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絶対的真理と相対的真理
http://www.asyura2.com/07/idletalk25/msg/679.html
投稿者 如往 日時 2007 年 9 月 08 日 00:46:33: yYpAQC0AqSUqI

(回答先: 日さん、レスありがとうございます。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 9 月 06 日 21:33:03)


 ワヤクチャさん、こんにちは、横レスにて失礼します。尚、日さんには割り込みをお詫びいたします。


 私は物事について考えるとき、大雑把ではありますが対象が絶対的真理の範疇に属するものか、それとも相対的真理の範疇に属するものか、便宜的に区分することにしています。それ等の成果は前者においては科学的解析により発見される原理・法則や数理的解析によってもたらされる公理・方程式等で、後者においては所謂人文科学的アプローチによって定性化され得る社会文化の様式や人間の行動様式等で示されることになるでしょう。そして、私が携わっていることの殆どは後者に関するものです。けれども、前者に必須の専門的なmethodやskillを有しているわけではありませんが、前者がもたらす成果には常に注目していますし、時には後者の考察をする上でそれを取り入れることはあります。一例としては、定説“ミトコンドリア・イヴ”によって“創造論”や“男子の万世一系論”が荒唐無稽で神話の産物の何ものでもないことを証明しているとの推定に達したことから、最早、キリスト教原理主義者や天皇主義者に見られるような偏狭な男性優位論に与することはなくなっています。

 >WTCの崩壊がいかなるものであるかは真理の一角を形作るものでしょう。
 >WTCが何によって破壊されたか?をめぐる議論は疑いも無く真理追求の為に必要不可欠でしょう。
 >ところがこの議論を詳細に渡って見ようとしない自分がいます。
 >見ようとしないのは何故なのか?
 >小型水爆によって爆破されたかどうかを考えようとしない自分がいます。
 >何故なのか?
 >その事がさほど重要でないと思っているからか?
 >だとすればそれは何故なのか?
 >言い換えれば「真理を追求しようとしない自分がいる。」って事です。
 >これが何故なのかを今考えている所です。

 首記に掲げた事柄にも関連して、現在の私は以前のようには絶対的真理の探求に勤しむことはなくなっています。しかしながら、相対的真理を探究する気概は失いたくはありませんので、そのためにも身辺の状況から始まって目の届く限りの範囲においては可能な限り“事実”もしくは“真実”を捉える努力を怠らないように持続していきたいと思っています。
 嘗ておそらく阿修羅のどこかで論及したことがあると思うのですが、齢とそこそこの経験を重ねた人達が心得るべきは、自身のことも含めて単なる反応は極力廃除して、如何に対応もしくは呼応すべきかを視野に入れて物事の推移を展望することではないかと考えます。多分ワヤクチャさんは自分と然程違わない年代の人ではないかと勝手な推察をしています。もしそうであれば、年相応にエネルギーの減退や好奇心の振幅の度合に変化が生じて来るのは止むを得ないことですし、勿論、生来的な性分も関係するとは想いますが、大きく軸がブレなければそれでよいのではないでしょうか。

 ところで、【真理と運動http://www.asyura2.com/07/idletalk25/msg/670.html】の“真理と運動”は相対的真理の探究における“理論と行動”の問題を提示したものではないのかと、私は受け取りましたが、間違っているでしょうか。それに類することは、以前、【理論なき行動は死、行動なき理論は無。http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/807.html】で触れた憶えがありますが、そのときのワヤクチャさんのレス【言葉が生み出す現実http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/810.html】を想い起こしていただければ幸甚に思います。

 >>理論なき行動は死、行動なき理論は無。
 >このような二元論を私は廃したいと思います。理論と行動は常に密接に繋がっているのです。現実離れした理論が行動を生み出さないだけです。

 私は例えば聖・俗二元論の観方をとることは滅多にありません。しかし、現代社会を考察する上では専ら俗一元論を旨としつつも、聖は俗を補完するものであり、特定の宗教が一つの時代を動かしたことがあるように、時として聖が俗の原動力となり得ることもあるのではないかと考えることはあります。それ故、“理論なき行動は死、行動なき理論は無。”は考察対象を二つの次元によって分別すると云った意味では二元論的思考の側面を表象していますが、理論が行動の実効性を補完するものであり、あるいは理論の構築が行動の原資にもなり得るのではないかとの想いを込めて提示させていただいたものでした。

 果たして“絶対的真理と相対的真理”と銘打った気負いに比して、たとえ僅かでもワヤクチャさんの拘りの部分を投網の中に収めることができ得たのかどうか、自信がありません。結局は現在持てる能力を最大限己が最も関心のある事柄に傾けていく外は処し方がないのかも知れません。ただし、不特定・不明確なる他者に操作・煽動されないように常に注意深くありたいものだと考えています。

 また、会いましょう。

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