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雑感。虫の世界 【在野のアナリスト】
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投稿者 愚民党 日時 2007 年 8 月 12 日 00:22:15: ogcGl0q1DMbpk
 

2007年08月11日

雑感。虫の世界

今日は久し振りにリフレッシュのつもりで、山の方に行ってきました。クワガタなどを見つけて喜んでいましたが、私の場合は捕まえて飼っても死なせてしまうだけなので、見つけて終わりにしました。ですが、これらの虫を捕まえて売る人もいますので、考えてみれば可哀想な昆虫です。

虫の世界では、蜂のように通常はメスしか生まれず、必要に応じて不受精卵となったオスが生まれるシステムをもつ世界があります。またアブラムシのように未受精卵が成長するメスだけの世界が秋まで続き、冬を越す時だけオスが生まれて受精卵を産む、というシステムを持つ世界もあります。
どちらもメス主体の世界ですが、ゾウムシの世界ではメスしかおらず、メスが自分と全く同じ遺伝子をもつ卵を産んで、数を増やすものもいます。魚類、両生類の類では三倍体がおり、メスの遺伝形質を受け継ぐ子孫だけが残る場合も見受けられます。

ところが最近、ハエの仲間で少し変わったものが現れたそうです。それは性染色体のX遺伝子と、X遺伝子が交配されてオスが生まれる現象です。通常、性染色体はXとYがあり、Xが二つ揃うとメス、XとYになるとオスというのが生物界の常識です。でもこのハエはX遺伝子中のF因子とM因子の強さの差により、オスとメスが区別されるので、生物界の常識からするとかなり異質な存在です。
この現象、実は人間の作り出した殺虫剤に対して、性染色体中のX遺伝子が耐性をもち、そのためX遺伝子が優勢になって生み出されたとも言われています。私はかねてから、地球温暖化により日本でマラリアなどの蚊が媒介する病気を懸念しています。東南アジアでデング熱が流行、という記事もあり、これも蚊によって媒介される病気なので、こうしたものが日本に入ってきたら大変な事態になるでしょう。

マラリア媒介の蚊を退治するのに、WHOではDDTのような殺虫剤に頼りがちです。しかし上記の記事のように、昆虫の方でも耐性を身につけるために、遺伝子レベルでの生物の常識を覆してでも生き残ろうとしています。昆虫が生き残ろうとする力は、到底人間の及ぶレベルではなく、結果として病気は根絶できないことになります。
最近、暑い日が続いていますが、地球温暖化の影響は至る所で人間を苦しめることになるのかもしれません。京都議定書に定められたCO2排出削減で、原子力発電に頼る日本が削減量の達成ができそうにない、という記事もあります。これで来年のサミットで地球温暖化問題を日本としてどう主導するのか、非常に危惧されるところですが、良い知恵を出し合っていかなければいけないのでしょうね。


http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/

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