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六ヶ所再処理工場営業運転の危険・トラブル原因は未解明なのに、国はガラス固化体製造試験再開を了承(JANJAN)
http://www.asyura2.com/07/genpatu4/msg/617.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 10 月 12 日 11:47:33: twUjz/PjYItws
 

(回答先: 批判尻目、薄氷の漸進 再処理工ガラス固化試験再開(河北新報) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 10 月 12 日 11:41:49)

http://www.news.janjan.jp/living/0810/0810090110/1.php

六ヶ所再処理工場営業運転の危険・トラブル原因は未解明なのに、国はガラス固化体製造試験再開を了承

                     桐生広人2008/10/10

原子力安全・保安院はだれの安全を守ろうとしているのか、少なくとも国民の安全と健康を守る姿勢は感じられない。高レベル放射性廃棄物のガラス固化試験は、トラブル原因も未解明なまま再開される。

 青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場で、高レベル放射性廃棄物のガラス固化体製造試験が7月以来中断していた問題で10月8日、日本原燃は原子力・安全保安院に最終報告書を提出。同院の原子力事故故障対策室は、報告書にあるトラブルの推定原因と再発防止対策を妥当であると判断した、と同日発表した。
 ・http://www.meti.go.jp/press/20081008005/20081008005.pdf

 これを受けて、日本原燃は週内にも試験運転を再開する意向であると、東北・青森地方のローカルニュースは慌ただしく伝えている。ガラス固化試験の再開に反対する市民団体などは、再開を了承しないよう保安院にメールやFAXで要請するよう緊急に呼びかけている。9日は国会内で、市民と国会議員が緊急のヒアリングも行った。

 最終報告書で日本原燃は、7月のトラブルは流下ノズルの温度が低い状態で流下を行なった結果、溶融ガラスの粘性が高まり周辺の付着物に接触して流下ノズルを塞いだことを主な原因としている。したがって、対策としては流下ノズルの温度を高くするためにあれこれの処置を講ずるというもの。しかし、温度低下の原因は付着物と白金族問題の解明なしに明らかにすることはできないと疑問を呈する市民団体は、原因究明のために保安院に交渉を求めていた。


全国各地から、計50人以上の市民が保安員交渉に参加し、国民の安全を求めた

 市民団体の要望書に答える間もなく再開容認

 再処理工場の営業運転に反対する市民団体は、7月の試験中断以来、保安院に対するガラス固化問題についての要望書提出の賛同を募り、10月2日に国会内で行なわれた保安院交渉(原子力政策転換議員懇談会の主催)で個人2005名、全国各地の161団体の名を連ねた要望書が青森から駆け付けた菊川慶子さんから保安院に手渡された。しかし保安院はこの要望書に答えることもなく、8日には日本原燃の最終報告書を妥当としてガラス固化試験再開を容認したのだ。

 10月2日の保安院交渉は参議院議員会館会議室で、放射能に汚染される青森や宮城を始め、大阪、京都、名古屋、首都圏などから約50名の市民と、近藤正道・社民党参議院議員、下田敦子・民主党参議院議員らが参加して行なわれた。交渉には提出されていた質問事項に保安院原子力防災課の大橋氏、核燃料サイクル規制課の金城氏が対応したが、例によって質問に答えるという内容のものではなかった。ガラスの流下が停止した原因について、その理由や付着物の実態、白金族の影響、報告書に隠されたデータなどについて質問と、データ公開などの交渉がなされた。

 「判断の表明は公式的には控えさせていただく」と保安院

 保安院はトラブルの原因と対策について、10日1日に事故故障ワーキンググループで委員の意見聴取を行なっている。しかし2日は「現在、日本原燃がひとつひとつ(原因を)検討している状況で、プロセスが進んでいるのは間違いないが、最終的に何が原因かということについての判断をどうするかは、まだ中間報告という段階の域は出ない」ので、「最終的にわれわれはこういう判断ですよということは公式的には控えさせていただきます」と言うばかりで,何の回答も得られなかった。

 また、保安院は試験の方法やその承認について、「もともと六ヶ所再処理施設は使用前検査を実施のために国が認めて試験運転を行っております。今回の操作等を含めて、試験運転に必要な措置として行われたものでありますので、今回の状況にあたって特別な承認等が必要な操作といったものはございません」とも述べ、現時点において施設の使用停止命令等を出す状況にはなく、運転再開は日本源燃の判断に任せていることをうかがわせた。

 こうした回答に、保安院はだれの安全を守ろうとしているのか、少なくともそこに国民の安全と健康を守る姿勢は感じられない、と参加の市民から怒りの声が上がった。また、多くのデータが報告書では隠されており、安全を判断するに重要な一部のデーターだけでも公開を求める国会議員らの強い要望に、保安院はこれを公開するよう日本原燃に要請しその結果を知らせることを了承した。そして,原燃の最終報告書が出た時や次回の事故故障WGの前に今回と同様な交渉に応じるよう求めた。10月7日には,試験運転の再開を承認しないよう求める原子力政策転換議員懇談会から要請書が保安院に送られた。
 ・http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/giren_yosei081007.htm

 しかしながら、保安院はこれらの要請に応じることなく日本源燃の最終報告を妥当とし試験運転再開を許してしまったことに,多くの市民は危機感をますます募らせている。

青森から参加し要望書を渡す花とハーブの里の菊川慶子さん  
美浜の会の小山英幸さん(左)の厳しい質問に窮する保安院の職員 (右から2と3番目)


 


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