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日本のテレビは大丈夫なのか [花岡信昭氏]/SAFETY JAPAN [コラム]/日経BP社
http://www.asyura2.com/07/hihyo5/msg/191.html
投稿者 あっくん 日時 2007 年 3 月 31 日 13:00:25: hhGgKkD30Q.3.
 

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/y/52/index.html

日本のテレビは大丈夫なのか
 このところ、周囲に「テレビをまったく見なくなった」と言う人が増えた。テレビを見ないことが「知性派の証明」であるかのように位置づけられている。テレビが政治動向を決するテレポリティクス時代の到来が言われて久しいのだが、実態はどうなのか。

 筆者も地上波テレビはよほどの必要がない限りほとんど見ない。見なくても困らないようになった。

 日常のニュースをキャッチするのはネット配信で間に合う。政治分野を仕事の対象にしているから、日曜のフジテレビ系「報道2001」、NHK「日曜討論」、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」などは必見なのだが、もし見逃しても、特別なことがあると、このごろはネットで動画が見られるから、これを探せばたいていは用が足りる。

 克明な背景解説などは、とてもではないがテレビは新聞にかなわない。テレビは、何が起きた、ということは伝えるのだが、こちらが必要とする深い情報は新聞でしか把握できない。だから東京で発行される一般紙は全部読んでいる。

 地上波の場合、どの局にも同じようなお笑いタレントが出ずっぱりで、おかしくもなんともないバラエティーと称される番組ばかりだから、まともな大人なら見ようとはしないだろう。ドラマにしても、衛星放送のFOX、AXN、スーパードラマTVなどの質の高さにはかなわない。「24」「ナンバーズ」「CSIシリーズ」「ホワイトハウス」「ボーンズ」「プロファイラー」などなど、ハリウッド映画級のつくりである。展開も俳優もしっかりしていて、なによりも人間を描いている。

 日本のサスペンスものは、どういうわけか最後になると、波が打ち寄せる崖の上で犯人が犯行を自供し、丁寧に経緯をしゃべってから連行されるというパターンばかりだ。なんともお手軽なシナリオに視聴者はいつまでつき合うか。

 となると、あの視聴率というのはいったい何なのか。視聴率をカウントする機械がセットされているという人に会ったためしはないが、もし我が家にその機械が取り付けられたら、否応なくテレビを見る(つける)ことになるのではないか。そう考えると、視聴率なるものを改めて疑ってかかる必要がありそうだ。

CM依存経営は続けられるのか――変わる視聴法
 テレビ業界の友人が懸念するのは、圧縮技術の格段の進歩である。通信カラオケが典型だ。かつては出てくるまでに時間がかかったが、これは配信基地に電話線を通じて指示を送り、向こうの機械が探して送り出すからだ。

 いまはぎゅっと圧縮したのを瞬時に送り、それを店の機械がぱっと開く。あるいは、新曲が出るたびに圧縮したものを送信し、店の小さな装置の中にため込んでおく。これだと、リモコンで番号を入れれば、すぐ出てくる。

 これと同じことがテレビの世界で起きようとしている。圧縮技術によって何百時間もの番組をテレビの中にため込んでおくことが可能になれば、どういうことが起きるか。薄型テレビの中に何百本ものビデオテープが収められている状況を想像すればいい。視聴者はリアルタイムでテレビを見なくなる。ちょっと遅れても最初から見ることができる。好きなドラマをため込み、何回分かを続けて見ることも可能だ。

 そういうテレビ視聴法が一般化すれば、何が起きるか。CMを見なくなる。カットしてしまうのが当たり前のかたちになる。民放はどこから収入を得るか。画面の隅に、選挙の開票速報と同じようなバーを常に出しておき、CMを流すか。収録の際、CMをカットできないような放送形態にするか。

 USEN運営のネットテレビGyaOが成功しているのは、CMを飛ばせない仕組みにしたためだ。見る側はどうしてもCMにつきあわされることになる。

番組内容が見透かされる――多チャンネル化
 年末年始の長期休暇をハワイで過ごした友人がいて、メールが入った。NHKのニュースが見られるのだが、どうしても米国のテレビに頼らざるを得ないという。向こうのニュースは「フセイン処刑」はいつか、ということを連日トップで報じた。NHKには年末の帰省ラッシュは流れても、国際的ニュースは出てこないというのである。

 そう言われれば、当方も何かあれば、CNN、BBCを見てしまう。NHKも含め日本のテレビニュースだけでは、世界の動きが分からないのである。世界第2の経済大国でありながら、内向き一辺倒のテレビしか持たない日本の異様さがそこに浮かぶ。

 映像の伝える情報力は活字よりも格段に高いといわれる。その映像の持つパワーを日本のテレビは生かしきっていない。米国の3大ネットやCNNだと、政治ものは政治の専門家が出てきて解説する。日本のワイドショーはタレント風情にと言うと語弊があるが、なにやら、したり顔で、他愛もない、誰にも受けのよさそうなことをしゃべらせてお茶を濁している。政治家はこぞってテレビに出て、コケにされる立場を演じている。テレポリティクス時代の実態は、なんとも底が浅いと言わざるを得ない。

 多チャンネル化によって、簡単なリモコン操作で現在の地上波も衛星放送も同格に扱えるようになり、テレビ局側の「お仕着せ」から視聴者側の「選択」への切り替えが始まっていると見るべきだろう。

 NHKの受信料の義務化、引き下げを巡る総務省との攻防戦が続いているが、NHK再生の切り札は、あれだけ多くの波を持っているのだから、一つぐらいは「日本版CNN」としてニュース専門チャンネルにすること以外にないと思われる。世界中に取材網を張り巡らしているのだから、これができるのはNHKしかない。

 それによって、公共放送としてのNHKに対する認知度は格段に高まるのではないか。民放と視聴率競争し、昨年暮れの「紅白」のような愚劣な番組制作を続けていては、NHK批判は収まるまい。

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