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六ヶ所再処理工場営業運転の危険(1)放射能で世界の1万5千人がガンで死亡か(JANJAN)
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投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 4 月 10 日 12:03:01: twUjz/PjYItws
 

http://www.news.janjan.jp/living/0804/0804090544/1.php

六ヶ所再処理工場営業運転の危険(1)放射能で世界の1万5千人がガンで死亡か

  桐生広人 2008/04/10


グリーンピース・インターナショナルは、再処理工場からの放出放射能の管理目標値を検証した。試算では、放射能により、毎年、世界で約370人がガンで死亡することになる。40年間の操業予定期間に、ガン死亡者は世界でおよそ1万5千人に達すると試算された。さらに、ヨウ素と炭素による汚染は何万年にもわたって続くという。

 昨年末から、ガラス固化溶融炉のトラブルで試験運転(アクティブ試験)に支障を来していた、日本原燃の六ヶ所再処理工場は、3月末、溶融炉の炉底に固着してトラブルの原因となったガラスと白金族溶融物の抜き出し作業が終わったという。日本原燃は点検作業の後、4月上旬にも国にその結果を報告し、検査に合格すれば高レベル放射性廃棄物の固化試験を再開、5月にも工場の完工、本格操業を実現したいとしている。

 しかし、日本原燃の試験中のガラス固化方式には致命的な欠陥があるとし、多くの市民が営業運転開始に反対の声を上げている。欠陥技術で作られるガラス固化体は何万年もの地層処分に耐えられず放射能が漏れる危険がある。ガラス固化体が製造できなければ危険な高レベル放射性廃液が再処理工場内に貯まり続け、再処理がストップするどころか大災害を招く水素爆発事故の危険も高まる(関連記事・ウラル核惨事)。したがって核燃料再処理はストップの瀬戸際にきており、今こそ政府指導者の賢明な決断が求められる。


40年間の六ヶ所再処理工場からの推定集団線量は、チェルノブイリ原発事故の半分に近くにもなる(写真は、事故後のチェルノブイリ原発)


 六ヶ所再処理工場から放出される放射能で、世界の1万5千人がガンで死ぬ?


 2006年4月から試験を始めた再処理工場が海に排出した放射能は、トリチウムだけでも2008年の2月までに約1800兆(1.8×1015)ベクレルを越えた。これが本格運転となると1年でこの10倍、最大で1京8000兆(1.8×1016)ベクレルのトリチウムを放出することになる。

 放出は2日に1度の頻度で行なうと見られており、1回に約100兆ベクレル(年に約180回)が放出されると排水口での1cm3あたりのトリチウムの濃度は約16万ベクレルになると専門家はいう。原発など多くの原子力施設が排出する放射能には、法律で濃度限度が設けられており、トリチウムの排水口での3ヶ月平均は60ベクレル/cm3だ。ところが規制のない再処理工場は、排出口濃度が濃度限度の約2700倍にも達する。それほど再処理工場から環境中に放出される放射能は飛び抜けて多いのだ。

 アクティブ試験の安全協定では、海洋への液体放出および大気への気体放出の両方について、濃度による規制値はまったく規定されていない。事業者が守るべき管理目標値としてあげているのは、1年間の総放出量だけである。

 六ヶ所再処理工場から排出される放射能には、世界中に広がり地球全体に被曝を与える放射能の核種がある。これらの核種にはトリチウムの他に、炭素14、クリプトン85、ヨウ素129がある。工場が本格的に操業すると、こうした核種が大量に放出されることになり、放射線による重大な影響を地球全体に与える危険がある。

 グリーンピースが試算:集団線量の計算値はチェルノブイリ事故の約半分近くになる


 グリーンピース・インターナショナルは、同ジャパンの委託を受け、日本原燃が申請し日本政府が許可した再処理工場からの放出管理目標値を検証し、世界に広がる核種による地球全体の集団線量を計算した報告書(『六ヶ所再処理工場:放射性核種の推定放出量と集団線量』PDFファイル)を2月に発表した。

 集団線量とは、集団をつくる住民ひとり1人が受けた放射線量をその集団全体について合計したもの。例えば、原子力発電所周辺の10万人が1人あたり0.05mSv被ばくしたときの集団線量は5人・Svとなる。

 報告書によると、六ヶ所再処理工場の推定放出量(放出管理目標値に基づく)から推定される世界の年集団線量は、英国セラフィールド再処理工場のおよそ4倍、仏のラアーグ再処理工場のおよそ1.3倍大きいという。さらにその集団線量の計算値はチェルノブイリ事故の約半分近くに達する。これは「欧州連合が開発した集団線量の計算モデルなどを使用して、世界人口を60億人とし、時間範囲を切り縮めない集団線量を計算した結果である」という。

 六ヶ所再処理工場からの放射能の放出量が多いのは、英仏の2工場に比べてより高い燃焼度の使用済み核燃料を再処理することになるからだという。そして放出された放射能の多くは易動性が非常に高く、半減期の長い炭素14(半減期5730年)やヨウ素129(同1600万年)などの長寿命の放射能があるため(※)、地球全体に拡散しそれが最も重大な懸念になるのだ。(※ 報告書の試算が、時間範囲を切り縮めないのはそのため)

 計算の結果、本格的な営業運転を始めた場合の六ヶ所再処理工場による地球全体の年間推定集団線量は、7400人・Sv(シーベルト)であるという。これにガン死リスク係数(ICRP=国際放射線防護委員会による係数では1Svあたり5%としている)を当てはめると六ヶ所再処理工場が放出する放射能により、毎年、世界で約370人がガンで死亡することになる。

 工場が40年の予定操業期間をフル稼働するとしたら、その間の累積集団線量は29万6000人・Svとなり、世界でおよそ1万5000人が将来、ガンで亡くなると計算された。時間的な経過では、比較的半減期の短いトリチウム(半減期12.3年)とクリプトン85(同10.7年)による集団線量は、最初の放出からの50年間にもたらされるだろうとしており、ヨウ素と炭素によるそれは何万年にもわたって続き,将来の何世代にもわたる世界の人々をガン死の危険にさらすことになるだろうという。


『六ヶ所再処理工場:放射性核種の推定放出量と集団線量』より

 こうしたことが実際に起こるかどうかは「多くの不確かさが存在する」と報告書はいう。しかし、他の原子力利用や核事故による集団線量と比較しても、六ヶ所再処理工場40年の運転で出る放射能による推定累積集団線量は、過去の歴史的な核惨事に比べても有数なものになることは間違いない。

 報告書が示す警告は、六ヶ所再処理工場の本格運転がもたらす放射能汚染が、日本だけでなく世界全体と将来の世代に過剰なガン死をもたらす重大な問題だと指摘しており、再処理工場の営業運転を断念させることが焦眉の課題であることを示している。


つづく
(次回は、ロンドン条約で禁止されている放射能の海洋投棄の問題を取り上げる予定です)

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