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自我とは幻想であると思うのです。
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投稿者 haru 日時 2007 年 2 月 19 日 20:58:38: tQR1Zy22P.JHM
 

(回答先: なぜ生きる目的、夢、希望を持ち得ない若者が増えているとお考えでしょうか。 投稿者 アロン 日時 2007 年 2 月 19 日 11:12:08)

アロンさん、こんにちは。

私は、人間について述べるという事に集中したいと思います。

人間には、確かに自我(エゴ)がありますが、体は別の存在と捉えております。
なぜなら、人間が望むとの望まざるに関わらず、肉体は機能しようとし、生存の為の運動をやめないからです。コンピューターに例えれば、ある刺激に対して即座に反応するプログラムが各器官に存在しているという事なのかもしれません。哲学用語では、イドと云われるものでしょうか?様々な感情も、イド(私流に言わせれば肉体的生理現象)に左右されます。空腹、睡眠、生理、五感、本能、、、。
自我と云われるものはそれらの刺激に対して反応し、自己をコントロールしようとすると共に他を経験するという両方の為の機能なのかもしれません。従って、自我は肉体の上に立つというよりも、肉体に翻弄され使役されるもの、いうなれば、幻想と云っていいのかもしれません。

我々が解明している肉体の機能の役割については、未だ不十分であり、その性質、傾向についての研究結果のみが存在しているのに過ぎないのでしょうと思います。命、魂と云う言葉がありますが、それらが存在するということも未だ解明されてはおりません。ただ、死と云う現象によって肉体が機能しなくなるという事を知っているのみです。

いわば、この肉体に課せられたプログラムによって、自我と云う幻影を見ていると云ってもいいかもしれません。もし、魂が存在するのなら別の考察も可能になると思いますが、、。

従って、自我が決める事は、肉体に対して忠実である事がまずあるべき姿なのだと考えます。それに歯向かおうとする自我は、何を起因としているのか?ですが、、。
もしかしたら、肉体に誤動作を与えるプログラムに依るのかもしれません。
脳、心臓、内蔵、細胞、、どれとて私たちにコントロールは不可能です。
それらがあって始めて生命がありますが、時に自我はその生命を絶とうとします。
あたかも、自我が肉体をコントロールしているのだと錯覚したいが故にです。

従って、あなたの主張に依る提案は人間に即したものではないと考えます。

もう一つ、生命を生み出す機能についてですが、あらゆる生物は、自分ではない存在との融合によって誕生します。従って、生物は絶えず他を必要とし、その対象が存在しなければやがて、その種は絶える事となります。このような事から私は夢想します。

我々は基は一つだったのではないかと、、。

>生きる目的、夢、希望を持ち得る必要があるのかどうかの問題はまずは別として、なぜ生きる目的、夢、希望を持ち得ない若者が増えているとお考えでしょうか。

私は、人間の性質を知り探求した者達によって、毒が撒かれた故だと思っております。
明らかに自殺者の増加の所以は、、。

>何かを良しとしたり悪いとしたりして、それをさも普遍的な概念として自分や他人に押し付けあうことを信仰的だとしているだけです。

この世界がそれらの信仰的押しつけから逃れられない世の中だとは思っておりません。しかし、純粋な人間達には生きづらい世なのかもしれません。

>輪廻転生をすることができるという自我が芽生えるだけのことでしょう。

自我は肉体に使役されておりますが、信仰が肉体を変容させる事はあり得ない事ではないと考えております。“病は気から”とか、“信ずるものは救われる”でしょうか?
信仰によっての奇跡というものは、確かに現在でも多く事例はあるようです。

>自分が意識的にしているのではなく、誰かが、何かが勝手にそれらの行為をしているにも関わらず、それが私であるとなぜ決め付けるに至ったのかを。

確かに、私であって私でないもの、それが今ここにいる私だと思っております。
体は私の言う通りにはなってくれません。そのような事象から、もし、私が私でないのであれば、私があなたでないという証明も不可能となります。

>Haruさんは一方で歴史や人生において同じことの繰り返しを嫌悪し、成長する(変化する)ことを目指しながらも、またその一方で、破壊を嫌悪し、変化するということに対して抵抗を見せているという矛盾に気付きませんでしょうか。

そうですね、確かに。

しかし、人類について何も解明されていないに等しい現在にあって、加速度的に行われている破壊に声を上げないわけにはいかないのです。それは、私をそう思わせるイドに依るのかもしれません。哲学も科学も、人間にとって有益であったのではなく、自我にとってのものに過ぎないと思います。
そして、自我とは幻想であるに過ぎないと私は思うのです。

失礼いたしました。

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