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(回答先: 市場原理は、たしかに、いい面もたくさんありますよね 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2008 年 1 月 06 日 13:49:32)
最大多数の最大幸福さん。
>マネーゲームの要素に乗っ取られて、本来の良い面が、発揮しづらくなっているのが、現状ではないでしょうか？
そうですね。マネーゲームがケインズの言うところの「美人投票」であり、誰もが他人の評価を期待して売買を行っているので、個人の「自由な選択」という観点からみると矛盾している状況になっているかと思われます。つまり「自立した個人」を設定したにもかかわらず、それは相互に他者に依存した関係として機能しているという皮肉な結果を伴っていることです。市場原理主義的（ネオリベ）な人間観では、誰もが他人の利益にかかわることなく自由に競争することによって、経済効率をもたらし「最大多数の最大幸福が実現」されることになっており、その前提として市場はすべて合理的な計算によって予測できるとしています。長期的にも短期的にもすべてを計算して将来を予想することは不可能ですし、そこに市場原理の限界が露呈しているかと考えます。
>市場原理一辺倒でもダメだし、反市場原理でもダメなんだと思います。
市場原理の良い面の機能を、うまく発揮できるように、常に、見直していく作業が求められています。
そうですね。例えば、自家用であれ、社用であれ、車に乗っていることのひとつをとってみても、現代社会では、それを否定して生活をすることができません。しかし、そのことによって、環境問題を考えることもできるでしょうし、ライフスタイルを見直すことも可能でしょう。大切なことは、身近なところでも起きている現象に目を背けてはならないようにすることだと思います。
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