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「1:4:3:2の法則」・・(キャンベルの「概念化の水準」の4分類の分布)
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/133.html
投稿者 たけ(tk) 日時 2006 年 12 月 24 日 22:28:04: SjhUwzSd1dsNg
 

阿修羅の皆さんに頭に入れてもらったほうが良いと思うので紹介しておきます。

要するに、政治的課題に対する判断基準で人びとを分類してみると

1割のヒトは、抽象的概念を用いた評価を行っている。
4割のヒトは、自分の属する集団の利益で評価している。
3割のヒトは、付和雷同的にまわりの意見に流されて評価する。
2割のヒトは、判断できない。

ということのようです。実際の調査では端数がありますが、これを「1:4:3:2」というキリの良い数字にまとめて見ましたので、頭の隅にでも置いておいてください。

(水準A:11.5%→切り捨て→1割)
(水準B:42.x%→切り捨て→4割)
(水準C:24.x%→切り上げ→3割)
(水準D:22.5%→切り捨て→2割)

* 国や時代やテーマで異なってくると思うが、大まかな傾向としては似たようなものではないか? 

* 日本で同様の調査をしているかどうかなど、詳しい方がいらっしゃったら教えてください。

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『政治行動の社会心理学』p.67-68 より

(政治的洗練度の分布に関する)もっとも代表的・古典的研究として頻繁に言及されるのは、キャンベルら(Campbel at al., 1960)による『The Amerikan Voter』のなかで展開された「概念化の水準(levels of conceptialization)」に関する議論です。

彼らは1956年の面接調査の対象者に政党(共和党、民主党)と大統領候補(スティーブンソン、アイゼンハワー)の好き嫌いをたずね、自由回答の内容によって対象者の概念化の水準を次の4水準に分類しています。まず、もっとも高位にあるのが

水準Aの「イデオロギー」。抽象的概念を用いた評価を行っている層です。(のちに「イデオローグ」ともよばれます)。次の

水準Bは「集団的利益」とよばれます。具体的で短期的な集団利益による評価を行っている層です。この下に位置する

水準Cは「時勢(nature of the times)」とよばれます。時勢の善し悪しや争点に関するシンプルな回答をよせる層です。最後に、もっとも下位におかれているのが

水準Dの「争点内容欠如」です。文字通り争点に関連する判断の認められない層です。

・・

調査結果によれば、各水準の割合はABCDの順に

(水準A):11.5%
(水準B):42%
(水準C):24%
(水準D):22.5%

でした。

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