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農水省は開門調査を 佐賀県議会が要請（中日新聞）
2008年7月1日 12時58分
佐賀県議会の石丸博議長ら県議１２人は１日、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防の排水門開門を命じた佐賀地裁判決を受け、速やかに開門して環境影響を調べる中・長期調査を実施するよう若林正俊農相に要請した。
石丸議長によると、判決に対する今後の対応について若林農相は「農林水産省だけの問題ではない。皆さんの話を聞きながら検討する」と述べたという。
要請書では、諫早湾の環境変化と事業との因果関係を認め、国の姿勢を「立証妨害」と批判した地裁判決を「画期的」と評価。「有明海の環境異変は続いており、事業との因果関係を明らかにするには、開門調査が不可欠」と指摘した。
農水省には、判決を重く受け止め、開門調査を通じ有明海、諫早湾の自然再生と水産業振興に向け政策転換するよう求めた。
県議会は、有明海再生に向けた中・長期開門調査を求める決議や意見書を既に可決している。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008070101000501.html
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