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[小異を捨てて大同につく] という,これまでの方法は、失敗に終わったと言えましょう
http://www.asyura2.com/07/kenpo1/msg/562.html
投稿者 秋吉悠加 日時 2007 年 6 月 21 日 15:38:42: ldiFanJt9l51o
 

(回答先: Re:[nmw] Re:「9条を守り」戦争のない時代を実現したいのは、日本国民共通の願いです 投稿者 秋吉悠加 日時 2007 年 6 月 19 日 23:16:51)

信濃のアブマガさん、こんにちは。

秋吉です。さっそく、ご返事をありがとうございました。
とても貴重な、社会が直面している重要問題かと思います。

[小異を捨てて大同につく] という、これまでの方法は、
現況をみる限りでは、失敗に終わっていると言えましょう。

[小異を残して大道につく]
では、政治が小異を置き去りにしている事で
政治力が問われる重要なキーワードと考えます。

このような方法なら、政治家でなくても誰でも出来ることです。
国民から給料を貰っている政治家であるなら、
[小異を残さず(捨てず)大同につく] この方法を踏襲する為に
全力をつくす(命がけで政治を行う)必要がありましょう。

しかし、安易に誰でもできるような方法に権力が終始してきた現実。
政治の専門的手法を欠いたものが、政権の立場を死守して政治を
行ってきた事の結果として、抗争の絶えない社会になってしまった。

国民の立場を置き忘れても、許される政治が定着してしまっている。

[小異を捨てて大同につく] 行為が、憲法違反の政治手法であったとは
憲法問題の素人の立場である為、現在まで気がつきませんでした。

この手法には、ず〜と反対し批判を続けてきたのですが、
この批判の正当性が確認できて、とてもうれしく思います。さらに
自信をもって実践が可能になったようで、、対話の成果ですね。


>「(憲法を国家に)渡しちゃ駄目!」

政権の資格を所持していない国家権力には、もったいない憲法!
・・・・・ですか?

というお考えも何となく分かる様な気がしますが
当時としても、かなり先見の目による政治活動であり
中々理解が得られにくかったことでしょうね。

> 「小異を捨てて大同につく」という如何にも日本的な共同幻想です。
> 「小異を捨てる」ことは、とりもなおさず「議論の棚上げ」になりませんか?
> 議論なくしてどうして民主主義が成り立たせるのでしょうか?
> 民主主義の担い手としての主権としての訓練を、どうやって積み重ねることができる
> のでしょうか?
>
> 「小異(前文が、9条が、12条が・・・・・・)を捨てずに大同(民主立憲政治を確
> 立する)につく」こと
> こそが、日本国憲法が言うところの国民主権(本来は人民主権)を実現することであ
> り、
> これを実現したときこそ私たちは、九条2項を掲げ、前文に書いたとおりに
> 世界平和の実現にむかって率先して世界に貢献することができるのではないでしょう
> か?

憲法があっても正常に機能させていない。宝の持ち腐れになっている。
きたる国民投票において、憲法の重要性,その価値を国民が再評価して
新たな立憲のような形で、新しく再スタートという事ではないでしょうか。

秋吉悠加

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----- Original Message -----
From: "Kokkai Club"
To:
Sent: Thursday, June 21, 2007 4:59 AM
Subject: Re: [nmw] 「9条を守り」戦争のない時代を実現したいのは、日本国民共通の願いです


> 秋吉さん、信濃のアブマガです、ご丁寧なお返事を有難うございます。
> パソコンの調子が悪い上に、肉体労働で体調を壊し
> こちらもお返事が遅くなりましたことをお許しください。
>
> 私は明治憲法と日本国憲法を同列に扱う文章を平然と公開するような元首相たちが
> 目論む新憲法制定には断固反対です。
> 従って、現在の(戦後一貫しての)改憲派(新憲法制定派)には全く組するものでは
> ありません。
>
> 殆ど受け入れてはいただけませんでしたが
> 2000年に「(憲法を国家に)渡しちゃ駄目!」というステッカーを自主作成して
> 広めようとしたぐらいの立憲護憲主義者です。
> 政党には全く無関係の立場ですので
> 私のような無所属の有権者とも対話をする姿勢を示してくださる政党であれば
> どなたとでもお話させていただいております。
> それだけに「九条を守る」護憲運動をされている方には厳しく聞こえる発言なのかも
> しれません。
>
> 前文と憲法九条で規定される平和主義は人類にとって全く比類のない先見的な平和主
> 義です。
> しかし戦後60年間、この平和主義はなし崩しに壊され、主権者は選挙においてこれを
> 追認してきました。
> 結果として90年の湾岸戦争、さらには01NY事件を境に
> 政治の現状と憲法の平和主義との間の楽さが決定的になりました。
> だれがこの落差拡大を進行させ、だれが容認してきたのでしょうか?
> 進行させてきたのは「日本には十七条の憲法の伝統がある」と平然と言ってのける民
> 主主義のイロハも
> わかっていない自民党議員とその政府です。
> これを容認してきたのは同じように近代ならびに現代憲法の何たるかも知らない主権
> 者たちです。
>
> 2000年から04まで続いた憲法調査会では、民主主義ならびに立憲主義についても
> しっかりした議論が展開されました。
> しかしそれらの議論の内容と認識は、殆どの主権者には伝わっていません。
> 04年晩春、私は【Kokkaiクラブ】を開始して、憲法調査会の審議内容の共有と
> 主権者としての国会監視をする仲間を募りました。
> 同じ頃「九条の会」が立ち上がり、9条を中心に平和主義を再確認し、
> 9条を軸に憲法を捉えなおし、改憲を阻止しようとする9人の代表者の方たちの活動に
> 感謝するとともに、感激いたしました。
> しかしその後急速に「九条の会」が全国に広がっていくなかで
> いつのまにか実情は多くが「九条を守る会」になっていってしまています。
>
> その理由は、戦争に反対する保守層から無関心層も含めて国民の多数をこの1点に集
> 結させ、
> 数の力で改憲(新憲法制定)を阻止するという目的至上主義にあると私は見ていま
> す。
> しかし九条を守った(正確には変えさせなかった)その先には何があるのでしょうか
> ?
> これまでと同じように憲法は建前として神棚に飾っておいて
> 現実政治は内閣法制局が取り仕切るこれまでと同じ建前立憲政治の継続でしょうか?
>
> もうひとつの理由として考えられるのは、
> 「小異を捨てて大同につく」という如何にも日本的な共同幻想です。
> 「小異を捨てる」ことは、とりもなおさず「議論の棚上げ」になりませんか?
> 議論なくしてどうして民主主義が成り立たせるのでしょうか?
> 民主主義の担い手としての主権としての訓練を、どうやって積み重ねることができる
> のでしょうか?
>
> 「小異(前文が、9条が、12条が・・・・・・)を捨てずに大同(民主立憲政治を確
> 立する)につく」こと
> こそが、日本国憲法が言うところの国民主権(本来は人民主権)を実現することであ
> り、
> これを実現したときこそ私たちは、九条2項を掲げ、前文に書いたとおりに
> 世界平和の実現にむかって率先して世界に貢献することができるのではないでしょう
> か?
>
> 「戦争は嫌!」というのは平和への感性としては大事な出発点です。
> しかし「戦争は嫌!」「殺されるのは嫌!」というところから殆ど一歩も踏み出すこ
> とのできなかった
> 戦後平和運動が、逆に厚顔無恥な権力者達に「一国平和主義」の切り札を与えること
> にもなり
> ここまでの巻き返しを許してきてしまったという反省が必要に思えます。
>
> 立憲運動とは意識的に距離をおいた安保闘争から現在にいたる反戦平和運動のあり方
> が
> けっきょくはこの運動をこの運動の域に自ら閉じ込めることをしてきました。
> そして生活問題は憲法問題とはべつの問題だという根本的に間違った認識を
> 護憲派の人々さえもが常識とするいまを作り出しています。
>
> わたしは敢えて言いたいです。
> 生活問題こそ憲法問題だと。
> そして最大の生活問題こそ、戦争と平和の問題だと。
>
> 信濃のアブマガ拝
>

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