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http://www.shinmai.co.jp/news/20071111/KT071111ASI000004000022.htm から転載。
南牧村長に共産籍の菊池氏が初当選 現職中島氏破る
11月11日（日）
任期満了に伴う南佐久郡南牧村長選は１１日、投開票され、新人で元共産党村議の菊池幸彦氏（６５）＝無所属、広瀬＝が、３選を目指した現職の中島美人氏（５９）＝無所属、海ノ口＝を４３０票差で破り、初当選した。共産党中央委員会によると、党籍を持つ現職首長は、県内では木曽郡木曽町の田中勝已町長と北佐久郡御代田町の茂木祐司町長に次いで３人目。全国では東京都狛江市など９市町村長となる。
菊池氏は同党などでつくるグループが擁立し、告示１０日前に立候補を表明。現村政を「独断専行型」と批判、情報公開の徹底や「村民が主人公のあたたかい村政の実現」を訴えた。
基幹産業の農業について「農家出身だからできる、農家の立場に立った振興策」を主張。運動は出遅れたが、党派を超えて現村政に不満を持つ層の受け皿となり、終盤にかけて支持を広げた。
中島氏は財政健全化や環境保全条例制定など２期８年の実績を強調。産業活性化による自立確立を掲げた。村内全域に後援組織を設けて運動を展開したが、トップダウン型の手法に批判もあり、前回選での支持層を固められなかった。
投票率は８５・４５％で、２００３年の前回選（８５・０８％）を０・３７ポイント上回った。
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