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「小沢一郎の、深慮遠謀は、…大変すぐれた考えだ、副島隆彦…を甘く見るな」と
http://www.asyura2.com/07/dispute26/msg/575.html
投稿者 仁王像 日時 2007 年 10 月 16 日 23:01:23: jdZgmZ21Prm8E
 

[637]小沢策について (副島隆彦部分)2007/10/16
http://snsi-j.jp/boards/past.cgi?room=sample1&mode=find&word=637%A1%A1%BE%AE%C2%F4%BA%F6&cond=AND&view=10

 私は、小沢一郎の考えが正しいと思います。国連軍の規定は、国連憲章 の50条、51条のあたりにあります。あそこの「集団的自衛権」の規定を、日本国内の保守言論人と、アメリカべったりの官僚たちが、憲法9条の改正(軍事行動もできる国家への道)と並んで、主張、推進しています。

 この集団的自衛権というのは、実質的に、アメリカ軍との共同軍事行動のことです。他の国のことは、とても想定できません。そうすると、日本の国防軍(自衛軍か)は、米軍の指揮下で、実質的に、その全面にならべられて、中国とかと戦争をさせられるでしょう。

 小沢は、それを阻止して、「米軍の指揮下に入れられる自衛隊」をなんとか、取り込まないように、それで、「国連待機軍(こくれんたいきぐん)」というのを作って、そこに日本の自衛隊の一部を入れることで、そうやって、米軍(アメリカ政府)
の思う通りに動かされない日本の軍隊の仕組み、しかけを、作りたい、ということだと思います。 

 この小沢一郎の、深慮遠謀は、国家指導者(国民政治家)として将来を見据えた、大変すぐれた考えだと思います。国連憲章を使って、いまのうちから日本の将来の軍事行動に制限をかけておこうとするもでしょう。

 アフガニスタンでの、平和維持活動 =ISAF(国際治安支援部隊)は、「テロ(リスト)との戦い」をやるためのものではありません。あくまで停戦協定を生み出すためのものです。国連軍とは、つねにそういうものなのです。一方当事者となって国連軍が戦うことをしてはいけません。

「争いをやめなさない。侵略行動もやめなさい」という立場が、国連軍なのです。

 副島隆彦の軍事、外交、政治思想研究 を甘く見ないでください。今後とも「副島隆彦の学問道場」を宜しくお願い申し上げます。ここは、日本国内を見渡してもどこにも負けないほどの、優れた言論と思想と学問の研鑽の場でありましょう。

〔臭うぞう〜コメ〕
>「副島隆彦の軍事、外交、政治思想研究 を甘く見ないでください」
 甘く見られている実態が広くあるということだ。語るに落ちたということ。

>「「争いをやめなさない。侵略行動もやめなさい」という立場が、国連軍なのです」
 大甘である。文部省選定の中学教科書ぐらいの知見であろう。92-93年のソマリア介入では、国連軍としての米兵が戦争の当事者になり現地人・兵士をたくさん殺した。同時に手ひどい反撃もくらいソマリアから撤退したことは記憶に新しい(他の実例もあろう)。
 「一方の当事者となって国連軍が戦うことをしてはいけません」などという説教でカタがつく問題ではなかろう。国連軍は「軍」である以上、戦争当事者となりうる戦力を備えている。それでなければ迫力がなかろう。

 アフガンでのISAF活動を真顔で擁護している。言い換えればアメリカが意図を持って仕掛けたアフガン戦争の大儀を是認(追認)しているということだ。これおかしいではないか。
 さらに言えば、仮に日本が憲法上、合法的な軍隊を持つ通常の国家であっても、アフガンに派兵する大儀はもともとないのだ。これは、現地が危険であるとかないとかいう問題とは関係ない。たとえ国連から要請があっても、国家主権による判断で「大儀なし」となければ、派兵を拒否してよいのだ(そのような事例はこれまで他国でいっぱいあるはずだ)。
 現地が危険か危険でないかは、副次的な問題で、派兵の大儀(理由)の主たる問題ではない。なお、現状は、憲法9条も国家主権での判断時の要(かなめ)の要素であることは言うまでもない。

 小沢の深謀遠慮というのは勝手読みだろう。小沢思想に潜行している危険性への警戒心が全くない。脇甘だから、甘く見られるのだ。小沢一郎に(偉そうに)支持を表明した以上、開き直り続けるほかない。どこまでも行くがよい。「正しい論理は何か」は、いずれ今後の歴史が明らかにしていく。

 端的に言って議論全体が胡散臭いのである。レベルも素人の域を出ているとは思わない。直截さを欠き、思わせぶりな言い回しも目立つ。換言すれば、論を立てる教授の基礎工事の部分(原理・原則)が確固とせずグラグラしているから、分かりにくい曲がりくねった理屈でツジツマを合わせていくほかないのだろう。だから読む者の腑(ふ)にストンと落とし込めない。本人も腑に落とし込めないまま情緒的に語っているのだろう。

 とくに小室師匠の国連観を全く黙殺しているのが不審である。不勉強がバルるのは見っとも恥ずかしい。国連観がバシッと決まっていないから論の立て方が「うなぎ」のようにクネクネして一向に心棒が定まらない。そこを騙(かた)りで必死に補っている。
 真の実力者は騙ることはない。小室先生の切れ味の良さ・力強さに及ぶべくもない。

(ブログが読者の質問に答えるという受動的な対応に注力。この程度のインテリジェンスでは、小沢のスタッフ入りしても強力なイデオローグとしてのつっかえ棒には、役立たずであろう)。

〈参考〉
・国連についての幻想
 http://www.asyura2.com/07/senkyo43/msg/113.html
 投稿者 改善党 日時 2007 年 10 月 14 日 05:53:35: 0bjBm/9.zrGcU

・日本人に多い「国連教」の信者の皆さんへ!―「小沢・国連原理主義と日本」(国際戦略コラム.10月13日)
 http://www.asyura2.com/07/war97/msg/123.html
 投稿者 DOMOTO 日時 2007 年 10 月 14 日 23:39:09: VRQtq/0DZtRLQ

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