪しさ」「胡散臭さ」といった感情を増幅させないか大いに不安である。

 ブログが何を考えているのかは分からないが、意図しているかしていないに関わらず、これはオカルト的思想によって護憲運動を破壊させる行為といえる。現在、九条改憲阻止に携わる多くの団体・人々は思想信条の差こそあれど、憲法を守り抜くという方針のもとで活動している。

 現在では国会の護憲派議席数は「実質上」消えうせている。このことから国民投票における有権者の過半数が改憲反対という世論を形成しなければならない。従って市民一人ひとり、個人一人ひとりといった「個人単位」での改憲に対する意思がとても重要になる。

 改憲を進める政府与党にとって国会レベルでの改憲派議席は圧倒的多数で掌握されている。しかしながら、該当ブログの言うところの「市民レベル」においてはこれを覆す恐れがある。

 以下の世論調査のように「憲法改正が『必要』と思う人は58%にのぼる」とあるが、九条改憲については「9条を『変える方がよい』は33%で、『変えない方がよい』の49%を下回る」とある。

「憲法第9条は平和に貢献」78% 朝日新聞世論調査(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/225.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 5 月 01 日 23:42:59: 2nLReFHhGZ7P6

 つまり、せっかく世論が現行九条堅持を示している最中、このような運動がされればどうなるのかということだ。もしもそのような運動がされたならば、護憲運動とりわけ該当ブログも喧伝する「市民レベル」での運動体、例えば九条の会などの運動体にとってマイナス要因になることは必至である。先ほども述べたように世論に対して悪い印象をもたらすことは目に見えている。

 改憲阻止運動の影響後に訪れるものとは

 おそらく「彼ら」の運動体は「南極系宇宙人」を云々するだろうが、その「証拠」となるものを一切提示しないだろう。何故ならばそんなことをすればブログのいうように南極に人が殺到して人類をリセットするだろうなどと主張するに決まっている。そして、「彼ら」の主張が事実か否かを巡って論争が置きる。それも不毛な論争である。

 この点においてオカルト的なものと似ているのはパナウェーブ研究所における白装束集団騒動が記憶に新しい。あの時も「ニビル星がやって来る」などと言ったが結局白装束集団の予言は当然のことであるが外れた。
 
 さて、この不毛な論争を世論は敬遠し既存の平和団体、九条の会を初めとした運動体、共産党や社民党といった護憲政党は多大な悪影響を及ぼすだろう。そして国民投票にも影響は波及する。結果的にみて、この「平和団体の統一」を標榜する実質上は「オカルト集団」と言っても良い運動体は改憲阻止の市民運動を破壊させたと定義できる。そうなればせっかく世論が九条護憲という現状で果たしてこの運動体の存在とは一体何であろうかと問われる。そして改憲が国会はおろか、国民投票でも難なく通ってしまったとなればそれは重大な意味を持つであろう。

 その点において該当ブログの動きは護憲運動の観点から注視すべきである。ただ私がこうして呼びかけるまでもなく、そうなった場合は各々の団体や政党が何らかの見解を発表するであろうからそういう動向にも注視していきたい。

 オカルトについて

 オカルトに関して私は個々人がいかなるものを信じようと信じまいとそれは個人の問題である。憲法に定められた内心の自由や思想信条の自由といった問題であり、とやかく干渉するつもりもないし、干渉は個人の権利への侵害である。

 だから、私はある個人がオカルトに関してどのようなことを考えようがまったくその人の自由である。該当するブログでも「おとぎ話」として読めば非常に面白い話もあり、はっきり言ってブログではなくどこかの出版社から本として出せば必ずや売れるだろうと私は思っている。

 また、私自身UFOや宇宙人といった類の話は嫌いではなく、むしろ好きな方である。しかしながら、こうした「平和団体の統一」を仮にも掲げるならば、問題視せざるを得ない。こういった実際の政治的社会的問題に直結する問題においてオカルトなどを持ち込むのは常識的に考えてありえないし、また実際の政治的社会的問題において「オカルト」で問題が解決に至ったという事例は聞いたことがない。

 例えば先述の白装束集団騒動が良い例である。彼らは「ニビル星」という惑星が地球にやってくると主張した。彼らにとってこれらを唱えることにより、自分達が満足に浸っていたのかもしれない。しかし、近隣住民はその異質な光景をどう思っていたのか、ここで述べるまでもない。

 オカルトは人の想像力を豊かにさせる。時にそれはSF小説や該当ブログでも掲げられているようなアニメ作品になる。そして社会を豊かにさせうる面もあると思う。しかし、これが先鋭化し過激化すればどうなるか。例えばそれが白装束集団騒動のようにオカルト要素を組み合わせたカルト的宗教団体となり、またあるいはオウム真理教のような事件を引き起こすことにつながりはしないだろうか。オカルトはこのように小説にでもなれるし、凶悪なカルト宗教にもなりうるのである。

 このようにオカルトは関連本や宗教団体、現代に至ってはインターネットにまで及んでいる。おそらくオカルトにまつわる話は古今東西、そして未来永劫に渡って繰り返されていくだろう。それが悪いというよりも、それらの主張は人々が普遍的に思っているものがそのような現象を生んでいるのかもしれない。例えば平和や平等といった社会の到来、あるいは憎悪や妬みといった感情、端的に言えば願望や欲望を体現しているのかもしれない。よってオカルトはなくなりはしないだろう。人々の営みが続く限りにおいて。


関連記事

「南極大陸地下深部居住宇宙人」との関係を喧伝するブログ
http://www.asyura2.com/07/bd49/msg/303.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 6 月 01 日 23:25:55: Lif1sDmyA6Ww.

以下投稿に該当ブログを考えるに当たって重要と判断したものを連続投稿している。

国際宇宙ステーション(@TRUTH)
http://www.asyura2.com/07/bd49/msg/445.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 6 月 15 日 17:18:47: Lif1sDmyA6Ww.

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