★阿修羅♪ > 憲法1 > 483.html
 ★阿修羅♪
れんだいこのカンテラ時評291 【憲法改正派の知性値踏み考】
http://www.asyura2.com/07/kenpo1/msg/483.html
投稿者 こげぱん 日時 2007 年 5 月 18 日 19:48:22: okIfuH5uFf.Lk
 

http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1000013618/bbs_plain

130 返信 Re:れんだいこのカンテラ時評291 れんだいこ 2007/05/15 12:30

【憲法改正派の知性値踏み考】

 (れんだいこのショートメッセージ)

 2007.5.14日、憲法改正手続きを定める国民投票法が参院本会議で可決された。メディアの産経、読売が率先して憲法改正の前哨戦としてこれを称えている。我らが傾聴するに値する論理、論法、歴史認識のものであろうか。ここで、改憲派の論理と動向について検証しておく。

 れんだいこが端的に指摘しておくならば、彼らは平気で論理矛盾を犯している。なぜなら、「マッカーサー押し付け憲法」を改め自主憲法制定を云いながら、実際には何ら自主性は無くて、今度は「国際金融資本肝いり憲法」を導入せんとしているからである。「外圧」を批判して改正するなら自主的なものでなければならぬが、目下の憲法改正の動きもまた「外圧」であろうが。それも、マッカーサー憲法がキリスト教愛国主義的傾向に立脚しているとすれば、国際金融資本憲法はユダヤ教パリサイ派の臭気が強く、それは却ってより悪いものである。

 それでも、それを知りながら目下の憲法改正加担に動くとしたら、売国奴エージェント以外の何者でもなかろう。恐らく相当の資金援助も受けているだろう。こったら不正が許せるか。以下、これらを確認していくことにする。

 2007.5.15日 れんだいこ拝

 --------------------------------------------------------------------------------
【産経・古森記者の憲法改正論の愚昧さ考】
 (略)
 --------------------------------------------------------------------------------

【産経正論・志方教授の憲法改正論の愚昧さ考】

 2007.5.15日、産経新聞正論は、志方俊之・帝京大学教授の「護憲派の不思議な論理を笑う」を掲載している。これを論評する。逐一論評するには値しないので総評する。

 志方教授は、「護憲派の不思議な論理を笑う」と云いながら、自身が不思議な論理をしているのに気づかないらしい。全体の論調として、自主国防的見地からの憲法改正論を唱えて、護憲派の非武装中立論を嘲笑している。自主防衛的見地からすれば確かに建前論としては整合的である。しかし、このご時世で「自主国防的見地からの憲法改正論」を唱えて、目下進行しつつある憲法改正の流れを是認するとしたら、彼が本当に唱えているとしたら狂人である。

 自衛隊は発足当初から米軍指揮下で育てられ、今日ではますます米軍の傭兵化しつつあり、この関係はもはや如何ともし難いほど深のめりしている。かっての日本帝国主義は大東亜戦争で敗北させられたことにより徹底的に壊滅させられ、日本は二度と自律自存せぬようにタガはめされた。これが敗戦国家の悲哀と現実である。戦後日本の国防論を理論付けする場合、この情況から論を起こさねばならない。

 今、「米軍指揮下」と述べたが、その米軍は国際金融資本の指揮下にあるので、正しくは「国際金融資本指揮下」と理解されねばならない。国際金融資本は、第二次世界大戦直後の情況に於いては日独伊の完全武装解除という目的と高まる反戦平和運動との絡みで、日本に史上初の「非武装不戦主義」を導入した。憲法前文と9条はその賜物である。しかしながら、その後の冷戦と朝鮮動乱の勃発という国際情勢に於いて、国際金融資本は、日本をアジアの橋頭堡とすべく再軍備政策へと転換した。こうして警察予備隊が創られ、自衛隊へと発展した。自衛隊は次第に増強され、長らく国際金融資本の武器売却の絶好市場として利用されてきた。

 国際金融資本は今、中近東に於ける絶対支配権を確立すべく大イスラエル建国戦争に乗り出している。当然パレスチナ及び中近東一体のイスラム勢力がレジスタンスする。目下、アフガン−イラク戦争に乗り出しているが、早くも困難を強いられている。イランとの確執も無視できないほどに強まっている。戦争の長期化は、裏権力国際金融資本の表出権力体米英ユ同盟の兵士を消耗させ財政を逼迫させつつある。

 この事態に遭って、国際金融資本は今、日本の自衛隊の活用を画策している。アジア人とアラブ人の戦いへ向かわせるのが上策として躍起になっている。しかし、自衛隊を戦闘せしめるには憲法が障害である。「憲法を改正せしめよ」、これが国際金融資本の指令である。飼われてきた各界のエージェントがくつわを並べて憲法改正運動に走り出している。これが目下の情況である。

 この事情を踏まえながら、志方教授は、「自主国防的見地からの憲法改正論」を唱えて、目下進行しつつある憲法改正の流れを是認しようとしている。これも一種のドン・キホーテであろう。問題は、こういう詭弁を弄しながら恥じず逆に、「護憲派の不思議な論理を笑う」をなどと護憲派をからかっているところにある。なるほど社共的サヨ流の反戦平和論はからかわれるに値する面もある。しかしながら、社共的サヨ流の反戦平和論を批判したからといって、日本の軍隊が「アジア人とアラブ人の戦いへ」向かわせられて良い理由にはならない。

 志方教授よ、お前が為すべきは、「自主国防的見地からの憲法改正論」を願うなら、自衛隊の国際金融資本傭兵からの脱却の論理と手法を確立することであろう。それを為さぬまま時局迎合するとは、お前も有象無象の頓馬天狗の一員と云わざるを得まい。れんだいこは、「自主国防的見地からの憲法改正論」派の安逸な論法を笑う。

 ところで、こういう場合に決まって中曽根が登場している。れんだいこは、中曽根が出ると条件反射的に角栄を思う。角栄なら、同じ問題に対しどう述べたであろうかと推理する習慣にしている。そこには天地の差が有る。今、中曽根的なるものが跋扈しており、角栄的なるもの忘れ去られている。しかし、日本人の精神の原型は角栄的なるものにこそある。これを郷愁するのではなく復権再生せしめるべきではなかろうか。れんだいこはそう思う。

 2007.5.15日 れんだいこ拝
------------------------------------

*2007.5月、れんだいこサイトの各種論考保全に協力を
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/index.html

(投稿者注)れんだいこ氏とは憲法観が異なるが、マッカーサー押し付け憲法を「国際金融資本肝いり憲法」に改めるのは反対なので転載

 次へ  前へ


  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ      HOME > 憲法1掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。