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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070702AT2M2903901072007.html
世界の貧困人口、10億人下回る・国連が中間報告
国連は２日、世界の貧困削減を目指して2000年にまとめた「ミレニアム開発目標」に関する中間報告を発表した。１日１ドル以下で暮らす貧困人口は９億8000万人（04年）に減少し、国連公表で初めて10億人を下回った。潘基文国連事務総長は「一定の前進がみられた」と歓迎したうえで、先進国にさらなる支援と協力を要請した。
ミレニアム開発目標は15年までに、貧困人口の割合を1990年（27.9％）比で半減することを目指したもの。04年は19.0％となり、半減には至らなかったが「世界の大部分で目標実現は可能といえる」と分析。中国の経済成長により、特に東アジアで状況が改善した。
ただ、目標達成には政府開発援助（ＯＤＡ）の増額がカギになるとも指摘した。先進国のＯＤＡ額は06年、前年比5.1％減となり、97年以降で初めて減少に転じた。05年にイラクへの債務削減という特殊要因があったためだが、先進国に対して増額を呼び掛けた。(07:02)
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