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特養待ち…目立つ有料老人ホームの一時的な利用(信濃毎日新聞)
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投稿者 茶々 日時 2007 年 11 月 22 日 16:06:40: 6YmOfrLmcqc3Q
 

特養待ち…目立つ有料老人ホームの一時的な利用

11月22日(木)

 特別養護老人ホーム(特養)に入所を希望しながら、一時的に有料老人ホームに入り、特養の空きを待つ事例が県内で目立っている。県は、自宅で暮らす入所希望者の状況を把握しているが、有料老人ホームで暮らす希望者の状況はつかんでいない。これらの“陰の希望者”やその家族が経済的負担を我慢している例もある。

 小諸市内の株式会社が運営する同市や長野市など6カ所の有料老人ホーム。定員は計89人。これまで特養へ移った人の数から推測して、全体の1、2割の入所者が特養に空きがあれば移る希望者とみている。

 ここの有料ホームは、住居費や食費、暖房費などで月8万円ほど要る。介護保険の在宅サービスで家事などをしてもらう場合は、利用料の1割を負担する。入居一時金や敷金・礼金は不要なのが特徴で、持田勉専務は「一時金がないので移りやすいのだろう」と言う。予約待ちがあり、すぐに空きは埋まる状況だ。

 県長寿福祉課によると、自宅で暮らす県内の特養入所希望者は、介護保険が始まった2000年度末の2195人から、06年度末には1・8倍の4037人に増加。県の高齢者プランで定める特養の定員はあまり変化がなく、10月1日現在、135施設の総計8873人で満杯の状態だ。これとは別に有料ホームや老人保健施設(老健)に特養への入所希望者がいる。

 県内の複数個所で有料ホームを運営する社会福祉法人は、有料ホームに入居する際、法人運営の特養への入所申し込みも勧めている。入居する8割が介護保険の要支援、要介護の人で、ほとんどが申し込むという。

 この法人が運営する特養は食事代などをすべて含め月額9万円ほど。一方で、有料老人ホームの場合は家賃、食費、光熱費などで8万円から20万円近く。別に介護保険の利用料負担も生じる。寝たきりで月額70万円の負担になった人もあった。担当者は「特養に入るまでの2、3年をどう暮らすか。有料老人ホームへの入所はその一つの形だと思う」と話す。

 1年前から県内のある有料ホームに認知症の実母(85)を預けている50代女性は「老健を数カ所変えながら1年ほど過ごしたが、いつも次を探さなければならない。ヘルパーをお願いしても見切れない状況。そんな時、有料ホームを知った。金銭的な負担は増すが、家族の負担は減る」。要介護4でヘルパー費用など月の負担は14万円ほど。「早く特養が決まり、負担が軽くなればありがたい」と思う。

 一方で、特養に移った人がいる中信地方の有料ホームの施設長は「ここに入れる人はいいが、それができない人はどうなっているのか…」と心配する。

 県内のある介護型、医療型の療養病床がある病院には、一人暮らしなどで在宅介護が難しく、移る先が見つからないまま、入院医療費や介護保険利用料の支払いが滞っている患者が4人いる。毎月生じる未収金は4人で30万円になるという。この病院の医療ソーシャルワーカーは「金のある人がいい介護、医療を受けられる傾向になっている。これでいいのか」と疑問を投げ掛けている。

http://www.shinmai.co.jp/news/20071122/KT071120FTI090019000022.htm

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