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プロジェクトは複数あるのが自然でしょう。 例,[000514]「アイヌ語プロジェクト」のご案内
http://www.asyura2.com/07/idletalk23/msg/678.html
投稿者 秋吉悠加 日時 2007 年 5 月 16 日 06:11:32: ldiFanJt9l51o
 

プロジェクトは(複重しない限り)複数,存在しても良いでしょう。

一つの企画(プロジェクト)に対して、問題ありとか反対とか、
方法が今一などと、個々人の意見を述べていると確かに何も出来ない。

けれど、阿修羅にはまだ一つもプロジェクトチームが存在していないので
(あったらごめんなさい)
一つ話が出るだけで、未完成になって終わってしまうのも当然のことです。

特に阿修羅参加者は、一人一人が原石のように個性も根性もあるので
いくつもの専門のプロジェクトチームがあっても、むしろそれが自然でしょう。

阿修羅社会人大学院((笑)勿論仮名)の放課後には
幾つもの内容,性格の違ったクラブ活動のような組織があって、しかも
何かの行事の時は、一般の社会活動と連携の活動をするのも自然でしょう。

一つの企画に、多数が賛成し 又,参加も見込めなければ成立しない、
というのではなく、言い出した人が責任をもってプロジェクトのメンバーを
募り、責任者や各担当を決めて運営できれば、成立なのではなかろうか。

プロジェクト相互の励まし合いや、応援とは = 即参加ではなくて
「そういうものがあっても良いと思うし,活動したいのなら作りなさいよ」
という支援の心づかいなのであると考えられましょう。その目標とする
プロジェクトを立ち上げたい人が中心になって、「メンバー集めをする」
その行動が伴なってこそ、プロジェクトチームが実現すると思われます。

回りの理解を得たり、声援を得たりしながら,
各プロジェクトを立上げていけば良いのだと思います。

<<以下、プロジェクト成立のご参考にと、転載してみました。>>


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[000514]「アイヌ語プロジェクト」のご案内
2007-05-13

あまりにも唐突かもしれませんが、
今日は「アイヌ語プロジェクト」について書かせていただきます。

んん?? 「アイヌ語プロジェクト」だって?
ガン問題とアイヌ語に、いったいどんな関係があるのか。

このサイト(メルマガ)をガン関連情報サイトとして理解してきた方は、
きっと目をシロクロさせておられるにちがいありません。

しかし、それが、実はちゃんとあるんです。
その意味については、これから少しずつ説明させていただきます。


事の始まりは、今年1月30日に東京・渋谷で開かれた「小さな集い」。
このとき、ある一人の乳ガン患者が参加してくれました。
その方(Tさん)は、集いの後の茶会の場にも姿を表してくださり、
いろいろ雑談する中で、ぼくとほぼ同時期に乳ガンを宣告され、
ぼくと同じように、病院に行ってないことをお話してくれました。

どうやら『ガン呪縛を解く』を読んでしまったことも、
病院治療を拒否した理由のその一つにあるようでした。
となると、やはりぼくとしては気になります。
なんとなく「妙な責任感」みたいなものを感じてしまうからです。

そのTさんが、4月末に開催された「千島学説フォーラム」と、
その翌日のマンションでの「お話し会」にも参加してくれました。
そしてそのとき、Tさんはぼくに1冊の本を貸してくれました。
『アイヌ語聖典』という、560ページの分厚い本です。
著者は「藤原聖明さん」。
つい先月、4月16日に亡くなったばかりということでした。

Tさんから本を借りたぼくはその「お話し会」が終わったあと、
さっそくぺらぺらとページをめくり、
たまたま目に入った「小腸」に関するくだりを読んでみました。
すると、そこには、以下のような記述がありました。
それを読んでびっくりしてしまったぼくは、
その後も夢中になって読み続け、札幌に帰るまでにほぼ概要をつかみました。
たまたまぼくが目にした「小腸」に関するくだりとは、
以下のような内容のものでした。

 *******************************

 kankan を故・知里真志保氏(アイヌ出身の文学博士・北大教授)は、
 「腸」あるいは「小腸」と訳す。
 しかし、kankan の真義は、語源が kar kar (廻る廻る→「廻る」の重複形)
 からきていることからも察せられるように、S字型、あるいは
 螺旋状に連なっている形状を表現し、川のみならず、蛇行している道も、
 つづら折りの坂も、曲がりくねった蔓性植物も、
 たぐり寄せて乱雑に重ねられた縄も、みな kankanをもって示される。
 決して「人間や動物の消化器官」とする形容ではない。
 (中略)
 kankan なる ainu 語を正しく和訳しようとすれば、「重複的湾曲」とか、
 「蛇行形」とか、必ず形状に関わる語を探し出すなり、作り出すなりしなければ
 ならない。
 (中略)
 しかし、知里氏は、消化器官としての内容の有無を無視し、無条件に、
 「kankan =腸」としての訳出を採用し、「kankan =腸があるから、川も人間
 など生物と同様にアイヌは考え…」云々と論を展開していく。
 このような論述は、改めて指摘するまでもなく、主客転倒ならぬ発想転倒の独断
 から生産される妄説の特質を端的に示している。

 *******************************

「kankan ・螺旋状・小腸…」
この言葉を目にしたとき、ぼくはごく自然に千島学説のことを思いました。
千島先生が何よりも好奇心を寄せたのは、
生命が螺旋形(スパイラル)をもって現象化していることでした。

アイヌもまた螺旋状を kankan と呼び、それをそのまま腸の呼び名としていました。
「螺旋=渦運動」は、生命やエネルギーを生み出す根源です。
「腸」を生命とエネルギーの源と見たアイヌを、ぼくは「すごい!」と思いました。


問題は、いったいなぜTさんがこの本をぼくに貸してくれたのかということです。
これに関して、簡潔にその理由を説明させていただきます。

Tさんから聞いた話によりますと、
この本の著者・藤原さんは、最初は「アイヌの歴史物語」を書きたいと思い立ち、
長い時間をかけ、アイヌの長老や老人たちの話を聞いて回っていたそうです。

そのために藤原さんは、まず「アイヌ語辞典」を通してアイヌ語を学び、
それに基づいて取材し続けていうちに、ふとあることに気づいたそうです。
それは、アイヌ語辞典で説明されている内容が、
とんでもない錯覚や思い込み、勘違いに基づいて展開されているということ。
その結果、「アイヌ語学」がとんでもない迷路にはまり込んでいる事実でした。

そこから『アイヌ語正典』の執筆が始まっていくわけですが、
これを通して見るアイヌ語は、まさに「宇宙の実相」を物語っています。
そしてそのほんの一部を表したのが、ぼくが借りた本だったというわけです。

藤原さんはこの本の他、本来の本命だった「アイヌの物語」も書き終えました。
それは400字詰め原稿用紙にして、優に5000枚以上もある大作だそうです。
(本にすれば、全6巻になるはずということでした)

ところが、藤原さんの「アイヌ語学」は従来の「常識と権威」を覆すものだけに、
インパクトが強すぎて、なかなか世に広まっていかなかったようです。
大作の「アイヌ物語」も、とっくに書き終えていたにもかかわらず、
なぜか、それを持ち込んだ出版社は肝腎の箇所を書き変えるよう注文し続け、
時間ばかりがいたずらに過ぎ、
ついにカタチにならぬまま、藤原さんは亡くなってしまったということです。

そんなこともあって、藤原さんが74年の生涯でかたちにしたものは1冊だけ。
藤原さんは画期的な研究と執筆をしながら、無名のまま亡くなってしまいました。

しかし、そんな藤原さんを陰ながら支え続けた3人の女性がいました。
そしてその一人が、Tさんだったというわけです。

北海道で藤原さんに出会ったTさんは、藤原さんの志に深く共感し、
東京に出て、もっぱら経済的な側面から支援をしてきました。
Tさんの、その働きぶりと金額を聞いて、もうびっくり。
「よくぞそこまで!」と、すっかり感激させられてしまいました。
他の二人の女性も、原稿清書や校正などで長い間藤原さんを支え続け、
何とか念願の本を出したいと強く願ってはきたものの、
それも結局は叶わず、悲しくも藤原さんは亡くなってしまったのです。

Tさんがぼくに本を貸してくれたのは4月末のことで、
藤原さんが亡くなったのは4月16日と言いますから、
Tさんは藤原さんの死の半月後にぼくに本を貸してくれたことになります。

そのときのTさんは、さすがに虚脱感を感じていたようでした。
と同時に、どこか吹っ切れたような清々しさも香らせていました。

Tさんは、ぼくに本を手渡しながら言いました。
「稲田さん、藤原さんの本の出版に力を貸してもらえませんか。
 その前に、この本を読んでいただけませんか」と…。

その本を読んで、ぼくがすっかり感動したことは、すでに書いた通りです。
そこで、さっそく電話して、いろいろ具体的なお話をしてきました。

幸いにも、藤原さんの原稿の著作権は正式にTさんに引き継がれています。
Tさんは他の二人にもぼくのことを話し、共感を得ているようです。
実際、ぼくが他の方と電話で話したとき、
一人の方は、思わず泣き出して、「何とか本にしてほしい」と懇願しました。
そのあとファックスで送っていただいた「アイヌ物語」の原稿の一部を読んだ時、
ぼくも何とかしてこれを本にしなければと思いました。

というのも、それは決して単なる本ではなく、
今という意味ある時代に生きている人々に、どうしても伝えたい内容だからです。
そこに「心(魂)の成長のカギ」が秘められているように感じられたからです。

もしもアイヌ語を根源から解読していくことができたなら、
アイヌ文化に秘められたその「人類史的な意味」も見えてくるでしょうし、
アイヌ民族が背負わされた悲しい運命の歴史的な意味も解けるでしょう。
ぼく自身、まだその「物語」を全部読んだわけではなく、
そのほんの最初の数ページを読んだにすぎませんが、
なんとなく、そんな予感を抱きました。

しかし、実際に藤原さんが書き遺したものを本にしていくとなると、
さまざまな問題に直面せざるをえません。
その一つが経済的な問題であり、同時に、社会的普及の問題です。

で、いろいろ考えてみた結果、「一つの方法」を考えました。
それが「アイヌ語プロジェクト」であり、以下に述べる内容です。

   **********

藤原さんの遺稿を順次本にしていくために、
ぼくの手元にある『アイヌ語正典』を、まず新しく出版します。
『アイヌ物語』全6巻の出版は、そのあとの課題とします。

『アイヌ語正典』の出版には、原稿の入力がまず必要になりますが、
これを印刷会社に依頼するとそれなりの経費がかかりますから、
この本の出版に共感してくださり、かつ時間的、労力的に可能な方に、
「アイヌ語プロジェクト」に参加していただきます。
(一人辺り平均20ページくらいを入力していただきますと、
 28名の参加者がいれば560ページ分が入力できます)

参加してくださった方々には、ぼくから原稿をファックスないしは郵送し、
その分に関してパソコンで入力していただき、メールで送っていただきます。

原稿データが集まりしだいこちらで「編集」し、印刷して出版します。
入力作業に参加してくださった方には、完成した本を贈呈させていただきます。

こうした方法がもし実現したとしたら、
編集コストがかなり低減できますし、大勢で分担して入力すれば、
かなりスピーディに編集作業が進みます。

この編集作業に参加してくださる方々のメリットとしては、
誰よりも早く『アイヌ語正典』の内容に触れることができ、
部分的な参加により、完成した本を手にすること(贈呈)ができます。

このプロジェクトの進行中は、そのための「新たなメルマガ」を開設し、
参加者に対して、さまざまな情報を提供していくつもりですから、
そのプロセスを通じて、かなり「アイヌ語の本質と真髄」が理解できます。

   **********

と、ここまで勝手に考えたものの、果たしてどうだろう?と思っていました。
そんななか、訳あって広島の土井さんに電話したのですが、
そのときに、ついでに土井さんにこのアイデアを話してみたところ、
非常に興味を感じてくれたようでしたので、
ぼくが入力した最初の分のデータをメールで送り、
さらにファックスで「もくじ」に続く「第一論」を送ってみました。

すると、さっそくメールが返ってきて「参加します!」とありました。
ありがたいことに、これで「28分の1」が埋まりました<笑>。

本当は、もっと丁寧にこの「プロジェクト」のことを書かなければならないのですが、
時間を見たら、もう夜中の2時半になろうとしています。
明日の朝も、早くから遠出をしなければなりませんから、
今日はこれくらにして、ここまでのものをとにかくアップします。
そして、これに関する「続編」を、あとでまた書かせていただきます。

それにしても、またもや「呪縛を解く」課題に出会ってしまいました<笑>。
「ガン呪縛」の次は、「アイヌ語勘違い呪縛」ですか<笑>。

ぼくに『アイヌ語正典』の本を手渡してくれたTさんは、
あるいは、ぼくにバトンを手渡すためにガンになったのかもしれない…。
つい、そんなふうに思って苦笑(いえ、感謝!)してしまうぼくです<笑>。

稲田芳弘

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[000517]「アイヌ語プロジェクト」中間報告
2007-05-14

おはようございます。
昨日は「遠出」することになっていましたので、
朝起きてメールをちょっと覗いただけで、出かけてしまいました。

真夜中に「アイヌ語プロジェクト」の立ち上げを呼びかけましたが、
なにしろそれからまだ数時間しか経っていない早朝のことですから、
さて、どうなっているんだろう?と、恐る恐るチェックしてみたところ、
すでに5人からのレスポンスが届いていました。

           ーーーーー中略ーーーーー

ということで、わずか1日少々で22名の頼もしいサポーターが誕生しました。
おや、いまもう一人「参加メール」が届きました。
宮崎の有馬さんです。これで23名、これならすぐにもスタートできそうです。

サポーターの中には、ガン患者あり、元ガン患者、ガン患者のご家族、
さらにはお医者さん、治療家等々に加え、「娘さん」まで入っています。

こうして当初「28名」を目指したプロジェクトのうち「23名」が揃いました。
ぼくが「28名」を目指したのは、
一人当たり20ページを目標にして割り算した結果ですが、
28名以上に集まってくだされば、目標ページが少なくて済みます。

というわけで、目標の残り5座席?をさらにお願いしたいと同時に、
それ以上集まってくださった場合には、入力ページ数を減らしたいと思います。
そのほうが、早く入力作業が済んでしまいそうだからです。

この「アイヌ語プロジェクト」は決して「入力サポート」だけが参加ではありません。
この話題を、友人や誰かに伝えてくださることも(情報伝達)、
出来上がった本を読んでくださることも(アイヌ語&アイヌ文化理解)、
また、何冊か買っていただいてみなさんに広めてくださることも、
すべてが「アイヌ語プロジェクト」への参加です。
ですから、今後ともどうかよろしくお願いいたします。

今日は、実は仕事場の大片付けが早朝から行われており、
業者の方のところに行ったり来たりで、途切れ途切れに書いてきましたが、
ここまでのものをここで一応、アップさせていただきます。

稲田芳弘

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[000518]緊急:岩田憲明さんのこと
2007-05-15

「アイヌ語プロジェクト」に参加してくださった方の数が、
嬉しいことに、予定より10名も多い38名となりました。


ーーーーー以下略ーーーーー


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コメント

こんなに、素早く活動的に物事がすすむとは、驚きです。
フル回転で燃え尽きないように、お願いしたいものですね。
頭脳の回路はどのような構造になっているのでしょうか!
それぞれに、それぞれの速度があり
当面の展開だけではなく、後々の展開も視野に入れれば
それなりの速度も方法も生れてくるのでは?とも考えました。
もう少し普通でないと、他に仕事のある人は付いていけない。
この2,3日に凝縮される前段階の努力があっての結果でしょう。


印象として、稲田さんは怒涛の神風のごとく疾走中という感じで
ついていけそうにないという、イメージを正直,感じているのです。
つまり、ある人種にとっては「焦りを与える」存在ですね。
訴えていられる内容は逆の癒しであり、また権威への挑戦ですが。

一会員にはなろうと思っていますが(npoを止めて会費で運営とあったので)、
でも、滝のようにな大量のメルマガが届くとなると、秋吉には多すぎて
(読むのも遅いし、時間の都合も考えると)受信の方は遠慮しますと
断わらなければならないし(無料のものも量が多く読むのが沢山あり十分で)
まだ会員として入会はしていないのです。
参加の申し込みが遅くなっているだけなのですが。。。
アイヌ語プロジェクトについては、傍観者です。
(プロジェクトの成功は応援してます)


以上、たまたまプロジェクトのすごいのが眼前を通過中でしたので
阿修羅の何か「本を作ろう」の方にも ご参考になればと掲載したのでした。

阿修羅にも会員として熟読されてる方もいられるでしょう。


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