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【東京】好調で１７万個回収 多摩市のエコキャップ運動【東京新聞】
2007年6月29日
ペットボトルのキャップ百個で買い物袋と交換します−。多摩市が、サッカーＪ２の東京ヴェルディ１９６９（稲城市）の協力を得て五月から取り組んでいるエコキャップ運動が好調だ。今月上旬までに約十七万個に上るキャップが市に寄せられ、これを活用して二百十四人分のポリオワクチンが世界の子らに贈られた。三十日の運動締め切りを前に、市は「市民の愛を地球環境の改善に生かしたい」と最後の呼び掛けを行っている。 （堂畑圭吾）
この運動はレジ袋減量の一環で、市と東京ヴェルディ１９６９が共同開発したオリジナルマイバッグを利用して企画。五月一日から市内各児童館とエコプラザ多摩でペットボトルのキャップ百個につき一枚（一人最高三枚まで）と交換している。
集まったキャップは、横浜市の民間非営利団体（ＮＰＯ）「エコキャップ運動推進ネットワーク」を通じ、再資源化による収益で世界の子どもたちにワクチンを贈るエコキャップ運動に役立てられる。キャップ八百個で一人分のポリオワクチンが手に入るという。
市によると、運動に賛同した市民や多くの子どもたちからキャップが寄せられ、中にはグループで千個以上を持ち寄った市民も。当初二千枚用意したオリジナルマイバッグが足らなくなり、二千枚を急きょ追加した。
反響を知ったエコキャップ運動推進ネットワークは七月から、多摩市と、同運動を進める東京ヴェルディ１９６９から定期回収して協力する。市環境推進課は「リサイクル態勢を整え、国際貢献にも結びつけたい」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20070629/CK2007062902028086.html
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