http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003004&sid=av5.lPGMxyOQ&refer=jp_commodity
エクストラータ：石炭輸出港の混雑緩和へ豪州は鉱山開発の承認制限を
８月23日（ブルームバーグ）：世界最大の発電用石炭輸出企業、スイスのエクストラータは23日、オーストラリア政府による新規鉱山開発の承認停止を望むとの見解を示した。豪州の港湾の混雑によりエクストラータが支払う滞船料は前年同期比で４倍に増加しており、混雑を緩和させるために承認停止が必要としている。
エクストラータの石炭部門のピーター・コーツ最高経営責任者（ＣＥＯ）によると、世界最大の石炭輸出港、オーストラリアのニューカッスル港の混雑が原因でエクストラータが2007年１−６月に支払った滞船料は１週間当たり 220万ドル（約２億5500万円）と、前年同期の50万ドルから急増した。
コーツＣＥＯは同日、ブルームバーグ・テレビとのインタビューで「大変な額だ」とし、「港湾や鉄道の輸送能力が十分でないのなら、新規に鉱山の操業を開始しても意味がない」と指摘した。
ニューサウスウェールズ州にあるニューカッスル港は豪州の石炭輸出能力の約３分の１を占める。同港では荷積みを待機する船舶の数が７月２日に過去最高の79隻に上り、８月20日時点でも54隻が待機している。
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