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9条改憲を許さない6月15日共同行動(18時15分、日比谷野音)へ
http://www.asyura2.com/07/kenpo1/msg/549.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 6 月 14 日 23:47:37: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 9条改憲を許さない6.15共同行動のお知らせ 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 6 月 13 日 18:55:57)

http://chikyuza.net/modules/news3/article.php?storyid=159

【9条改憲阻止の会公式ホームページ】 http://www.jca.apc.org/kyujokaikensoshi/

2007年6月11日発行 第1号
9条改憲阻止の会
TEL &FAX:03−3356−9932
E−mail:kyujokaikensoshi@utopia.ocn.ne.jp

■ 街では紫陽花の美しい季節となってきた。友達のくれたメールでは紫陽花の色が紫か青かで地面が酸性かアルカリ性か判別できるとあった。真偽のほどはわからないが、紫陽花の色の識別に別の興味が行くようになっている。例のごとく、国会は終盤を迎え、与野党の攻防が続いているが、参院選挙を控えその動きも目立つようになってきてもいる。いつも選挙は斜めに向かい合うというのが習いであったが今回はそうは行かない、という状況である。それは自民党が参院選挙の公約の第一に「2010年の改憲の発議」を掲げているからだ。僕らは44日間の国会前ハンスト座り込みから、6月15日共同行動へと向かっているが、参院選挙にも取り組むつもりでいる。

■ 昨年に引き続き僕らは6月15日に改憲阻止の意思表示のための集会とデモを予定している。この6月15日行動は昨年と違って「9条改憲阻止の会」の主催ではなく、「9条改憲を許さない6月15日共同行動」を推進する一人ひとりが主催者になって展開される。ここには一年に渡る歩みの中での運動の広がりと新しい形態の模索が結晶している。政府や権力の所業への異議申し立てや、その意思表示は小さな動きとして始まり、遅々たる歩みのようにしか出てこない。僕らはそれを悲観してはいないが、それでも権力側の動きはアンテナを伸ばしよく見ておかなければならない。

■ 自民党は参院選挙の公約の第一に「2010年の改憲の発議」を掲げている。これは自民党が一昨年の暮れに発表した「新憲法草案」を憲法改正案として発議することであり、憲法の改正を掲げてきた安倍内閣の政治的プログラムとして当然ことである。誰しもそう思う。ところで、本気かねと頭をひねるところもある。それには今回の選挙を通して憲法改正に賛成する三分の二以上の議員の獲得が想定されていなければならないからだ。政府与党が過半数を獲得できるかどうかが焦点といわれている参院選挙の中でこれはどうなっているのだと思うのも当然である。自民党や安倍首相らは改憲派を軸にする政治的再編(政党再編)を構想しそれにある程度の自信があるのか、段階的改憲を想定しているのだろう。僕らは改憲を軸にする政党再編の動きと基盤に注視する必要がある。

■ 自民党が「憲法改正の発議」のために政治再編(政党再編)に出てくるのは政治的予測に過ぎないがありうることとしてみておかなければならない。その場合の鍵になるのは民主党や若い世代に何故に改憲派が増えたかの認識であり、彼らを反改憲派に転換させることだ。憲法改定の発議を阻止する勝負はそこにある。若い世代の改憲派と積極的に対話し、彼らをこちらに呼び戻すことに力を傾けようではないか。それは僕らの憲法についての思想が深まることでもある。(文責 三上)

2007年6月12日発行 第2号
9条改憲阻止の会
TEL &FAX:03−3356−9932
E−mail:kyujokaikensoshi@utopia.ocn.ne.jp

6月15日に想起することの一つとして自衛隊のことがある

■ 歴史にたらは禁物であるが、それでも僕らはどうしても「たら…」として想起する事柄がある。
僕はその一つとして1960年の安保闘争の終盤に当時の首相であった岸信介と佐藤栄作の兄弟が自衛隊の出動を強く画策したことを思い浮かべる。これは当時から噂としてはあったが、後年にこの岸内閣の労相であった松野頼三氏やブントの書記長であった島成郎氏、それに全自蓮の指導者であった黒羽純久氏らの座談会で明らかにされた。毎日新聞が出版した『シリーズ20世紀の記憶』の中で明らかにされている。以前に「国会前の座り込みニュース」でも紹介した記憶があるが、僕らが自衛隊のことを考える場合に忘れてはない歴史的なエピソードである。

■ 自衛隊を自衛軍にするというのが自民党の「新憲法草案」の中心をなしている。これは自衛隊の海
外派兵の道を容易にするものであり、アメリカが自衛隊の発足当初から望んでいたことである。集団自衛権の行使や海外貢献の名によって、自衛隊の外国での軍事活動に道を開くのであり、その歯止めを取っ払おうとすることである。これは自衛隊の対外的存在の問題であるが、体内的存在としての自衛隊の存在の変化がそこに含まれていることを見ておかなければならない。国民と自衛隊の関係の変化である。僕がここで岸信介と佐藤栄作兄弟の1960年時の話を持ち出したのは他でもない自衛隊と国民の関係を改めて考えるためである。

■ 自衛隊は名目としては国民を自衛するための存在である。しかし、それは時の政権を自衛するため
の組織になってしまう。それでも、戦前の軍隊や警察という統治機関の独善的な所業に対する戦後の国民の反省と警戒心は、その動きを規制する契機になってきた。岸内閣下の防衛大臣であった赤城宗徳や自衛隊幹部の出動への抵抗は国民の警戒心の反映であった。国民の公僕である官僚機構が、自己制限する規範(憲法精神)を持たないゆえにどのように独善的であるかは戦前の軍や警察でなくとも、僕らは眼前の官僚組織にそれを見ている。年金問題での厚労省の動きはそれを示している。しかし、軍隊などの官僚機関はもともと閉じられ独走してしまう性格を持つ。軍事行動の機密という独善的行為を許す要素が強いからだ。国民の側からの異議申し立てやコントロール機構が制度として確立しないと危ないのだ。戦後は国民の警戒心が制度の役割を果たしてきたが、今、それは危ういところにあることを自覚しておいたほうがいい。この警戒心が薄まれば自衛隊もあっという間に変質してしまう。僕らは自衛隊の動きを警戒し、その独善を防ぐ方法を不断に考え続けなければならない。それは9条の改定に反対することと同じである。         (文責 三上)

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔comment134:070613〕

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