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携帯電話と自動車に見る日本のシステムソフト開発力は世界一 1000万ステップもの巨大ソフトで携帯電話も自動車も動いている
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投稿者 TORA 日時 2008 年 2 月 08 日 14:58:36: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu161.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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携帯電話と自動車に見る日本のシステムソフト開発力は世界一
1000万ステップもの巨大ソフトで携帯電話も自動車も動いている

2008年2月7日 木曜日

自動車には700万行、携帯には1000万行の巨大ソフトが
組み込まれている。(NHKクローズアップ現代より)


◆ソフトバンク孫社長、グーグルに宣戦布告--「アジアとケータイを制した者が勝つ」 2月7日 Cネットジャパン
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20366864,00.htm

「アジアとケータイを制した者が、世界のインターネットを制するだろう」--ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は2月7日、同社の中長期ビジョンについてこのように述べ、携帯電話市場に進出しつつあるGoogleへの対抗心をあらわにした。

 Googleは検索市場において、ソフトバンク子会社のヤフーの競合企業にあたる。ただしGoogleは近年、携帯電話市場への強い意欲を見せている。2007年11月には携帯電話向けプラットフォーム「Android」を公開したほか、米国では700MHz帯のオークションに参加し、携帯電話用の周波数を取得する動きを見せている。日本国内でもauに続いて、国内最大手の携帯電話事業者であるNTTドコモとの包括提携を1月に発表。Googleにとって日本市場は携帯電話サービスを開発するための重要な市場であると明言している。

 一方のソフトバンクは、ADSL事業や携帯電話事業などに進出して規模を拡大しているが、最終的に目指すのは世界ナンバーワンのインターネット企業だ。必然的に、両社はぶつかりあうことになる。

 「我々の中長期の経営戦略において、携帯電話はあくまでもインターネットマシン。Googleが今後5年から10年の事業展開において、重要な注視すべき相手になってくるだろうと、正直ベースで思っている。そこを戦うためには、アジアをしっかりと守っていく。アジアを守ることが、世界一への一番の近道かもしれない」

 孫氏は、今後インターネット市場が大きく伸びる分野は中国を中心としたアジア圏と、携帯電話市場の2つと見る。アジア圏については、中国のEC最大手であるアリババグループに出資するなど、着実に足場を築いている。また、アジアの検索市場においてGoogleの地位が欧米ほど高くないという点もソフトバンクにとっては好材料だ。日本ではYahoo! JAPAN、中国では百度、韓国ではNaverの人気が高い。これらの企業と友好関係を結び、「アジアの文化やコンテンツを十分理解して、先手を打っていく。すでにいくつか施策はとっているが、これを一気に強化する」

 携帯電話市場については、「ユーザー数でも、利用頻度でも、利用シーン(の多彩さ)でも、PCをはるかに上回る」とし、大きな潜在力があると話す。データサービスの進んだ日本でサービス展開することで、「ほかのインターネット企業のどこよりも先に、携帯電話への土地勘を得つつある」と自信を見せる。

 「これまで携帯電話がインターネットマシンになり得なかった理由は3つ。(1)通信速度が遅すぎた、(2)画面サイズが小さすぎた、(3)CPUの速度が遅すぎた。これらの3つが真っ先にクリアされるのが日本だ。端末だけならばほかの国でも可能だが、(下り最大3.6Mbpsの)HSDPA並みの通信速度で、全国にサービスを提供するとなると、欧米でもアジアでも難しい」

 孫氏は今年、上記の問題がすべて解消し、「2008年は携帯電話のインターネットマシン化元年になる」と宣言した。

 Googleとの戦いについては、すぐに決着がつくと孫氏は考えていない。「(各事業)単品では勝負はつかない。最後は総力戦になるだろう」

 なお、米国でMicrosoftがYahooに買収提案をしている問題については、「(孫氏とYahoo! CEOのJerry Yang氏の間で)これからさまざまなコミュニケーションがなされるだろう。ディスカッションは始まったばかりだ。それ以上のことはお話しできない」と述べるにとどめた。

◆「レクサス」動かす1000万行――ソフトの品質を議論すべき時が来た 2006年10月24日 有賀貞一
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMIT0z000023102006

トヨタが9月に発表した「レクサス」ブランドの最高級車「LS460」。障害物を検知するレーダーや距離を立体的に捉えるためのカメラ、夜間での認識能力を高める近赤外線など数々の高度な安全装備が搭載されている。一方、その安全装備を制御するのために膨大なソフトウエアが組み込まれていることはご存知であろうか。そしてこのソフトウエアの品質が安全にも大きく関与することにお気づきであろうか。

 レクサスのカタログには次の通り記載されている。「前方の車両や障害物を検知する高性能ミリ波レーダーに加え、大きさや距離を立体的に捉えるステレオカメラと、夜間の認識能力を高める近赤外線照射で前方の状況を常時監視。これまでは難しかった歩行者等の検知機能を飛躍的に向上させています。衝突の可能性が高いと判断した場合には、ドライバーに警報ブザーで知らせ、ブレーキを踏むとアシストが作動して制動力を高めます。ブレーキ操作がない場合には、プリクラッシュブレーキを作動させて衝突速度を低減、万一の衝突前にはプリクラッシュシートベルトを作動させて衝突被害を軽減します」。

 ドライバーモニター付ミリ波レーダー・ステレオカメラヒュージョン方式というのがこの正式名称らしい。高性能CPUを搭載した電子基盤が100個以上搭載され、特に画像処理用には毎秒1000億回もの処理能力のある特製CPUを使っているという。

 よくよく考えるとジェット戦闘機に搭載されるようなシステムである。聞いた話では、この車のために開発されたソフトの規模はなんと700万ステップだという。かつて我々が昭和50年代に作っていた金融機関用の巨大基幹システムが、数百万ステップだったことを考えると、隔世の感がする。

 これにはカーナビ用のソフトやハイブリッドシステムを制御するソフトは含まれていない。それらも含めると、車に搭載されるソフトは1000万ステップを軽く超えるであろう。もちろん通常の企業用情報システムと違って、各電子基盤ごとに制御ソフトが構築され、連動するようになっているので単純な比較はできないが、上記のような複雑な連動システムは、様々な状況下で仕様どおりに動作することを担保するのは非常に大変だ。

 ソフトの量が膨大になっているという意味では携帯電話端末も同様だ。最近のように様々な機能が盛り込まれると、第3世代機ではやはり1000万ステップ以上になる。しかし携帯の場合、仮にソフトウエアの制御がきかなくなり暴走したとしても人に危害を及ぼす機能はない。ところが、車の場合は大半の機能が人命にかかわる。

 1000万ステップを超える規模のソフトとなると、開発そのものが大変なだけではなく、品質・信頼性を確保することも至難の業だ。ソフトがきちんと規定された通りに動作する、この単純なことを確保するのが大変難しい。開発現場は神経を張り詰めての作業が続いたはずだ。

 現在は車種ごとに異なるソフト開発が行われているが、一部ソフトの部品化と共用化が進展しつつあり、品質・信頼性の確保は必須の条件だ。

 問題はソフトの品質・信頼性を高めるための方法論が確立していないことだ。一般的にバグがないことを証明するのは不可能と言われているから、必ず不具合が存在するのは避けられない。しかしどの程度の「不具合」具合かすら規定・計測する方法が確立していないのだ。このような状況にあるにもかかわらず、様々な機能のニーズに対応するために車や携帯電話、その他機器に搭載される組み込みソフトの規模は拡大の一途だ。

 通常、ソフトは製造物責任(PL)法の対象外である。車のように多数の機能をソフトで実現するようになると、PL法の対象外ですとは言っていられないであろう。それでも外部に開発委託をしたソフトが原因でリコ−ルになったときの、自動車メーカーと外注ソフト会社の責任・費用分担は曖昧なままだ。

 これまで人命にかかわるようなソフトトラブルは発生していないと思われる。「思われる」と言うのはあったかもしれないが、ハード側の原因ということで決着している可能性があるからだ。これからはソフトトラブルで人命にかかわる事故が本当に起きうるのだ。

 品質・信頼性をいかに規定し、いかに計測するか、それをどのように現場で実践させるか。事故が起きたときにはどのような対応が妥当か。PL法の対象外と言っているだけでは済まないだろう。品質を向上させるための開発現場の苦労をどのように軽減するかという議論と並行して、社会的に影響の大きい様々な事項を決めていかなければならない時期に来たといえよう。

(私のコメント)
先日のクローズアップ現代で「ソフトの誤作動問題」を放送していましたが、ソフトが巨大化するにしたがってコンピューターが誤作動を起こし、社会に大きな影響をもたらすことを問題にしていた。自動車には80個ものコンピューターと700万ステップもの巨大プログラムが組み込まれている。携帯電話には1000万ステップに及ぶ巨大ソフトが組み込まれている。これは一朝一夕で出来るものではなく、試験運転でもなかなか欠陥を見つけ出すことが難しい。

パソコンにしてもマイクロソフトは平気で欠陥商品を売り出していますが、試運転だけでは欠陥を見つけ出すことが不可能であることを物語っている。だから後日ユーザーからのクレームなどで欠陥を見つけ出してサービスパックを配布している。パソコンソフトだからそんな商売が出来るのですが、自動車や携帯電話などのソフトだとそうはいかない。自動車だとそれこそ人命に関わる。

現代では多くの製品にコンピューターとソフトが組み込まれている。そして組み込まれたコンピューターとソフトの良し悪しが製品の評価につながっている。単純なものなら何処でも直ぐにできるのでしょうが、自動車や携帯電話や高性能なAV機器などはソフト開発に何年もかけて作らなければならないほど組み込まれるソフトは巨大化している。

昔なら設計図と部品さえあれば組み立てて製品が出来たが、コンピューターが組み込まれている場合はソフトも作らなければならない。単純なものなら見よう見まねでソフトも作ることが出来るだろうが、数百万ステップにもなるソフトを独自に開発することは膨大な人員と年月を要することになる。トヨタやホンダ以外の自動車メーカーがなかなかハイブリッドカーを商品化できないのもソフトの開発が容易でないからだ。

パソコンのように部品が規格化されているものならインテルのCPUとマイクロソフトのOSがあれば世界の何処でもパソコンを作ることが出来る。しかしメーカー独自で改良することは出来ない。CPUもOSもブラックボックス化されて手も足も出せないからだ。ウィンドウズに代わるOSを開発しようにもXPは数百万ステップだから他のOSを開発するのは不可能に近い。リナックスもなかなかウィンドウズ並みには完成度が追いつかない。

自動車や携帯電話もAV家電もソフトがこれからの勝負の決め手になるだろう。日本はこれらの分野で孤立状態であり、独走状態ともいうことが出来る。しかし自動車なら道路というインフラがあれば問題はないが、携帯電話やAV機器などは通信インフラや電波送信などのインフラの規格が問題になる。特に携帯電話では高機能化において独走状態で、世界ではGSMという一世代前の規格が世界標準になっている。

携帯電話については去年の7月1日に「7万円もするテレビも見れない時代遅れのiPhoneに米国民は狂喜!」
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/6109ab7549d122a326091a655abcd29f
と書きましたが、日本では携帯でインターネットが常識なのに欧米では音声通話が主な携帯電話の使い道だ。第三世代の携帯ともなると搭載するソフトも巨大になり完成させるのに数千人が数年がかりで完成させなければならない。ところが日本のメーカーは3Gの壁を乗り越えている。

携帯でインターネットをするなど邪道だとするならば、日本の携帯市場をガラパゴスだというのも分かるが、アメリカにおいてもiPhoneの人気を見るとソフトバンクの孫社長の発言を見るまでもなく携帯こそがインターネットマシンになることは明らかだ。その時点でインテルとマイクロソフトの時代は終わる。マイクロソフトはYAHOOを買収しようとしているが最後の悪足掻きだ。

HSDPAは3・5Gとも呼ばれてW−CDMAの高速規格だ。iPhoneは2GのGSM規格である為にインタ−ネットが出来るにしても通信速度が遅くて使い物にならない。おそらく近い将来にパソコンよりも携帯がインターネットネットツールになるだろう。日本では一足先にそうなっている。欧米でいまだに3Gや3・5Gの次世代携帯が普及しないのは、インフラの整備の遅れの為だ。スマートフォンなどもあるが宝の持ち腐れだ。

自動車においてもハイブリットカーの制御にはコンピューターが欠かせませんがこれも一朝一夕で出来るものではなく、欧米の自動車メーカーでは試作車こそ発表されているが量産車の発売が遅れている。これも700万ステップもの巨大ソフト開発で遅れているからだ。ガソリン高騰の時代でハイパワーで走ればいいだけでは車は売れないのだ。

AV家電にしてもブルーレイディスクが標準化されて、テレビもデジタルハイビジョンが普及している。欧米では多チャンネル化が優先されているが次世代DVDの普及で日本発のデジタルハイビジョンが事実上の世界標準になろうとしている。多チャンネルでハイビジョン化が進んでいるのが現実だ。

携帯にも標準OS化はソフト開発の合理化で避けられないだろう。Symbian、Linux、Windowsと三つ巴ですが、パソコンから携帯へとインターネットのプラットホームが変わればマイクロソフトの一人勝ちはなくなる。グーグルも携帯OSに乗り込んでくるようですが、HSDPAのようなハイスピード通信網がなければネットの意味がない。だから日本に乗り込んでくるのだ。まさに日本はインターネットの先進パラダイスなのだ。


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