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【個人権利過剰保護型大衆迎合体制主義?】安倍辞任でさぞかしお酒が美味しいでしょ?
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投稿者 あっくん 日時 2007 年 9 月 14 日 19:50:20: hhGgKkD30Q.3.
 


虚しくなりませんか?

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一連の報道に辟易かも知れませんが、就任当初からいきがかり上
「擁護」してきたので安倍首相の話です。

 まず、いきがかり上とは

「就任直後からのバッシング報道(特に朝日新聞系列の)」

 があまりにもアンフェアだったことと、正当な手続き(異論が
あろうとも法治国家において法に則っているので)で我が国の
トップに立ったお方に対して、始める前からは批判をするのは

「批判のための批判」

 で自己満足であり、特にネットに蔓延する

「俺の話を聞け」

 的な傲慢さがいやだったゆえにです。
 まぁ、朝日系列に至っては両者を足しっぱなしにした上で、
持論をあんかけしたようで不偏不党とはなんぞやと問いたいほど
でした。

 辞任報道以降、私の近所という市井の人々はある違和感を口に
します。

「昨日まで辞めろ辞めろといっていたのに」

 いつ辞めるのか。総辞職か? 解散総選挙か?
 テロ特措法の期限切れの責任は?
 年金は? 社保庁は? 朝青龍は?

 と、もうすぐにでも腹を切れという圧力をかけ続けていたのに
辞めるといったら

「どうして今だ」

 今度は「時期ですか」という市井の人々の率直な感想です。

 こういうときに少し嬉しくなります。
 メディアの多くは

「個人権利過剰保護型大衆迎合体制主義」

 となりました。
 もちろん、暴走族並みの漢字の羅列は造語ですがこういうこと
です。

「個人の権利は国家に匹敵するほど大切で侵すべからず神聖な
 領域にある(但し公人は除く)。大衆というみんなの意見は
 個人の集合体なのでもっと大切で尊重しないと何より
『売れない』ので添わなければならず、この場合の全体主義は
 イデオロギーによるものではなく、あくまでみんなの意見と
 いう非常に『民主的な』ものなので、そこに任せていれば
 オールOK、考える必要なんてないぜべいべー主義」


 平たくいうと落ちた犬はみんなで叩き、ポピュリズム(大衆迎合)と
小泉政権以来非難していましたが、もっとも大衆におもねること
で公人の引きずり下ろして蹂躙することに躍起となるという
ことです。

 しかし、私の周辺の庶民には

「惻隠の情」

 がまだ残っており、これが嬉しくなるのです。

 それではメディアが「何故? この時期に」と騒ぐのでしょうか。

 国会が開かれたこの時期にという「正論」については最期に
触れますが、まず、「前例」がないについて。

 これはいみじくもメディアが前例主義を踏襲していることから
くるパニック症状です。

 前例主義を批判しつつも、彼ら自身の行動様式が前例主義なのです。

 だから、この時期ともなればこういう行動で、次はああして、
ならばそろそろ料亭で密談があるだろうから、情報を横流ししてく
れる●●代議士にご挨拶に行かねばと……これを経験や人間関係と
いいますが。

 ところが「初めての辞任時期」で全ての準備がご破算。
 メディアは自分たちが一番頭がよいと思っている節があるので、
そりゃぁカチンとくることでしょう。「俺は聞いてない」と。

 時期についてのメディア批判の理由はまだあります。

『袋だたきされる安倍首相は数字がとれる』

 タブロイド紙「日刊ゲンダイ」は政府を批判すると部数が伸びると
ほくほく顔でした。

 この後、イラク特措法に年金問題、またぞろでるかもしれない
閣僚の不祥事と、真贋織り交ぜて「ネタ」を仕込んでいたのに、
敵前逃亡です。

 自分たちの飯の種が無くなったこともメディアの怒りに直結して
いるのではと。

 ましてや「数字のとれるコンテンツ」である

「安倍首相VS小沢民主党党首」
「桝添厚生大臣VSミスター年金 長妻昭」
「ねじれ国会でのイラク特措法の行方」

 という美味しいものがすべてご破算になった、つまり、安倍
バッシングストーリーが潰れたこともおおきいのではないでしょうか。

 その追及の仕方はまるで

「腹を切れ」

 と死んでわびを入れろといわんばかり。
 その点面白かったのが「安倍首相緊急入院」と報じられた際に
識者達の顔色がなかったことです。

「本当に重病だったらどうしよう」

 それはまるで虐めていたクラスメイトが自殺未遂をしたときの
ような集団虐めに参加していた生徒の顔です。

 もちろん、安倍首相に責任がなかったとはいいません。
 ただ、小泉劇場以来の「反政府報道」の異常さを総括して、
私たち国民は心に留めておく必要があると考えております。

 そして最期に。

 敵前逃亡は銃殺刑です。軍隊なら。

 敗戦と見るや撤退の速度は光よりも速く、数々の修羅場を戦っ
てきたというより逃げ延びてきた歴戦の書生と、毛並みの良さだ
けでは戦に勝てないとぼろが出て、味方に後ろから銃を撃たれる
お坊ちゃまの戦い。

 敵前逃亡は問答無用で死刑です。軍隊なら。

 しかし、「残念(懐かしいギター侍風)!」。

 時は平成、場所は永田町。

「首相の進退はご自身がお決めになること」

 はい、安倍さんはご自身に残された最期の「権利」を行使した
だけのことです。

 メディアは病院に逃げ……入院された首相を追いかけ血液検査
の結果まで聞き出そうとします。

 もはや「個人情報だろう」と茶の間で見ていると

「首相は公人。健康状態も国民の共有情報」

 と、知る権利の行使だと訴えます。

 自民党型政治に辟易した人、新しい何かに期待した人。
 そして旧自民党型のばらまきに期待した人々。

 民主党の大躍進の理由は今回も「敵失」と見ていますが、
しかし、それでも投票した人は思いを託したのでしょうが、

「個人権利過剰保護型大衆迎合体制主義」

 をどうにかしなければどこが政権を担っても同じことになる
かと危惧しております。

 私自身は2010年の万博までの「中国の大躍進」を見定め
るまで「アイラブチャイナ」にこの国の舵を任せることに恐怖を
覚えております。

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