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(回答先: Re:ヒップホップと政治、差別用語と差別発言 マイケル・エリック・ダイソン教授が語る(デモクラシー・ナウ） 投稿者 近藤勇 日時 2007 年 11 月 20 日 14:14:29)
マイケル・エリック・ダイソンについての紹介が日本語でなされていることは大変喜ばしいこと。私も彼にはサイン会で会ったことがあるが、彼と黒人コメディアンの億万長者、ビル・コスビーとの都市に住む最貧困層の黒人についての論争は大変有名な話。
ビル・コスビーが、都市に住み、ウエルフェアー（社会福祉）に頼るか犯罪に走るかしかできない黒人たちを「政府や他人に依存することしか考えていない怠け者」といったことに対し、ダイソン教授は「彼等の生い立ち、教育環境などを考慮すると、自己の努力だけでもどうにもならない、負のサイクルに陥らざるを得ないようなシステムにこの社会はなっている。彼等には最初の一歩を踏み出せるようなヘルプが必要」といっている。
この種の論争は、何も今に始まったことではないが、黒人の中にもアフォーマティブ・アクションの恩恵を受けて、貧困層からミドル・クラスやアッパー・ミドル・クラスにのし上がって行った人達がおり、彼等と貧困層の黒人たちとの経済格差、階層格差が大きくなっている。このことにより、黒人間のこのような論争は後を絶たないのだ。
ムミア氏については、以前、別の板に投稿したことがあるが、もう一度サイトだけを紹介。
なおサンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズ選手の薬物疑惑に関する偽証罪とやらについても、ボンズ選手の日頃の白人”差別発言”により、白人側からの嫌がらせではないかとの発言が黒人インテリ文化人達の間からなされており、私も少し文章を書いたが、これについてはまた後日にでも投稿を。
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