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次期参院選の考え方
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投稿者 考察者K 日時 2007 年 7 月 01 日 19:01:08: JjkI8nWTpj0po
 

まず、自公の数の横暴を防止するためには「与党の過半数割れを目指す」のは優先順位は高いだろう。

その場合、妥当与党を達成するには「民主党を躍進させる」というのが一番の近道である事は確かである。

しかし、党議拘束が打破できないようだと「自公+民主党+α」で参院の3分の2以上の議席を与えるには「民主党が改憲法案の時には党議拘束を行わない」という確約が得られなければ危険度は高いと思われる。

現代表の小沢一郎氏は「長い間、改憲を党是としていた自民党にいたのだから、基本的には改憲派」だろうと思う。
仮に、小沢氏が「郵政民営化の時の小泉氏」のような強引な手法で「改憲賛成の党議拘束をした場合、離党しても改憲反対を貫く事のできる議員」は予測ができないというのが正直な線だろう。

もっともKは「国会は抜かれても、国民投票で巻き返し、国民の多数決として護憲と云う決着を付けたほうが良い」とも思うが、国会で阻止できるなら阻止できた方が危険度は少ない。

Kの予測では「実際の改憲国会」の場では民主党は「自民党案」に対しては反対の立場を取ると思う。しかし、その立場は「共産・社民・9条ネット」のように「現憲法の堅持」ではなく、民主党独自の対案を示した上で「自民党案と民主党案の差異」を争うと云う意味での反対となると思う。

憲法改正は多分段階的で良いと自民党は考えている。要は「憲法も変えられるという実績を残す」と云う事が自民党の当面の目標になるだろう。
その結果として調整に難航したなら「自民は民主党案の丸呑み」まで行くだろうと予測する。
ここで、全ては終わりであろう。
民主党には多数の護憲派議員がいるだろうが、自分らの示した案に反対と云う訳にはいかないだろう。
この時点で「憲法改正はできる。」という既成事実が積み上げられる事になる。

多分であるが、最初の憲法改正はオブラートに何重にも包まれたような「無難」なものになるはずである。

Kは憲法改正で本当に怖いのは「人権憲法が骨抜きになる事だ」と思っている。
集団的自衛権のみが話題になっているが、実際問題として「日米の合同演習の場」に攻撃を仕掛けてくると言うような酔狂な国はいないだろうし、国際世論を敵に回してまで「日本の国を占領しようとする国もない」だろう。

しかし、これは正常思考であればという前提もある。どこにでもおかしい奴は存在するから、限りなくゼロに近い可能性であっても「もし間違って事件が起こった」としたら、憲法9条の堅持が仇になる可能性もあるだろう。
これを言い換えると「9条は専守防衛の範囲の解釈問題で良い」と云うことである、もっと言えば「今の状況くらいが妥当」と云うことである。(ただし、イラク派兵は憲法違反)

おそらく、日本に敵国が攻めてくる事はない。
しかし、絶対に火事が起こらないと思うので「防火設備を設置しない」のが正しいか?は難しい判断である。
自衛隊の維持費は馬鹿にならず、税金に大きな負担となっている。
ただ、人心の安心感のために無駄でも必要な出費はあるのだろうと思う。

こんな事を書くと誤解されそうであるが、多分、上記の考察は多くの人が思っている「憲法9条に対する意識」だろう。
簡単に言えば「9条の改正によって、自分の生活に大きな変化はないだろうから、関係ない。改正してもしなくてもどちらでも良い」と云うことである。
だから、選挙の争点にならないのである。

具体的に「徴兵令」を臭わせる条文でも提起されるまでは、なんとなく、憲法改正の方に流されていくのである。

憲法改正には「政府の責任放棄」への野望がある。
「実際に財政難なので、税金から支出が見込まれる分野を切りたい」と云うことである。
更に「国の権力を増大させ、国民を管理コントロールできるようにしたい」のである。

「共謀罪」「郵政民営化」などに代表される流れであるが、人権憲法があるので「思ったように進められない」からである。

憲法改正が行われれば「自由にインターネットをするのは難しくなる」
「自己責任原則は一層強化され、貧困すらも自己責任となり、国の保護は後退する」
「地方格差、経済格差も国は感知しないと云う事になる」
「国益が優先され、国民の義務は強化される」

憲法改正への危機感が足らないだろう。

多分であるが、党議拘束などを破壊し、議員の良心に従った投票権を回復・保護していくのが、優先順位的には高い。
真っ当な「間接的民主主義を機能させる」と云うことである。
離党してでも自分の良心に従った投票を行うという行動を支援する事が「党の都合優先の投票の強制」という人権無視を打破していく。

ここを打破できれば「護憲派の民主党議員」も護憲勢力にカウントできる。

まずは、その部分をクリアできない限り「民主党議員の増加は自分の首を絞める」と云う可能性が否定できないだろう。

9条ネットは今回は「市民権を獲得できるか?」が問われるだろう。
仮に「市民権が獲得(当選議員が生まれる事)でき、質問主意書攻撃によって、その存在を示せれば、今後は社民などを飲み込んで伸びる」と云う可能性もある。
ただ、今回は少し時間的に苦しい。
マイナーな存在からメジャーな存在になるには時間が足りない。
しかし、ネット左派の「潜在能力を示すには絶好の機会だ」
過去に2ちゃんねるから選挙出馬した「選挙男」は大敗して終わったらしいが・・・

参院選には注目である。

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