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柏崎刈羽原発で何が起きているのか（上） 御用学者と報道の盲点 田中三彦（サイエンスライター）
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200802291253215
柏崎刈羽原子力発電所の震災事故から７ヶ月。マスメディアの報道は今や、米スリーマイル島原発の事故以来の米原発建設再開に加え、中国、インドなどのエネルギー需要逼迫による原子炉建設ラッシュに沸く日本の重機業界の声を伝え、日本の技術力が世界に注目されていることを誇る内容一色である。予想の２・３倍の地震に襲われた観測の甘さ、事故から１週間余りで何の検証もなく原発再開のお墨付きを与えてしまう御用学者群の存在、目視で断層の有無を判断できるとする神がかり的な発表がまかり通る現実は何を物語るのか。地震大国日本に５５基もの原発がある驚愕の事実すら議論されないのはなぜか。実際に柏崎刈羽原発で何が起き、何が隠されているのか。原子力圧力容器の技術者出身の田中三彦さんに、メディア報道の盲点とあわせて解説していただいた。（『マスコミ市民』特約）
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