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米財政赤字見通し、07年度は2050億ドルに減額修正【日本経済新聞】
【ワシントン＝藤井一明】米政府は11日、財政見通しの年央の改定を発表した。2007会計年度（06年10月―07年９月）の財政赤字は2050億ドルと見込み、ブッシュ大統領が２月の予算教書で示した2450億ドルを減額修正した。好調な税収が主因だ。赤字の規模は04年度の4130億ドルから３年続けて縮小し、ピーク時の約半分に減る。
改定によると、財政赤字は08年度に2580億ドルと再び膨らむものの、その後は順調に縮小し、12年度に330億ドルの黒字に変わる。ただ、イラクでの米軍の駐留経費が最大の不安要因として残っており、議会で多数を握る民主党も政府のシナリオは疑わしいと批判している。
一方、大統領は見通しの改定を受け演説し「一度も増税せずに赤字の縮小をなし遂げた」と述べ、07年度の減額修正を政策の実績だと強調。減税が経済を刺激し、税収が伸びたとの見方を示した。医療や年金の改革、ムダな歳出の削減に取り組む意向も表明した。(11:49)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070712AT2M1200X12072007.html
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