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われわれは、《永遠の生きモノ》から派生した《死すべき個体》である。
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投稿者 tk 日時 2008 年 2 月 13 日 03:44:21: fNs.vR2niMp1.
 

(回答先: 人間と生命の誕生 投稿者 初哲学者 日時 2008 年 2 月 10 日 12:58:19)

われわれは、《永遠の生きモノ》から派生した《死すべき個体》である。

(1)われわれは、《生きモノの群れ》である。

われわれは、人間(多細胞生物)が、一つの受精卵からの細胞分裂によって繁殖した細胞の《群れ》であることを知っている。

* 何故、われわれが《体細胞の群れ》を『一つの《個体》である』と考えるようになったのかは、ここでは問わないことにしよう。

(2)細胞分裂によって繁殖する《生きモノ》(単細胞生物)は《永遠の生きモノ》である。

細胞分裂によって繁殖する《生きモノ》(単細胞生物)の『寿命』について考えてみよう。


├─┐
B、C

Aという《生きモノ》が細胞分裂によってBとCとに分裂した、というとき、Aは死んだのだろうか?。

Aは死んだわけではない。「Aという《生きモノ》が、Bという《生きモノ》とCという《生きモノ》とに分離して生き続けている」のである。つまり「Aという《生きモノ》はBという《生きモノ》となって生き続けており、同時に、Aという《生きモノ》はCという《生きモノ》となって生き続けている」のである。

「細胞分裂は死ではなく《生きモノ》の繋がりである。」
「細胞分裂の前後の《生きモノ》は同一の《生きモノ》である」

単細胞生物は、細胞分裂によって生き続けるかぎりは死なない《永遠の生きモノ》である。

ただし、もちろん、「永遠の」とはいっても、実際問題としては無限の時間の寿命を持つわけではない。《個体》の死は在る。また、《永遠の生きモノ》自体の死もある。一つの《個体》から発生したすべての《個体》が死に絶えたときに、その《個体》から発生した《永遠の生きモノ》は死を迎える。

(3)《永遠の生きモノ》の個数は『一つ』である。



├───┐
B、、、C
│、、、│
├─┐、├─┐
D、E、F、G
│、死、死、│
├─┐、、、├─┐
H、I、、、J、K
死、│、、、死、│

或る瞬間、たとえば上の図で、H、I、J、Kに分かれた時点での《個体》の個数は4つである。

しかし、上の図を全体として眺めてみると、すべての《個体》は一つのグラフで繋がっていることがわかる。

「細胞分裂は死ではなく《生きモノ》の繋がりである。」
「細胞分裂の前後の《生きモノ》は同一の《生きモノ》である」
であると考えるなら、全体として一つの《生きモノ》である。全体として一つの《永遠の生きモノ》である。すべての多数の《個体》は一つの《永遠の生きモノ》の一部である。

次のようにも言える。
或る瞬間の『3次元空間』における《個体》の数は4であるが、
空間軸に時間軸を加えた『4次元時空』においては《永遠の生きモノ》の数は『一つ』である。

(4)多細胞生物の、生殖細胞以外の体細胞は、《死すべき個体》である。

多細胞生物の細胞のうち、生殖細胞は、《永遠の生きモノ》として、次に繋がる可能性のある細胞である。

しかし、それ以外の細胞は、もやは次の世代に繋がる能力を失った細胞である。
次の世代に繋がる能力を失った《生きモノ》を《死すべき個体》と呼ぶことにする。

(5)われわれは《死すべき個体》である。

われわれ人間は、なぜか、《体細胞の群れ》を一つの《個体》であると考えている。《個体としての群れ》というべきものであろうか。

われわれ人間の《体細胞の群れ》は一つの受精卵からの分裂によって生じた《群れ》であり、われわれの体細胞は《永遠の生きモノ》の一部である。

しかし、われわれの《個体》の大部分の体細胞は《死すべき個体》である。幸運にも次世代に繋がることができた23の生殖細胞を除いた、圧倒的大部分の体細胞は《死すべき個体》である。

したがって、われわれの《個体》=《体細胞の群れ》=も、それ自体として《死すべき個体》と言うべきであろう。

(6)われわれは、《永遠の生きモノ》から派生した《死すべき個体》である。

《死すべき個体》と《永遠の生きモノ》との《繋がり》はどうなっているのだろうか?



├───┐
B、、、C
│、、、│
├─┐、├─┐
D、E、F、G
│、死、死、│
├─┐、、、├─┐
H、I、、、J、K
死、│、、、死、│

われわれは、上の図の、E、F、H、Jと同様の立場に在る。

われわれは、《永遠の生きモノ》から派生した《死すべき個体》である。

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