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防衛相疑惑の主役を守屋氏一人に押し付けているが、主役は小泉であり、福田であり、自民党族議員ではないかと思います。
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投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 10 月 29 日 11:31:54: 4sIKljvd9SgGs
 

防衛省の天皇 虚しく響く「一人を以て国滅ぶ」
02:25
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 衆院テロ防止特別委員会は29日、防衛商社「山田洋行」の元専務との癒着疑惑が浮上した守屋武昌(もりや・たけまさ)前防衛事務次官(63)を証人喚問する。ゴルフやマージャンなど接待の実態や次期輸送機(CX)エンジン納入の経緯、海上自衛隊の給油量訂正をめぐる隠蔽問題への関与が焦点。証言内容次第で、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するための新テロ対策特別措置法案の審議にも影響しそうだ。

 一方、石破茂防衛相(50)は28日の民放番組で、元専務が設立した「日本ミライズ」が米ゼネラル・エレクトリック社製のCXエンジンの販売代理店となったことに関し、守屋氏の「口利き」疑惑を否定した。

 異名は「防衛省の天皇」。かつての守屋武昌前防衛事務次官は、雑誌がこの異名を書き立てて専横ぶりを批判しても、怒るどころかご満悦の様子だったという。4年余りにわたった事務次官として防衛政策のすべてを掌握し、「三流官庁」と呼ばれた旧防衛庁を「省」に昇格させた守屋氏は、いかに権力の基盤を作り上げたのか。その栄光と堕落の軌跡を追った。

 ■パイプを誇示

 昨年6月、当時の小泉純一郎首相(65)がブッシュ米大統領との絆を世界にアピールした訪米直後、防衛庁で「世界の平和と繁栄のための協力」と題するパンフレットが配られた。

 内容は日米首脳会談や晩餐会の写真グラフ。職員は「なぜこんなものをわざわざ…」と首をかしげたが、30ページ目の写真を見て膝を打った。

 ホワイトハウスでタキシードに身を包んだ守屋氏。肩を並べていたのは、小泉氏側近の大物首相秘書官、飯島勲氏だった。防衛事務次官として異例の同行を果たした守屋氏は、このパンフレットで「政権との太いパイプ」をアピールしようとした。

 2003年8月に事務次官に就任した守屋氏は、首相官邸との近さを武器に権力基盤を固めた。重要機密を検討する際は次官室に鍵をかけ、局長級も部屋に入れなかった。毎週のように部下をゴルフやマージャンに誘い、「おれに反対する奴は来なくていいんだ」と言い放った。

 省内人事はすべて守屋氏の一存で決まった。守屋氏の方針に異議を唱える部下は容赦なく地方防衛施設局などに左遷した。側近といわれる課長は「守屋さんがNOと言っている」と上司の人事にも口を出した。

 今年夏、当時の小池百合子防衛相(55)が守屋氏の更迭を打ち出すと、安倍晋三首相(53)の執務室に駆け込み、1時間近くも異例の直談判。さすがの安倍氏も「彼は官僚の本分を忘れているのではないか」と周囲に漏らした。

 ■政界対立を利用

 守屋氏の次官就任には自民党にも異論が多かった。03年7月、当時の石破茂防衛庁長官は別の人物の起用を固めたが、官邸から圧力がかかったという。

 このころは、ちょうどイラク復興支援特別措置法案の成立直前だった。7月18日の自民党総務会では、野中広務元幹事長(82)が「法案審議中に人事を行っていいのか」と激怒した。

 官邸サイドでは、野中氏らが所属する橋本派(現津島派)が握る沖縄・防衛利権を剥奪するには、野中氏と反目する守屋氏を起用するしかないと考えたようだ。だが、もともと守屋氏は橋本派とも関係が深く、防衛省内では「守屋氏はあえて野中氏と対立することで、野中氏嫌いの小泉氏の気を引いたのではないか」との見方がもっぱらだ。

 ■MD計画で実権

 守屋氏が防衛省内の実権を完全に把握するきっかけとなったのが、ミサイル防衛(MD)計画だった。03年11月末、MD予算をめぐり、積極論をぶつ防衛局と、他の装備品予算を優先する管理局が石破氏を前に激しく対立した。

 「きちんとまとめてから持ってこい」と激高する石破氏に対し、「私がやります」と引き取った守屋氏は、あっという間に自民党国防族からMD導入への理解を取り付けた。

 ある国防族議員は「この一件で守屋氏が自らの能力を過信し、(軍事に対し政治が優越する)文民統制を忘れるきっかけとなったのではないか」と振り返る。

 昨年春の米軍再編をめぐる政府と沖縄県の協議では、地元入りした当時の額賀福志郎(ぬかが・ふくしろう)防衛庁長官(63)が防衛庁で待機する守屋氏に交渉経緯を逐一報告する「異様な構図」が繰り広げられた。

 「一人を以(もっ)て国興(おこ)り、一人を以て国滅ぶ。国の防衛に従事する者の心意気を示す言葉としていつも忘れず心がけてきた」

 9月3日、守屋氏は離任に際し、36年半の官僚生活を振り返った。だが、皮肉にもたった1人の慢心と驕りで、「国益」に直結する新テロ対策特措法案は崖っぷちに追い込まれている。(加納宏幸、村上新太郎)

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