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アルファブロガーに聞く「ブログの未来」(産経新聞)
http://www.asyura2.com/07/it10/msg/561.html
投稿者 あややの夏 日時 2009 年 1 月 05 日 06:22:46: GkI4VuUIXLRAw
 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090102-00000508-san-soci

アルファブロガーに聞く「ブログの未来」(上)アジャイルメディア・ネットワーク 徳力基彦取締役

1月2日9時36分配信 産経新聞

 インターネットを介して簡単に情報発信ができる道具として、多くの人が利用するブログ(日記風簡易サイト)。芸能人や著名人の情報発信の手段としてもすっかり定着した。なかには多くの閲覧者を集め、既存のメディア以上の影響力を発揮するブログも存在する。こうしたブログを手がける“アルファブロガー”と呼ばれる著名な執筆者らにブログの現状と未来を語ってもらった。(黒川信雄)


■アジャイルメディア・ネットワーク取締役 徳力基彦(とくりき・もとひこ)氏

 −−総務省は2008年の国内ブログ数が1600万件を超えたとの調査をまとめた。国内のブログサービスの現状をどうみるか

 「1600万という数字は多すぎるという印象だ。この調査では、一方で『スパム』と呼ばれるウイルス配信が目的のブログも多数あると指摘しており、実際、積極的に更新されているブログ数は300万程度だろう。ただ、この数字でも極めて多いとはいえる。ジャーナリストなどの専門家が発信するケースが多い海外のブログとは異なり、日本では芸能人ブログを代表格にして、消費者個人が自ら日常で起きたことを日記のように書き留めるブログが多い。それが日本のブログ数を押し上げている」

 −−ネットビジネスにおけるブログの存在意義とは何か

 「製品やサービスの“口コミ効果”が見込めることが、ブログのビジネス性だといえるだろう。個人による評価を受け、その論評を参考に人々が購入行動をするというマーケティング効果だ。お金をかけ、大量の情報を配信する“マス”を対象にしたマーケティングと違い、ブログの口コミマーケティングは、より個人を経由したマーケティングとなる。大量に宣伝しても商品が悪ければ、ネットの価格比較サイトで徹底的に悪口を書かれる。ブログもまた同様で、商品の本当の特性をより反映したマーケティング効果が見込めるといえるのではないか」

 「ただ、その一方で2006年ごろから、執筆者にお金を渡し、いわゆる“ヨイショ”記事(ブログ)を書く風潮が広まってしまった。それは本来のブログを使ったマーケティングとは本質的に異なるもので、重要なのはいかに利用者の本音を引き出せるかだと思う」

 −−ブログを使った宣伝手法は今後も利用されるだろうか

 「ブログという形にとらわれず、より広い意味でネットを活用したマーケティング手法は、今後も広がるだろう。口コミは、個人に対して非常に影響力のある宣伝手法だ。ただ、以前の口コミは特定の時間と場所においてのみ発生した。しかし、ネットが登場してきたことで、その口コミの情報は長期間、人々の目にさらされて伝播(でんぱ)する経路もはるかに多様化した。このマーケティング手法は、今後も広く活用されていくと思う」

 −−メディアがブログを活用する動きも活発化している

 「メディアがブログ、またはネットを活用する上で重要なのは、情報をカテゴリー化することではないか。最近、ブログで連載された料理のレシピを紹介した本が爆発的に売れた。このブログはレシピの紹介に特化しており、読者も『ここにくれば最新のレシピが分かる』という思いでアクセスが非常に多かった。既存メディアは多様な情報を配信しているが、ネット上では“わかりやすさ”が求められる。多様な情報を提供する既存メディアがそれをまとめて紹介する方法は、ネットには必ずしもそぐわないと思う。また、個人を売りにするブログも少なくないが、個人ベースで集めることができる閲覧者数はどうしても限定的になる。それと比べると、カテゴリー分けしたブログの方が集客力が高い」

 徳力基彦(とくりき・もとひこ)名古屋大法卒。NTT、IT系コンサルティング会社などを経て07年7月から現職。「デジタル・ワークスタイル」「アルファブロガー」などの著書がある。36歳。東京都出身。

 【ブログ】
http://blog.tokuriki.com/


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090103-00000511-san-bus_all

アルファブロガーに聞く「ブログの未来」(中)磯崎哲也事務所 磯崎哲也代表

1月3日9時23分配信 産経新聞

 インターネットを介して簡単に情報発信ができる道具として、多くの人が利用するブログ(日記風簡易サイト)。芸能人や著名人の情報発信の手段としてもすっかり定着した。なかには多くの閲覧者を集め、既存のメディア以上の影響力を発揮するブログも存在する。こうしたブログを手がける“アルファブロガー”と呼ばれる著名な執筆者らにブログの現状と未来を語ってもらった。(黒川信雄)

■磯崎哲也事務所代表 磯崎哲也氏

 −−日本のブログの特徴や業界の現状をどうみているか

 「日本のブログの特徴は、実名で書いているものが少ないという点にある。日記のようなものを書き、コミュニケーションを楽しむ要素が強い。中国では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などでも平気で実名を出している。アメリカのブログは、自分の主張や政治的な意見を語るブログが多い。国ごとにいろいろな文化があるのだと思う」

 「日本では、専門知識などの情報発信の場としてのブログは発展していかないのではないかと感じる。情報を出すことによって損をする、あるいはライバルが増えるなど、情報発信が自分の得になると考える人が少ないのではないか。ブログの数自体は今後も増えていくだろうが、重要な情報を持っている人が情報発信してくれるようなものは増えていかないだろう」

 −−商業メディアとしてのブログの可能性をどうみるか

 「質の高いブログを集めて、その連合体でメディアを形成しようという動きはある。ただ、それがどのくらいのボリュームを持ち、何人の人に見てもらえていればメディアとして認められるか、という問題はあるだろう。意見や主張が展開され、これまでの言論人にも認められるような質の高い内容のブログが増えて、さらにそこに広告がつくという発展の形は、日本ではあまり考えられないのではないか」

 −−ブログ以外で注目しているメディアはあるか

 「放送大学が面白い。放送大学の講義には、ブログのような面白さがある。民放キー局の番組は編集がうまく、加工の面白さがある。それに対し、放送大学の番組は、研究者による講義をそのまま流すような形だが、生の素材が伝わってくる、あいだに編集者が入らない面白さはブログに通じるものがある。さらに、ある学問分野について最先端の研究をしている人が話すので、内容の質が非常に高い。地上デジタル放送が始まり、映像がとても鮮明になり見やすくもなった。場合によっては、今後の民放の経営にも影響を与えかねない面白さがあると思っている」

 −−2008年のブログ業界を振り返ると

 「昨年は国内のブログ業界には大きな変化は起きなかったというのが正直な印象だ。技術的にも、書かれる内容についてもそうだろう。3年くらい前までは特徴的なブロガーが数多く出てきていたが、一昨年、昨年と一服感がある。自己主張したい人はもう出尽くしているのだと思う。ブログの面白さは、情報発信することでコメントが寄せられるなど、『情報が流れ込んでくる』という側面があることだ。それがブログを書く動機にもなっている。ただ、ブログで意見交換をするという盛り上がりは1、2年前がピークで、最近は落ち着いてきている」

 −−2009年はどのように変化していくとみているか

 「ネット企業では金融危機の影響で、ベンチャーキャピタルから投資を受けて株式公開に至るという動きが冷え込んでいる。そのため、起業マインドも落ち込み、革新的なものが生まれる余地が世界的に抑制されるという状況にある。一方でネット全体のパイ(市場規模)は膨らんでいくだろう。ただ、その内容は、主張を出すようなものではなく、コミュニケーションを主にするものが増えていくだろう」(黒川信雄)

 磯崎哲也(いそざき・てつや)早大政治経済学部卒。84年長銀経営研究所に入社。92年公認会計士に登録。01年に独立し、磯崎哲也事務所を設立。SNS大手のミクシィの監査役などを務める。47歳。

 【ブログ】
http://www.tez.com/blog/


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000505-san-bus_all

アルファブロガーに聞く「ブログの未来」(下)ディーエイエヌ 小飼弾代表取締役

1月4日10時8分配信 産経新聞

 インターネットを介して簡単に情報発信ができる道具として、多くの人が利用するブログ(日記風簡易サイト)。芸能人や著名人の情報発信の手段としてもすっかり定着した。なかには多くの閲覧者を集め、既存のメディア以上の影響力を発揮するブログも存在する。こうしたブログを手がける“アルファブロガー”と呼ばれる著名な執筆者らにブログの現状と未来を語ってもらった。(黒川信雄)

■ディーエイエヌ代表取締役 小飼弾(こがい・だん)氏

 −−商業メディアとしてのブログの可能性は

 「広告が取れるブログには2種類ある。一つは、特定の分野に特化して情報を提供するブログ。もう一つは、“とんがっている”ことが書ける人のブログだ。現時点では、前者の方が広告を取りやすいだろう。また、もうけようという姿勢が強いブログは、なかなか成功しない」

 −−新聞などの既存メディアもブログを活用しているが、どう評価する

 「情報の発信方法が効率的とはいえない。例えば記事に対するトラックバックを受け付けている新聞はほとんどない。トラックバックは、記事が他者のブログに引用され、リンクをはったことを執筆者に伝えるための機能。これを活用すれば記事へのレスポンス(反応)を得られるのに、やっていない。過去の記事の提供も有効だが、十分にニーズに応えているとは思えない」

 −−ネットでの記事の注目度を上げるにはどうすればいいのか

 「記事を書きっぱなしにしないことが大事だ。記事のフォローアップをすることが重要で、そうすればネット上の記事に対する注目度はあがる。また、各社が横並びに記事を書くというのもやめるべきだ。例えば、首相が何か言い間違えをしたという記事を、各社が一斉に書く必要があるのか。ネットならば、思いきって記事を書いている他社のサイトにリンクをつけるということをやってもいいのでは」

 −−ネットは情報発信の中心的な存在になっていくか

 「閲覧者の数で言えば、それはすでにそうなっている。情報産業は、それを閲覧する人の時間の奪い合いで、メディアがネットから離れるということはもうできない。また広告収入という面でも、ネットには、広告をクリックしたもらうことが、そのまま商品の販売につながるという最大の利点がある。そういう意味で、既存メディアには絶対まねができない広告効果を発揮できる」

 −−ネット広告の収入は伸び悩んでいるが

 「新聞社などのネット事業は失敗している。『どれくらいの金額ならネット事業を運営できるか』という視点で広告料を決定してしまったためだ。例えば、グーグルのように、競売形式で広告枠を販売するシステムを最初から導入していれば、新聞社のネット事業の広告収入はもっと伸びていただろう」

 −−ネットを使い、既存メディアができることは

 「ネットを活用することによるコストの削減という点では、まださまざまなことができる余地があるのでは。その部分に手をつけたメディアはまだ少ない。率直に言って、新聞社の売り上げは、今後、激減が予想される。早くそれに対応できる態勢を整える必要がある」(黒川信雄)

 ■小飼弾(こがい・だん)米カリフォルニア大バークレー校中退。96年有限会社ディーエイエヌ設立。99年オン・ザ・エッヂ取締役。01年退任。「達人に学ぶPerl/CGI道場」「小飼弾のアルファギークに逢ってきた」などの著作がある。39歳。

 【ブログ】
http://blog.livedoor.jp/dankogai/

 


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