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イスラエルが軍事援助増額をアメリカに要請
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投稿者 木村愛二 日時 2007 年 3 月 04 日 12:30:36: CjMHiEP28ibKM
 

イスラエルが軍事援助増額をアメリカに要請

拙訳『偽イスラエル政治神話』の関連箇所を末尾に添付。
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http://www.haaretz.com/hasen/spages/830502.html
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Israel to ask U.S. for more military aid
By Moti Bassok

Israel will ask the U.S. government to significantly increase its military assistance to the country as part of a new multi-year aid agreement.
A high-level Israeli economic delegation led by Bank of Israel Governor Stanley Fischer and Finance Ministry Director General Yarom Ariav will meet with an American team in Washington this week.

The present package, which ends this year, covers $2.4 billion in annual military aid.
Israel's request comes due to the military challenges and restraints it will have to face in the upcoming years and the weakening dollar.
Prime Minister Ehud Olmert, delegation members and others met at the Prime Minister's Office yesterday to discuss the requests Israel would present.
The level of aid to be requested was to be set at the meeting, but Washington asked Israel last week not to ask for a specific amount at this stage, but rather present its needs in principle.
The actual numbers will be raised in negotiations in the upcoming months.
Israel is requesting only military aid, since it knows that a request for civilian assistance would not be met favorably in Washington.
The talks over increasing military aid have been going on for half a year at various levels and in several frameworks: U.S. President George Bush and Olmert discussed the matter face-to-face last year, while the former treasury director general, Joseph Bachar, held a special meeting on the matter with senior administration officials in Washington in August.
The Americans have yet to provide a response to Israel, but the fact that the talks are continuing - and this time at a very senior level - has encouraged Jerusalem's higher echelons to believe that at least most of the request will be approved.
The present aid agreement was signed to cover 1998-2007. Annual aid granted to Israel in 1998 was $3 billion - $1.8 million in military aid and $1.2 million civilian aid.
Each year throughout the present agreement civilian aid was reduced by $120 million, while military aid grew $60 million.
As of next year, annual U.S. aid will total $2.4 billion - all military - unless a new agreement is reached.
In addition to Fischer and Ariav, the delegation will include Foreign Ministry Director General Aharon Abramovitch, the head of the National Security Council, Ilan Mizrahi, and Israel Defense Forces representatives, and the embassy in Washington.
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http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-29.html
『偽イスラエル政治神話』
第3章:神話の政治的利用
第3節:“イスラエルの奇跡”の神話
……外部からの資金援助……
[中略]
[目が眩む速度で増大を続けたアメリカの軍事援助]


 しかし、アメリカ政府に対する依存度は、とりわけ七〇年代以後、さらに高まった。
《六日間戦争[第三次中東戦争]当時、対外欠損は七億ドルに達していた。七〇年代の初頭には、一〇億ドルを超えた。世界中のユダヤ人社会の出資では、最早、イスラエル経済が必要とする資本の需要を満たすことはできなかった。そこで、アメリカ政府に援助を訴えなければならなかった。アメリカは、ヨム・キップル戦争[第四次中東戦争]以後、経済面での援助以前に、軍事面への信用貸与を先行させていた。その後のアメリカ政府の資本供与は、イスラエルの対外債務の軽業まがいの激増として表面化し、一九八二年には、二〇〇億ドルを超えた。こうして、七〇年代初頭以降のディアスポラによる資金援助の比率低下は、二つの側面でのイスラエル経済の依存に要約できる。一つは、アメリカ政府の援助であり、もう一つは、対外債務の増大である。》(同前)
 一九四八年以後、イスラエルに対するアメリカ政府の援助は、一八〇億ドル近くに達した。貸与と贈与に、平等に配分されているが、全体の三分の二は軍事目的に当てられていた(アメリカ財務省&テル・アヴィヴのアメリカ大使館資料)。
 アメリカ政府の援助の増大振りは、目が眩むほどの速度である。一九七五年までは一億ドル以下、一九八一年までは二〇億ドル以下だったのに、一九八五年一月には、イスラエル国家が、以後八年間に一二〇億ドルの援助を要求した。
 対外債務に関しては、一九七三年に六〇億ドルを突破した。一九七六年には一〇〇億ドル、一九八一年一月一日現在で一七〇億ドルであり、住民一人当たり四千三五〇ドル!
 下請けの取引でも援助が増大している。特に多いのは航空機の分野であり、イスラエルの航空産業は、F4およびF15戦闘機の部品製造契約を獲得している。
 最後に、イスラエルからアメリカに輸出する場合の便宜供与の協定も、援助に含まれる。イスラエルは“発展途上国”向けの優先的な関税の適用にあずかり、このお陰で、一〇億ドルに達する輸出の九六%は、あらゆる税を免除されてアメリカの市場に入るのである。
 簡単に言えば、たった一つの数字だけで、イスラエルのシオニスト国家の性格を十分に定義できる。イスラエルが、そして、イスラエル一国のみが、アメリカから公式に受け取っている?援助Aの総額は、住民一人当たりで、千ドルに相当する。つまり、イスラエル人は、その国民生産以外に、エジプトその他の大部分のアフリカ諸国の住民の一人当たり国民生産の、三倍もの祝儀を、アメリカから受け取っているのである。
 エルサレムにあるヘブライ大学のイェシャヤフー・ライボヴィッツ教授の主著は、一九九二年にはフランス語でも翻訳出版された『マイモニドの信仰』[訳注1]であるが、彼は、二〇年にわたって『ヘブライ百科事典』の編集を指導してきた。

訳注1:マイモニドまたはマイモニデス(一一三五〜一二〇四)。コルドバ生れの法師。アリストテレスの哲学体系を吸収して、合理主義的でタルムード学派的なユダヤ教の律法を完成した。ヘブライ語では、モシェ・ベン・マイモン。

 彼の著書、『イスラエルとユダヤ教』[前出]はヘブライ語で書かれており、一九八七年にエルサレムで出版された。フランス語版は、彼の死の直前の一九九三年に出版されたものである。この本の中で、彼は、パレスチナに一九三四年から住んでいた一人の悩み多きユダヤ人として、宗教的シオニストの信仰を抱く視点から、つぎのように、政治的シオニズムに対する自分の意見をまとめている。
《われわれのシステムは根底から腐っている》(同前)。そして、これには二つの理由がある。
(1)《われわれの不幸は、すべてが国民と国家の問題に関わりを持つことから生じている》(同前)。もしも、国家と国民が、それ自身の目的を同じくするものであれば、その時、《ユダヤ教は捨てられる。なぜなら、最も重要なのはイスラエル国家になるだからだ》(同前)。
《国家主義は、人間の本質の破壊である》(同前)。《イスラエル国家は、軍隊を所有する国家ではなくて、国家を所有している軍隊である》(同前)。
(2)この国家のアメリカに対する依存。《ここでは、一夜にして、すべてが崩壊する可能性がある。それは、われわれのすべての生存条件を、アメリカの経済援助に依存するという、まったくの愚行の結果である》(同前)
《アメリカ人は、ここにツァハル[イスラエル国防軍の頭文字を取った略称]の制服を着たアメリカの傭兵の軍隊を維持することにしか、関心を持っていない》(同前)
《ユダヤ人のゲンコツの力は、それを覆うアメリカの鉄製の手袋と、その上張りのドルに頼っている》(同前』)
 [後略]
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