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「越の誉」が製造再開 中越沖地震で被災の蔵元【東京新聞】
2007年8月14日 21時25分
新潟県中越沖地震で被災した柏崎市の蔵元「原酒造」（原吉隆社長）が１４日、日本酒の製造を再開した。約１カ月ぶりに製造ラインを稼働させ、主力商品「越の誉」約３０００本を瓶詰め。原社長は「この日を目標にやってきた。復活への一歩をしるすことができた」と話している。
原酒造は１８１４年創業の新潟県を代表する蔵元の一つ。地震で５棟の土蔵など建物の約３分の２が崩れる大きな被害を受けたが、製造ラインは無事だった。
この日の作業では、土蔵の外にあったため損傷を免れたタンクの日本酒を瓶詰めしたが、施設損壊の影響で一部が手作業となり、製造能力は従来の５分の１程度。
原社長は来週にも出荷を再開したい考えで「取引先や被災者の皆さんから大変な応援をいただいたので、早く恩返しがしたい」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007081401000848.html
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