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http://www.daily.co.jp/gossip/2007/09/14/0000624060.shtml
振付師として、ザ・ピーナッツ、森昌子、桜田淳子、山口百恵の「花の中三トリオ」、ピンク・レディーら多くのスターを担当した土居甫（どい・はじめ）さんが１４日、午前９時３３分、悪性リンパ腫などのため、都内の病院で死去した。７０歳。当時珍しい手足を激しく動かすダンスで、ピンク・レディーは大スターに。訃報（ふほう）を聞いた未唯（４９）と増田恵子（５０）は、作詞家・阿久悠さんに続く恩師の死に、大きなショックを受けた。
都内での仕事中に訃報を聞いたケイこと増田恵子は、あまりのショックに、声も出なかったという。阿久さんが８月１日に亡くなり、１０日にお別れの会が済んだばかり。今度はずーっと振り付けを担当してくれた土居さんの死去。相次ぐ恩師の死に「精神的にも、とてもコメントできる状態にない」（関係者）と、憔悴（しょうすい）しきっていたという。
入院したと聞き、前夜に見舞った未唯も「少し元気になったら、たくさんお話ししましょうと話してきたのに…」と、所属事務所を通じてコメントするのがやっとだった。
静岡市の高校で、同級生だった２人はフォークデュオを結成。７６年に日本テレビのオーディション番組「スター誕生」に出場し、土居さんと出会った。同年「ペッパー警部」でプロデビュー。土居さんはミニスカートでの激しい振り付けを考案してくれた。ちびっ子はこぞってこの振り付けのまねをし、男性だけでなく女性にも受け入れられた。
土居さんは「東京芸能学校」を卒業したダンサー。６０年代のテレビ番組「シャボン玉ホリデー」で、ザ・タイガース、ザ・ピーナッツの振り付けを担当しブレーク。「スター誕生」にも参加し、「中三トリオ」も担当した。歌に合った斬新な振りで、華やかだった歌謡界を支えた。
関係者によると、土居さんは９４年にパーキンソン病を発症。ここ数年は満足に体が動かなかった。日本テレビ系「２４時間テレビ」でも、７８年の第１回から毎年振り付けを担当したが、今年は体調不良で断念。本人は残念そうだったという。最近は悪性リンパ腫を患い自宅で療養。１３日に容体が急変し入院。そのまま帰らぬ人となった。
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