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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/20070205NTE2IFT0505022007.html
ベトナム、株取引を即時処理へ(2/5)※
ベトナムは株取引急増に対処するため、証券取引所にリアルタイムの売買システムを導入する計画を明らかにした。ベトナムの株式市場はアジアで最も急速に成長する市場の１つとして目をつけた海外投資家や、先行きに強気の見通しを持つ国内企業の参加が増え、過去１年間で大幅に成長している。
2005年に１日当たり平均50万ドルにすぎなかった売買代金は、06年12月のピーク時に１日で5000万ドルに達した。上場企業数も06年初めの約30社から現在は107社に、時価総額は140億ドルに増えた。今後も国営商業銀行のベトコムバンクなど大手国営企業が上場を計画している。
だが、取引所の技術インフラは立ち遅れている。ホーチミン証券取引所の取引時間は毎日わずか70分。３回の短い取引セッションの間にそれぞれ30分の休憩が入り、70人のトレーダーが手作業で入力した売買注文が付け合わされる。
２日午前の取引では人為的ミスによって売買が中断し、既存システムの能力不足を懸念する声が高まっていた。新システムは４月に導入される。だが、投資家にはシステム以外の制約もある。当局は株取引の経験が浅いベトナム人投資家保護し、相場操縦を防ぐため、どの銘柄についても１日の価格変動を５％に制限している。
（英フィナンシャル・タイムズ特約）
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