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繰り返しになりますが「人間(特に大衆)は怠惰が本性」だろうと思いますよ。
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投稿者 考察者K 日時 2007 年 12 月 30 日 19:04:44: JjkI8nWTpj0po
 

(回答先: 現代社会の生産力は「食うために働く」というレベルは、とっくに超越しています 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2007 年 12 月 30 日 14:24:08)

>最大多数の最大幸福さん どうもです。

人の向上心とか好奇心というのが「普遍の物」と思われては困ります。

人間には「欲望」と「あきらめ」が同居していますが、例えば「旅行したい」という感情も「他人の旅行を羨ましく思って」という動機によります。

つまり、比較対象があって「相対評価」の中で「欲求」が発生するのです。

さて、最大多数の最大幸福さんの「今回の一連の主張」は「人は絶対評価において、欲求を追い続ける性質を有している」という種類の主張になっています。

まあ、確かに「相対基準」でなく「絶対基準」としての「自分の理想を追う」という種類の人も「存在する」とは思われます。
でも、大多数の大衆は「絶対基準」などという感覚を持ち合わせてもいないのです。

隣の家に「クーラーが入ればクーラーを欲しい」と思い。
隣の家に「29型テレビが入れば、32型テレビを欲しがる」という「相対基準」によって「行動する」のが、一般的な大衆です。

乞食奨励法(ベーシックインカム)は「大衆の価値観に大きな変化をもたらす」のです。

極端に言えば「もう、隣の家では車を買わない」という社会になったとして、それでも「我が家には車を買おう」という欲求レベルは「確実に低下していく」でしょう。

「社会の価値観が変化をする」という状況下では「今までの趣味というレベルの欲求自体が変化してくる」はずです。

>【「食うために」という動機ではなくて、”より上位の欲望”を、”より少ない労働時間”で、満たそうとする方向性での、生産性向上追求が起きるのです。
これは、エサをゲットするために、馬車馬のように働かされるのとは、天地の差があると思いませんか?】

余暇が「より上位の欲望」を作り出す。という可能性は「ある」だろうと思います。
でも、それは「絶対基準を持っている人」における可能性でしょう。
一般的な大衆は「相対基準」から抜け出せずに「新しい余暇活用の方法を創造する事はできない」だろうと思います。

多分ですが、創造される余暇活用法は「金を消費しない、無難な遊びになっていく」でしょう。
「縄跳び」とか「けん玉」とか「ヨーヨー」などを極める人も出てくるでしょう。

「遊ぶための金欲しさ」という「行動理由」が、どの程度の人口比率で「就労をさせる事になるのか?」は非常に疑問と言えるでしょう。
ともかく「働かなくても食える」のです。

「見栄」とか「虚栄心」も「生きていく上での世間体」としてなのです。
両隣の人が「乞食になっても」なおかつ「虚栄心を維持できるという人は、どれくらいの比率で存在するのか?」という問題になってくるでしょう。

ヤクザの世界でしょうが「なめられたら終わり」という考え方がありますが、ツッパリも「なめられないため」でしょう。
でも、周りがみんな「なめられる事に甘んじる生活を送っていれば」いずれ「なめられたっていいや」となってくるでしょう。
水は低きに流れて澱むのです。

更に言うならば「かろうじて、働く意欲を喪失しない人たちすらも、週に3〜4日という就労しかしないようになる」のですから、日本の全体の就労は「精一杯働く人」と「週3〜4日だけ働く人」と「食える事に甘んじる人」に分かれるでしょう。
その比率は分かりませんが、どう考えても「今より、生産能力が上昇する」とは思えません。

その状況下で「農業・漁業の人」たちは「今の能力を低下させずに働き続ける」と考えるのはナンセンスでしょうから、食料自給率は低下するはずです。
ベーシックインカムの財源は「企業などの金のある所から巻き上げる」として「海外からの食料調達の財源は、どこにある」のでしょう?

外貨調達にも「働いて貿易をする」という人がいなければ「どうにもならない」でしょう。
この人が「気分次第で休んでいた」のなら「貿易は成り立たない」でしょう。

ベーシックインカムは「最初から破綻しています。」

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