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改憲反対(護憲)派が、これほど思考停止だと負けるぞ。
http://www.asyura2.com/07/kenpo1/msg/419.html
投稿者 考察者K 日時 2007 年 5 月 03 日 23:05:41: JjkI8nWTpj0po
 

本日は憲法記念日で、あちらこちらで「憲法論議」が行われたらしい。

護憲派、改憲派ともに「誘導しようとして、自分に都合の良い点だけを語り、都合の悪い点は語らない」のはある程度仕方がない。

しかし、護憲派が「憲法改正のための国民投票法案の阻止」だけに固執しているのは何とも思考停止としか思えない。

憲法改正に反対なら良い。Kだって憲法改正に反対だ。護憲の立場であり、この憲法は「世界憲法の基になる憲法」だと思っている。

しかし、そのためには「国民の総意による承認が必要」である。
GHQによる「押し付け憲法」というイメージは「誤り」であるが、その誤りは完全に払拭するのは無理である。

実は「日本国憲法の草案は、日本製と言える」
「GHQが一週間で作った」のは「不思議」でも「適当で完成度が低い」のではなく、タネがあったと云うことであるが、ともかく、骨子は日本製である。

GHQの「押し付け」は「日本の民主化」のみと言えるだろう。
「国民主権」と「人権尊重」である。
「世界に戦争を挑み、敗戦をした国」を「世界が受け入れるために課した条件は、天皇の君主制を残し、天皇の名の下に再び同じ過ちを繰り返させないために、民主化しなさい」と云うことだけだったと言える。

国民主権と天皇君主制は両立しない。
それを天皇制度を維持しようとする案は却下された。当たり前である。
独立国の自由権が認められなかった?
そうとは言い切れない。
「馬鹿に自由にさせたら、同じ過ちを繰り返すかもしれないから、最低限のアドバイスをした。」のを「全くの自由を与えなかった」とは言えないだろう。

世界に脅威をもたらした「天皇絶対主義」は「象徴天皇として影響力を弱め、二度と世界の脅威にならないようにする」のは当然であろう。
それが、日本のためでもあるだろう。

「戦争の放棄」は日本側が言い出したらしい「反省を示し、天皇の処分を避ける」為だったらしい。(ソース NHKスペシャル)
基本的には「象徴天皇」以外は「日本制の憲法」と言えるだろう。
GHQの強制も「処分するぞ」的な言い方ではなく「国民に公開して信を問うぞ」的なものだったらしい。
ただし、それを「敗戦国の政治家がどのように受け止めたか」は別問題である。
この辺は「うまく処理しろ」と言っただけで「殺せとは言っていない」的な意味合いだ。

満州国で「強制はしていない。相手が勝手に媚びた」と主張する輩が、逆の立場では「勝手に媚びておいて、自主性は認められなかった」というのだから、呆れてしまう。

とは言え、これを「全ての人に理解させるのはほぼ不可能」だろう。
人の考え方は10人10色である。
いくらKが「GHQの押し付け憲法ではない」と主張しても理解しようとしない者は理解しないし、そもそも、全ての人がKの主張を読みはしない。

このような場合には「国民投票で決着しておかないと、後々問題が残る」のである。
完全鎮火させなかった火種は燻ぶり続けて新しい火事となる可能性があるのである。

現在の国民投票法案をもっと「国民の真意を正確に反映するものにする」という意見は問題ない。
しかし、国民投票そのものに反対というのは「思考停止の意見」である。

KはKの意見と違う結果が出るにしても「国民投票は究極、最後の手段」だろうと思う。
自分の意見が絶対に正しいとは思っていないKは「最後には国民の多数決で決着する」のを仕方がないと思う。
逆に言えば「自分の意見が正しい」との憑き物に憑かれて、その意見が否定されるという結果になるかもしれない「決着方法自体を否定する」のは悪であるとすら思う。

それが許されるのは「神だけである」
不完全な人間であるなら、最後には多数派たる国民の希望に従うしかないのであろう。
少数派に留まりながら「自分は絶対に正しい」と言い切るなら憑き物憑きである。
ただし、例外もある。物理とか、摂理とか、過ぎ去った過去の歴史的事実とかの「多数決に関係なく、決定してしまっている事実」は「多数決には関係ない」
多数の人が「魔女はほうきに乗って飛んでいく」と思っていても、崖の上からほうきに跨らせて飛ばせれば、100人は100人落ちて死ぬ。それが物理の法則である。

しかし、護憲・改憲はそのような法則ではなく、未来の結果論である。
いわば、個人の主観による未来予測の綱引きである。
それを、個人の主観を絶対と信じ、国民全体の選択権を「させないようにする」のは「ミニファシズム」であろう。その延長が独裁政治であり「第二次大戦」を引き起こした要因であろう。
自分の主観のみを信じ、突き進む者が権力を有した時「ヒットラーの再来」となり「小泉純一郎氏の再来」となる。

いずれにしても「護憲派」が「全ての人に護憲の真意を伝えても、護憲が少数派に留まるのなら」それは、護憲が正しくなかったと云うことである。

絶対に正しいのなら、勝てるはずである。
それを負けるかもしれないと思うなら、それは「正しいという自信が欠如している」と言う事であり、間違いかもしれないと云うことだろう。
いずれにしたって「国民投票法案」を受け入れる条件闘争なら兎も角、法案自体を廃案にしようでは筋が通らない。

こんな事では「護憲派」は負けるぞ。


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