★阿修羅♪ > 国家破産53 > 800.html
 ★阿修羅♪
米国最大の金融機関がオイルマネーに救われる構図は、米国の黄昏(たそがれ)と新興国の台頭を象徴している。
http://www.asyura2.com/07/hasan53/msg/800.html
投稿者 TORA 日時 2007 年 12 月 07 日 15:25:11: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu157.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
米国最大の金融機関がオイルマネーに救われる構図は、
米国の黄昏(たそがれ)と新興国の台頭を象徴している。

2007年12月7日 金曜日

◆ツナギ売買の実践 林輝太郎:著
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=06234216

本筋に戻って、ツナギ売り専門の近江氏が次のような長文の手紙をくれたので掲載させていただく。

私がツナギ専門になってから早くも十年になりました。商品相場をやったことがありますので、カラ売りには抵抗感をもたなかったことがよかったのかもしれません。

ツナギ売買はとても興味ある分野です。そしてコストをゼロにするという目標があるのでやりやすく、そしてやり甲斐があるので、読者の中でツナギに進もうという方がおりましたら、ぜひ勉強して上手になって下さい。

参考になると思いますので、私のやっているやりかたと、技術上の原則的なこと、はじめに注意することなど、ツナギ売買の連載と重複するところがあるかもしれませんが述べさせていただきます。

私のやりかたですが

@候補を三銘柄くらいあげる

Aそのうち一銘柄を一万〜二万株現物を買う(資金の制約があるので値によって株数が異ります)

Bツナギをしてコストを下げてゆく

Cコストがゼロ、あるいはゼロに近くなったら現物を処分する(なるべく高くなったところで)という順序で、現物を売却して終了ということになります。

利益率の計算としては、コストがゼロになった時点で現物価格と同額の利益をあげたことになり、この時に利益率一〇〇%となるわけですが、早いときで一年ちょっと、動きがにぷく、あまりよく波に乗れなかったときには二年以上かかります。それでも、あせらず仕事としてやっていくのが成功のコツです。

私は手持ち現物と同銘柄しかやりません。異銘柄へのツナギは、うまくゆけば大きくコストダウンに寄与することもあるでしょうが、どうもツナギ売買から外れるような気がするし私は気が小さいのでやりません。そのかわり買いツナギは少しやります。しかし、はじめの頃は買いツナギはやりませんでした。「買いの買いは危険だ」という原則があるからです。やはり、売りツナギがやりやすいし、ツナギの本筋は売りツナギだと思います。

また、売りツナギの数量を手持ち株より多くする、すなわちオーバー・ヘッジはよくやります。はじめはこわかったのですが、なれるとなんでもありません。それは買い戻しが非常に楽だからです。これは、原則的なことと関係します。

あらゆる動きは、安値のときは小さく、高値で大きくなります。その値動きの荒い(ゆるやかな天井でもやはり少しは荒くなる)ところから出発するのですが、下がったところでは動きが小さくなるので、手仕舞いが楽なのです。

安値で買い、高値で売る(手仕舞い)ときは、買うときは楽ですが売るときはたいへんです。まして欲がからみますからむずかしく感じます。

反対に、高値のときに売り(仕掛け)、安値での手仕舞いは、建て玉(売りツナギ玉)の全部、あるいはほとんど全部が大体希望どうりに手仕舞いできるので、この点比較にならないくらい楽に感じます。

しかし、ツナギをはじめた十年前は、やはり緊張して固くなってやっていました。誰でもそうだと思います。だから、はじめは、

@一回の株数を少なくする(持ち株の全部をヘッジできなくてもよい)

Aゆっくりやる(はじめは誰でも急ぐ。だから、売りツナギの一部を早目に手仕舞って、残りをゆっくりする)

私の経験ですが五%のコストダウンが出来れば大成功だ、それを二十回やればコストはゼロになる、という計画でやったのですが、こんなのんびりした方針のほうがいいと思います。

コストがゼロに近くなり、現物を買い値より高く売れれば、ゼロ以下になった計算になり、これでひと区切りです。これでひとつ大仕事をしたことになり肩の荷がおります。そして少し休み、次の計画をたてます。コストをゼロにした経験があるのとないのとでは全くちがいます。

二度目ははるかによく出来ます。そして、なんでも同じでしょうが、続けなければ駄目です。続けることによって上手にもなり、なれてもきます。固くならずに売買できるようになったら一人前です。

読者でツナギに興味のある方は、急がず、ゆっくりやって、成功されるよう祈ります。
(P256〜P258)


◆米没落、新興国隆盛の予兆−−証券化錬金術、破局の末 12月7日 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20071207ddm004070003000c.html?inb=yt

 9月末、ワシントンに特派員として赴任した。渡米直前、米国の低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)の焦げ付き問題が、欧米で金融危機に発展した。「サブプライムローン」。日本人にとって聞きなれない言葉が、世界経済を震撼(しんかん)させている。

 サブプライムローンとは何か。私は説明を求められるたびに「消費者金融のようなもの」と答えてきた。

 日本の住宅ローンを想像すると、本質を見誤る。担保は確かに住宅だが、ただの住宅ローンではない。借りた金の使いみちは広く、自動車や洋服の購入にも充てられる。それが米国の“住宅ローン”だ。価格の上昇する不動産を担保にすれば、借金可能な枠がどんどん広がる。「担保は住宅だが、むしろ消費者金融の融資に似ている」と私が理解したのはこのためだ。

 米国に赴任後、現地で米国人の消費行動を見て、自分の推論が正しかったことを確信した。クレジットカードでも銀行口座でも、返済を後回しにして消費を優先できる仕組みが見事に整っている。「まず使って後で払う」というシステムが、米国経済の成長の源泉、過剰消費体質の個人消費を支えてきた。ところが今、住宅価格の下落とローンの焦げ付きでその仕組みが傷み始めている。

 今年、米国内で「アメリカ衰退論」が盛んに論じられた。古代ローマ帝国の興亡などと比較した論調がほとんどだったが、過剰消費を生む米国式錬金術が行き詰まった現状にこそ、米国衰退の予兆を感じる。

 今回のバブルが「新興国」への資金集中から始まったことも、時代の変わり目を暗示している。中国や中東の産油国は、経済成長や原油高騰で獲得した巨額の資金を一番安全な運用先に預けた。それが米国の銀行だった。銀行は集まり過ぎた金の運用先に困り、上昇を続けていた不動産につぎ込んだ。米国では、大手銀行の関連会社が、次々にサブプライムローンを組み込んだ商品を買いあさった。

 この典型的な不動産バブルが「証券化」でさらに複雑になった。証券化は、90年代からリスク分散の切り札として欧米で盛んに利用されてきた手法で、それ自体には問題はない。

 例えば、高層ビルを建てる時、事業者は資金を銀行からの融資に頼るより、100人の投資家から集めたほうが多額の借金を抱えずに済む。出資者も事業が成功すれば配当を受け取れるし失敗しても出資金をあきらめるだけで傷は小さい。

 80年代の日本では、銀行が不動産融資にのめり込み多額の不良債権を抱え込んだ。その反省に立てば、証券化商品は「夢のリスク分散商品」だったはずだ。

 ところが、である。欧米金融機関の作る証券化商品は年々複雑になり、一度作った商品を別のものと束ねて、さらにそれを別の商品に組み入れて−−などと形を変えていくうちに、もともとの貸し借りがどんな姿だったか分からなくなってしまった。

 通常、金を貸す時には、借り手の信用情報を吟味してから貸すものだが、証券化したことで借り手の顔が見えなくなった。焦げ付いた債権がどの商品に組み込まれているのか把握できなくなり、一部が焦げ付いただけでも、商品全体の価値が下落した。

 中には優良債権もあったが、投資家は、危ないと思った証券化商品を早めに売ろうとしたため価格は急落、市場全体が疑心暗鬼に陥った。夏の金融危機はこうした構図で発生した。

 経済協力開発機構(OECD)は、サブプライムローン問題の損失が最大3000億ドル(約33兆円)に達すると見通しを発表、「まだ我々は最悪期に至っていない」と警告した。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長も「最も悲観的な見通しを上回る損失になりそう」と話す。

 いったい損失はどこまで膨らむのだろうか。日本はバブル崩壊後「失われた15年」を経験した。米国が同じ轍(てつ)を踏むとは限らないが、世界経済が米国への依存度合いを低下させ、中国やインド、ロシアなど新興国の影響力が相対的に増すことは容易に想像できる。

 そんな折、米金融大手シティグループがアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ投資庁からの出資を受け入れた。その額は75億ドル。日本円で8000億円以上の巨額出資だ。米国最大の金融機関がオイルマネーに救われる構図は、米国の黄昏(たそがれ)と新興国の台頭を象徴している。

 「20世紀初頭に経済の中心が英国から米国にシフトしたような、大きな経済の地殻変動が近づいている」。米国赴任から2カ月、日に日にそんな思いを強めている。

(私のコメント)
昨日はツナギ売りについて書いたのですが、ツナギ売りの意味が分からない人が居たようなので林輝太郎:著の『ツナギ売りの実践』を紹介します。株には様々な投資技法がありますが、アメリカのように金融テクノロジーを駆使しても、LTCMのように思わぬ事態に遭遇してクラッシュしてしまう事がありますが、サブプライムローンの証券化による金融市場の麻痺は、全貌がつかめないほどの爆弾を抱えている。

昨日は長期の移動平均線がデッドクロスを示していることを書きましたが、株は天井を打ったり過熱したと思ったら売っておかなければ儲かりません。現物を売ればそれっきりだし、空売りすれば担ぎ上げられる恐れがあります。だから下げると思ったら現物を売らずに信用で売っておく事です。

ネット取引が普及した事で裁定取引を利用したデイトレにも取り組んでみましたが上手くは行かなかった。おそらく株式投資で儲けようと思ったら長期投資で現物買いと信用売りを組み合わせた「つなぎ売り戦法」が一番勝てるのではないかと思う。年中売った買ったを繰り返していたら儲かるわけが無い。

それから世界情勢の流れを読んで投資戦略を決めないとバブルの崩壊のような大きな流れがつかめない。私のブログが「株式日記」と言いながら株のことよりも世界情勢の事ばかり書いているのもそのためです。短期で株式を売買していたら証券会社にカモられるだけであり、外資系証券会社は悪質でインサイダーなどやりたい放題でも監督官庁は取り締らない。


◆なぜゴールドマン・サックス証券が不二家株を大量取得してるのか。証券取引法違反の容疑で厳重に調査すべきである。 2007年1月16日  株式日記
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/cb76b7457acf2a4ea1f4f524550e8108/

◆<与謝野担当相>マネックス証券の担保評価ゼロ問題に苦言 ユダヤの手先、松本大(マネックスCEO)が引き起こした暴落 2006年1月24日 株式日記
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/37b4e67bf912b461cd34ce1f50bef09c

このような状況だから株に手を出してもカモられるだけであり日本で株式投資をやるのはバカか阿呆だけになってしまった。証券会社にカモられないためには株が上がっても下がっても儲かる「つなぎ売り」を駆使してコストを下げていく方法がベストだ。

アメリカのサブプライムローン問題は証券化錬金術のなれの果てなのですが、悪い担保物件ほど証券化して売り飛ばして利益を確保する事が、とんでもない弊害をもたらしている。優良担保物件なら証券化して売り飛ばすよりも自分で持っていたほうが利益になるだろう。万が一焦げ付いても債権回収が楽だからだ。

ところがサブプライムローンの利用者は一番焦げ付きやすく、債権回収も難しいから証券化して転売してしまう。アメリカには金が集まりすぎていたから、日本における窓口規制のような融資の押し売りのような事も起きたのだろう。それがサブプライムローンだ。

ブッシュ大統領はサブプライムローンの金利の5年間の凍結を打ち出しましたが、これは問題の先送りでしかない。不動産市場が再び持ち直すには、再び金をだぶつかせて押し売り融資を再開させないと無理ですが、日本でバブルが再発しないのを見れば分かるように、不動産市場が持ち直すのは時間がかかる。

ブッシュが5年間の問題先送りをしたと言う事は5年間は悪材料が出尽くすことが無く、金融機関の決算が来るたびごとに欠損が発表される事になる。アメリカ政府は日本に対しては不良債権を早く処理しろと言いながら、アメリカ自身はこのように問題を先送りをするダブルスタンダードなのだ。

毎日新聞の記事にもあるように大きな経済の地殻変動が起きようとしている。アメリカ経済が没落して中国などの新興国が台頭して来た。しかしそれらは資本も技術も先進国からの移転によるものであり自立的なものではない。中国にしても元が切り上げられれば競争力は失ってしまう。

株式投資戦略も今後のアメリカがどうなって行くかにかかっていますが、アメリカ経済が低迷して株が暴落すれば日本も無傷ではいられない。日本も巻き添えを食らって下げた時が日本株の買い時なのだろう。その時のために資金をプールしておくのが肝心だ。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 国家破産53掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。