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患者の皆さん、あきらめてください  「あなたの死生観はおかしい」?
http://www.asyura2.com/07/iryo01/msg/224.html
投稿者 どっちだ 日時 2007 年 12 月 29 日 14:02:58: Neh0eMBXBwlZk
 

----NATROMの日記 から転載------------------------------------------------
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20071228


死生観と医療崩壊


内科勤務医の春野ことりさんによるブログ、「天国へのビザ」の■患者の皆さん、あきらめてください http://blog.m3.com/Visa/20071227/1 というエントリーが注目を集めている。95歳の認知症の男性の消化管出血による貧血に対して輸血をオーダーするも、血液不足のためオーダーを取り消さざるを得なくなった。そのことを家族に伝えると、

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娘は泣き崩れた。

「お願いです。できるだけのことをしてください!」

95歳、認知症で施設に入っていた患者である。もう寿命とは思えないのだろうか。

できるだけの看護をしてくださいというのなら分かる。しかし、できるだけの治療をしなければならないのだろうか。

不足している医療資源を奪ってまで、95歳の老人の命を数日長引かせることに何の意味があるのだろう。
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エントリーは、「日本人の死生観は明らかにおかしくなっている。今こそ見直さなければならない時期にきているだろう」で終わる。一般的な内科勤務医であれば、程度の差はあれ、同様のことを考えたことはあるだろう。同時に、家族からの求めがあれば、輸血もするし気管内挿管もする。「できるだけのこと」を求める家族に、「あなたの死生観はおかしい」などとはわざわざ言わない。家族が納得できる状況をつくるのも医師の仕事である。

今のところは、血液不足のようなアクシデントがない限りは、「トリアージを押しつけ」たり、「生への優劣を医師がつけ」たりしなくても済んでいる。今のところは。「医療資源不足と死生観は別の話」というのは一部しか正しくない。現実のところ、日本の医療資源はどんどん削られている。そう遠くない将来、限られた医療資源をどう配分するべきか?超高齢者に対する公的医療を制限すべきではないか?という議論が出てくるだろう(というか出てきている)。だから、「今こそ見直さなければならない時期にきているだろう」という提言なのだ。

小松秀樹の■医療の限界 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106102188 にも死生観の話が出てくる。「患者の皆さん、あきらめてください」で論じられたような高齢者についてではなく、医療の不確実性に由来する死に関してであるが、根本は共通すると私は考える。

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日本人の死生観が変容したように思います。あるいは、日本人が死生観といえるような考えを失ったのかもしれません。これが、医療をめぐる争いごとに影響を与えています。(P13)

現代では、日本人が死を眼前にすることはめったになくなりました。家庭で死を看取ることが少なくなっています。死にゆく家族の世話を病院に委ねてしまうのが普通になりました。しかも、日本人の少なからざる部分が、生命は何より尊いものであり、死や障害はあってはならないことだと信じています。一見、筋が通っているようですが、そのために死や障害が不可避なものであっても、自分で引き受けられず、誰かのせいにしたがる。私は、あえてそれを「甘え」と呼びます。しかし、メディアや司法はそれを正当なものとみなし、ときに十分な責任を果たしている医師を攻撃するのです。(P19)
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個人個人がどのような死生観を持とうとそれは自由である。しかしながら、ある種の死生観を満足させるにはコストがかかる。そのコストを負担する気はありますか?

コメント

杉山真大 2007/12/28 18:34
そのうち、GDPへの寄与度で医療資源の投下を決めようという発想も出てくるんじゃないかと思われ・・・・・ってか、いわゆる医療の”効率化”を求める発想の持ち主のホンネなのかー!?!?これって(汗


JA50 2007/12/28 19:46
これも「死生観」がおかしくなっているという部類に入るのかな?
http://air.ap.teacup.com/awatenai/510.html
84歳、胃ガンの末期でターミナルケアをやっていた。モルヒネなど投与しながら、できるだけ安らかにと。

それに「緩和医療の方針についても家族に十分な説明がないことで父親が治療上の自己決定権を失い、精神的損害を被ったなど」と難癖をつけて何千万という金を要求する。

私には世も末だとしか思えない。
病院で肉親が死んだら、それは金づるになるってことだ。


地下に眠るM 2007/12/29 11:10
>GDPへの寄与度で医療資源の投下を決めようという発想
これを医療への市場原理の導入っていうんだろ?

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