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団塊の世代よ立ち上がれ…今こそが革命の時代
http://www.asyura2.com/07/idletalk23/msg/523.html
投稿者 ぼけ仙人 日時 2007 年 5 月 01 日 21:10:56: 2gmpXyYh.6/kQ
 

今後数年にわたって団塊世代の退職が続くのう。多くの人は体力、能力がいかにあろうとも、第一線から退くことを余儀なくされるわけじゃ。これに対して様々な意見もあろうが、段階の世代の片隅に存在するワシが思うには、「団塊世代の成長の真価を示す時」の到来と見とるんじゃて。

団塊世代の多くには、全学連、革マルなど学生運動、社会運動の映像が、青春時代の記憶の1ページとして収まっていると思うがいかがじゃろうか。
ワシも学生時代、二人の仲間に「お前がやらなくて誰がやるんだ」と革マルに参加を呼びかけられたが、漠然とながら「資本主義も共産主義もおかしい」と思えてならなかったので、「僕は第三の道がある気がするので、それを探したい」と応えた覚えがあるんじゃ。

その際、第三の道とは何かと相当に厳しく追及されたと思うが、今になれば、一人はすでにあの世に旅立ち、もう一人はまさにひよった日々を送っているからのう。安田講堂のあの映像も遠い日々じゃて。

団塊世代の最たる特長について、ワシは戦前の風習、精神性と物資の貧困な暮らしを体験し、一方で、多感な青少年時代になるとアメリカ従属文化を身につけ、贅沢と飽食の時代を体験した極端な二面性にあると思うがどうじゃろう。
質素を美徳とし、情けと義を重んじた古えからの日本と、浪費、飽食、計算と理知の日本と二つの対極的な日本文化を体感した、珍しい人種とも言えるわのう。

そして、その団塊の世代も天命を知る五十路から、人生の黄昏に向かいつつある年回りに至り、これまでの喜び、悲しみ、怒りをはじめとして、様々な幾多の経験、風雪を積み、人として本当に大切なものを、見極めることのできる歳回りになったと思いたいんじゃが、どうじゃろうか。

そこで本質的な意味として、日本人が何を失って、何を得たか。幸せを手に入れることができたのか。次代の若者に残し伝えるべきものは何かを、己の心に問うてほしいもんじゃて。
もう一度言おう、幸せとは何か、豊かさとは何か、金か、権力か、地位か名誉か。それとも愛か、思いやりか、信や義か。そして心に残る大切なものは何か。それぞれの胸に手を当てて思考してほしいのう。(http://www.k2.dion.ne.jp/~well0369/newpage12.html
約60年にわたる激動の時代を生き、今黄昏れつつある己の心に問えば、人として真に大切なものが浮かび上がるのではないじゃろか。
その答えは人それぞれに異なるかもしれんし、贅沢を言えばキリがないが、ワシは愛や思いやりなど心の安らぎと、木のそよぎ、花のかおりなど自然に包まれていたいと思う。それが叶うならば、銭は何とか食っていけるだけで充分じゃと想う。

それゆえ、黄昏を思う今日この頃、生きとし生けるものが生き生きと成長して欲しいと祈りつつ、視線を家族、友人、同僚などと自分の身の回りにいる人たち、出会う人へ向け、自然体で心を配り、いたわり思いやりをもって接したいと思うんじゃて。
この世の中では、してやりたくても出来んことばかりじゃが、可能な限り己の欲を慎み、人のために心を配り、愛をもって接したいと思うのう。

人の幸せの視点から見れば、経済成長などまやかしに過ぎんし、世界のトップ企業を目指しても何の意味もないじゃろうて。なぜなら人生は一人一人が幸せになり、家族が幸せになっていくのが重要であり、会社が大きくなることと個人や家庭の幸せとは関係ないじゃろう。むしろ、ビッグ企業、トップ企業になろうとして、個人を犠牲に、家庭を犠牲にしてきたのが高度経済成長期だったのではなかろうか。そして、緑をコンクリートとアスファルトに変えてきた。
単身赴任で家族の絆が崩壊し、共稼ぎで子供の精神が蝕まれてきたのではないか。ステータス、ブランド商品を手に入れるために、子供や家族の心を人質に差し出したのではないか。企業内競争に勝つために、人の心を忘れたのではないか。生き残りと言いながら、下請けに重圧をかけてきたのではないじゃろか。
そして、目先の銭儲けの心が、欲の塊がこの日本の現状を生み出したんじゃろうて。

団塊世代の皆さまにも、家族は当然として身の回りの人々、生けるもの全てに意識を向
け「いたわりと思いやりを持って」接して欲しいとお願いしたいんじゃて。
これはプライベートだけではなく、ビジネスでもじゃて。「奪取から共有」、「競争から共生」、「勝つから協調」生活へと、できる範囲から変革して欲しいのう。

利益第一、効率第一で仕事をせず、人の心や命にとって何が大切かに視点をおいて仕事をする。それは家族、同僚、部下、エンドユーザー、下請け(嫌いな言葉じゃが)、ライバル他社など、様々な立場に人がおり、それぞれにご縁があるわけじゃから、それぞれの心の思う範囲で良いから「他者への愛と思いやり」を、実行して欲しいと切にお願いするもんじゃて。ライバルに負けるかも知れんし、他社に仕事を取られるかもしれんがどうでもいいわな、幸せに向かっているかどうかが問題なんじゃて。堂々と自然体で生きたいのう。

政治経済も大事じゃが、難しい話はやめて、ささやかでいいから目の前の人達に愛をもって接する。人の幸せを祈る。資本主義や共産主義の切り口ではなく、「利己的思想、拝金志向、唯物思考」から「利愛思想、拝徳志向、心魂思考」への転換。それが、ワシの革命じゃて。これは自分の心の革命であり、企業戦士の立場からすればまったく反対方向への歩み出しだと思うんじゃがのう。そして、静かではあるが結構勇気の要る一歩だと想うんじゃが、どうじゃろか。
一人の力はたいしたことないが、団塊の世代だけでも半歩動けは、激動となろう。

かつての学生運動で中心的人物だったと言われておる太田龍氏をはじめとして、反イルミナティーの声を上げる人も多いが、イルミナティーは物質欲の象徴であり、人が限りない物質欲を求める限り、彼らに勝てるわけわないし、勝ったとしても新たなイルミナティーが出現するだけじゃて。
本当の敵は己の心の中にあって、自分の欲望を満たそうとして経済や権力などにシフトする心こそが、イルミナティーの繁栄を支えておるんじゃて。
そして、ワシから見れば、トヨタもイルミナティーも同じじゃし、企業や団体だろうが個人であろうが、金や権力に群がり他者の存在や、心の痛みを分かろうとしない利己的主張を声高に行うものは、皆同類としか思えんけどな。

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