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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/49798.html
【根室】一七八九年（寛政元年）の「クナシリ・メナシの戦い」で和人の抑圧に蜂起し、処刑されたアイヌ民族を供養するイチャルパ（供養祭、道ウタリ協会根室支部主催）が十五日、根室市郊外のノッカマップで行われた。
今年で三十四回目で、道内外からアイヌ民族や関係者約百人が参加した。
釧路市阿寒町のエカシ（長老）秋辺今吉さんが祭司となり、番屋の倉庫でカムイノミ（神への祈り）を行った後、海を見下ろす小高い丘へ移動。処刑された人数と同じ三十七本のイナウ（木幣）を祭壇に立て、リンゴやブドウ、お菓子などをささげた。
秋辺さんは「（先祖の）涙雨だな」と話し、雨雲に覆われた空を見上げていた。
十六日は、この戦いで亡くなった和人七十一人の霊を供養するイチャルパを同市納沙布岬で行う。
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