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(回答先: 田中康夫「新党日本代表」の参院選比例区出馬による影響は？ 投稿者 考察者Ｋ 日時 2007 年 5 月 12 日 21:17:06)
【【社会】 日本の自殺死亡率、米の２倍、英の３倍という高水準…「景気回復すれば自殺者減る」の期待むなしく４ 小沢内閣待望論】
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/609.html
でも問題提起されているが、日本の自殺率は異常に高い。
それが、ここ数年横這い状況である。
欧米と日本の文化には差がある。これは価値観の差である。
最近、色々な部分で「自分の命より尊いものがある。」という論調が増えている。
個人主義を否定して集団主義に誘導されている。
どこに誘導されているかと言うと「個人の生命より日本の国益に代表される集団の維持の方が価値が高い」という価値感の再形成にである。
特攻隊への志願、これは一種の自殺の強制だったろう。
志願とは名ばかりで、志願をしなければ「家族も含めて日本から居場所がなくなる（＝非国民として認知される）」から、志願するしかなかったという実態があったのが背景としてあり、その時代背景を形成したのが「日本の文化」だったのだろう。
武士は「恥」を最大の屈辱とした。恥を知るものが武士であり、恥を打ち消すためには切腹という自殺をも厭わなかった。
日本の文化には「自分の命を過小評価する流れがあり、命を惜しむ者を恥とする潮流が形成されている」
「ストイックを美徳とし、欲望を恥とする考え方」である。
そのような歴史背景の中で「企業のために過労死するのも美徳」という誤った価値観が生まれてしまった。
ここは解説しておこう。
「組織の利益＜個人の生命」というのはＫの主観である。
だとすれば、誤りと断定はできず、価値感の違いだろうと思うだろうか？
企業の存続は確かに出来うる限りの努力をする項目ではあるが、過労死をする職場を維持したなら「仲間も過労死によって死んでいく」のである。
個人の犠牲を強いるような「個人の人権を尊重しない職場を改善せずに単に維持する」のは、決して組織の利益にもならないのだから、組織の中で過労死をする価値観など誤りなのである。
組織の人員を大切にしようとしない組織など維持する事が悪なのである。
で、この異常とも言える自殺者の多さを為政者はどのように受け止めるのか？
自殺者を増やしながら国民に犠牲を強いて、国の存在を維持する価値はあるだろうか？
暮らしている人の大多数が「不幸の中で暮らしている」
そんな国なら維持せずに破壊してしまった方が良いくらいであるだろう。
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