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市場では、2月利上げを断行した日銀の判断は甘かったと批判する声も出始めている。昨日の暴落は予行演習で本物は来る
http://www.asyura2.com/07/hasan49/msg/416.html
投稿者 TORA 日時 2007 年 3 月 01 日 11:01:36: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu139.htm
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市場では、2月利上げを断行した日銀の判断は甘かったと批判
する声も出始めている。昨日の暴落は予行演習で本物は来る

2007年3月1日 木曜日

◆日銀、株価急落でも冷静=市場では利上げ批判も 2月28日 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070228-00000151-jij-bus_all

日銀は28日の株価急落について、「中国市場の株価の大幅下落が新興市場や欧米市場に波及し、日本にも影響した」(福井俊彦総裁)と分析、国内の景気拡大基調に変化はないとして冷静に受け止めている。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン前議長は同国経済の後退局面入りの可能性を指摘しており、これが米国株急落のきっかけの1つになった。市場では、2月利上げを断行した日銀の判断は甘かったと批判する声も出始めている。


◆世界同時株安、円キャリー(借り?)取引、そして日銀 2月28日 本石町日記
http://hongokucho.exblog.jp/

いきなり世界同時株安、ちょっとびっくり。昨夜、帰り間際に米耐久財受注が悲惨な結果となり、グリーンスパン氏のリセッション懸念(本当のところの言いっぷりは不明)が頭をよぎって嫌な感じだな、と思いきや、グローバルに一気にショックウェーブが走った。個人的には順調に上がり過ぎた感のある株価に調整が入り、改めて堅調地合いに戻る、と期待したい。これでリセッション入りとなるとやりきれないですから。
 さて、先週利上げしたばかりの日銀。利上げと世界同時株安を直結させる気はないのだが、タイミングの悪さ(良さ?)は絶妙、というか、ある種の才能を感じる。日銀ウォッチの醍醐味はこの辺にあるとも言え、彼or彼女らは一生懸命にやっているのだけど、得てして漫画チックな状況になりがち。私が経済小説をあまり読まないのは、目の前にもっとドラマティックな存在がいるからでもあります、ハイ。(セントラルバンキングのオタク的な面白さがあるのは別として)。
 さて、日銀戦犯説である。私自身はそうは思わないが、そういう見方が浮上する可能性はある。まずは、利上げのロジックが容疑となる。バブル抑止の理屈を半分掲げて利上げした手前、世界株安がバブル崩壊となったら、日銀がそうしたかのように見える。特に円キャリーが世界中に投機マネーをばら撒いていると主張する向きは、利上げ→円キャリーの巻き戻し→投資マネーの退潮という理屈を振りかざしそうだ。FTなんかそういう論調掲げそう。
 もちろん、株価の調整が健全なものであり、格好のガス抜きとなってさらに息の長い上昇相場(&世界経済の安定成長)になっていけば日銀は英雄なんだが、まあそのときは無視されるだけでしょう。株価が落ち着くのを祈るしかないね。

 ところで、Tori Boxさんが取り上げていらっしゃったネタだが、日経新聞は円キャリー取引を「円借り取引」と表記するようになった。私も最初は語呂合わせかな、と思ったのだが、マスコミは真面目に表記を考えるので、その結果なのであろう。いずれ業界統一の用語になるのだろか。そのときは私も本業で使わないと。なお、このブログは「用字用語ブック」には捉われないので、みなさん馴染みの用語を使っていくつもりです。そういえば日銀講演テキストで、カタカナ表記に絡んだ面白いネタがあったのを思い出した。機会があれば紹介しますね。


◆<2月27〜28日>(火〜水) 溜池通信
http://tameike.net/comments.htm#new

〇昨晩は疲れていて9時間も寝てしまったのですが、朝から「世界同時株安」と聞いたら妙にワクワクしてしまい、なんだかハイになって一日を過ごしてしまいました。これはこれで一種のビョーキかもしれませんな。

〇「227事件」とか、「上海ショック」とか、今回の下げはいろんな言われ方をしていますが、変わったところでは「おじさん相場」という命名もあったそうです。その心は「1987年のブラックマンデーを思い出して、オジサンたちが喜んでいるから」とのこと。そうか、今時、ブラックマンデーを覚えているのは年寄りなのですね。世界のどこかで原因不明の株安が発生し、それが全世界を駆け巡るという体験は、1987年10月20日のあの日が初めての経験でした。そして大幅な下げの後にはバブルの大相場がやってきた、というのがこの記憶の甘美なところでありまして、その辺の経験談を得々と語る方が、本日の証券業界には少なくなかったと思われます。

〇それにしても、時価総額でいえば東京の4分の1に過ぎない上海が、こともあろうにNY様の相場を揺るがすとは許し難い。仮にですな、日経平均が1日に9%下げたとして、それが翌日のNY市場に与える影響はといえば、あんまり大したことはなさそうです。それが「上海発NY経由全世界行き」になった、という点に、昨今の世界経済の面白さがあるのではないかと思います。

〇世界的な余剰マネーがあって、それが方々に出かけては摩擦を起こしている、ということはかねてから指摘されていたこと。例えば先週号の本誌でも触れたごとく、為替レートがフロー(貿易)ではなくアセット(投資)で決まるようになったという背景には、少しの金利差でもすかさず国境を越えてしまう巨額のマネーがあるということです。そうしたマネーが、中国やインドのようなエマージング市場に流れている。そして去年1年で倍になった上海市場で調整が起きると、その余波が思いがけず世界各地に広がってしまう。いわば世界的なミニバブル調整ということだと思います。

〇その背景には、先週の日銀による利上げがあったのではないか。確かなことは分かりませんが、世界的な余剰マネーの一因に円キャリートレードがあったことは間違いないでしょう。G7会合の前後には、「それがあるから日銀は利上げすべきだ」という声が欧州方面から聞こえてきた。考え過ぎかもしれませんが、本石町方面では本日は祝杯をあげたのではないでしょうか。その心は、「やっぱり上げて正解だった」「バブルが小さいうちにつぶしたのは、われわれの功績」、そして「下手をすれば利上げができなくなるところだった」。(←ここ、笑うところですからね)

〇どちらにせよ、この下落は長引くことはないと思います。米国経済のソフトランディング、という路線は不変でしょうし、日本の景気も偶数年は弱いが、奇数年は強いというリズムが続いている。だったら戻りは早いはず。それでは震源地であるところの、中国やインドの市場がどうなるかというと、正直なところ良く分かりません。エマージング市場では、バブル崩壊はめずらしいことではない。元気な子供が冬に外で遊んで風邪を引くようなもので、大いに結構、どんどん薄着で遊べ、ってなものです。もっとも中国株ってのは、いろいろ人工的な問題がありますので、調整が長期化しても不思議はないと思いますが。


(私のコメント)
昨日の世界同時株安は日銀の金利引き上げによるものという見方は玄人筋では定説のようですが、テレビの解説などでは「円キャリートレード」の言葉は出てきていなかった。7月に日銀がゼロ金利解除した時もエマージングマーケットの同時株安が起きたわけですが、今回は東京、ロンドン、ニューヨークと世界的に同時株安が起こった。

しかし金利自体が0,25%の小幅だから心理的な反応ですが、時間が経つとじわりじわりと効いてくる。ゼロ金利解除からまだ半年なのに追加利上げですから説明責任は必要なのですが、23日の予算委員会でも追加利上げを示唆した事から世界同時株安を引き起こした。

肝心の日本の景気動向はどうなのだろうか? 世界的に見れば日銀の金利引き上げはバブル気味の世界景気に対する引き締め効果がある。はたして福井日銀総裁は日本のことよりも世界のバブルのほうが心配なのか? とは言っても追加利上げといっても0,5%の超低金利には違いはなく心理的な反応に過ぎない。

本筋の対策としては日本の景気を回復させてから金利を上げていくべきなのですが、景気回復よりも先行させて利上げを実施している事だ。その理由が世界的なバブル解消の為なのだろうか? 中国ではオリンピック景気で沸いているが、日本や韓国では金属盗難が起きるほど中国の資材不足は酷いらしい。

日本の景気回復は中国の景気に引っ張られている面があるから、日銀の利上げは中国や世界を回り巡って日本にブレーキを掛ける事にもなる。いずれにしろ日銀の金融政策が世界経済の舵取り役を担っていることは確かな事が二度にわたる利上げで証明された事になる。しかしまだ0,5%だから心理的な反応に過ぎないが、1%2%に上げるとなると本物の暴落がやってくることになる。

昨日はテレビのニュースなどで世界同時株暴落のニュースを見ていましたが、専門家の解説は夜の報道ステーションの伊藤洋一氏ぐらいで、NHKは経済記者が解説をしていた。しかし円キャリートレードの事は一言も出さずに、中国経済がこれほど世界に影響を与えるようになったというような事を解説している。伊藤氏の方はエマージングマーケットに流れた資金の引き揚げということを言っていました。

現在ではニュースでも質量共にネットで得た方が早くて詳しい解説を得ることが出来る。マスコミの解説は遅くて不正確だ。大衆が動揺してパニックが起きるといけないから、ぼかした事をわざと言っているのかもしれない。伊藤氏もテレビでは日銀の利上げの影響であるとは言えなかったのでしょう。

確かに世界経済では金はだぶつき気味であり、投機的になって土地や株に資金が回ってリスキーになっている。金をだぶつかせているのが日銀な訳でヨーロッパあたりからは金融を引き締めろという圧力が来ているのでしょう。しかし日本の金利の引き上げは景気の状態から無理だと思うのですが、23日の日銀総裁の追加利上げの示唆は、まさに三重野日銀総裁を髣髴とさせるものだ。マスコミは当時の三重野総裁を平成の鬼平と絶賛した。

もし当時に経済の事がわかる総理と日銀総裁がいればバブルを上手くコントロールしてソフトランディングさせることが出来たのだろうが、今度は世界のバブルをいかにソフトランディングさせるかが日銀総裁の金融調整能力にかかっている。しかし日本については日銀にばかり責任を押し付けるのではなく、景気回復は政府が財政でやるべきことなのだ。ところが財務省は財政再建を最優先している。

2月3月は確定申告のシーズンですが、所得税と消費税を今月中に支払わねばならない。定率減税も半分になり年金や健康保険の負担も増える。その分だけ消費が減ってしまう。日銀の利上げで借入金の返済額も増えるからどうやって返済していったらいいのだろう。マスコミは景気回復で新卒の採用が大変だといっていますが景気のせいよりも団塊の世代の退職の為なのだ。

日本は経常黒字大国であり好むと好まざるとに関わらず金融大国にならざるを得ない。金を持ったまま貸さないわけには行かないからアメリカ国債などを買って金を貸す。しかしどうやって返済を迫るのだろう。相手は軍事大国で強制執行は出来ない。85年のプラザ合意の時のように半分借金棒引きさせられる。しかし現在は中国がアメリカ国債を買っているが中国は核ミサイルを持っているからきちんと返すだろう。日本は核ミサイルを持っていないから泣きを見る事になる。だからアメリカは日本には核武装させないのだ。


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