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読売【「ユダヤ人虐殺黙認」に反発の法王庁、追悼式典参加で妥協】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070416id22.htm
「ユダヤ人虐殺黙認」に反発の法王庁、追悼式典参加で妥協
【エルサレム＝三井美奈】エルサレムにあるホロコースト記念館「ヤドバシェム」が、第２次大戦中にローマ法王がユダヤ人虐殺を“黙認”したとする展示を行っていることに法王庁が反発していた問題で、法王庁は１５日、虐殺犠牲者の追悼式典に対するボイコットを撤回し、大使が式典に参加した。
関係悪化への懸念から、妥協を示したとみられる。
法王庁のフランコ・イスラエル大使は同日、地元メディアに対し、「（ボイコット表明は）展示に対する我々の立場を表明するための『外交』だった。その目的は果たした」と式典出席の理由を述べた。
法王庁は、記念館が法王ピウス１２世（在位１９３９～５８年）について「ユダヤ人虐殺が報じられても抗議しなかった」などと説明する写真展示を行っていることに抗議し、今月初旬、追悼式典をボイコットするとの書簡を送付。これに対し、同館は「説明が誤りと言うなら、法王庁の文書を公開してほしい」と反論する書簡を公開し、両者の緊張が高まっていた。
（2007年4月17日0時27分読売新聞）
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