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http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiiapr0804131/ から転載。
「憲法九条の精神 世界に広めよう」／神奈川憲法アカデミアが設立記念講演会
社会 2008/04/05
平和憲法を守る立場の県内の研究者で組織する「神奈川憲法アカデミア」（代表・伊藤成彦中大名誉教授ら）の設立記念講演会が五日、横浜市中区の横浜市開港記念会館で開かれた。川崎市在住で憲法学が専門の小林直樹・東大名誉教授（86）が講師を務め、「憲法九条の精神を世界に広めよう」と訴えた。
同アカデミアは県内在住・在勤の研究者約十人で構成。平和憲法を生かした社会づくりに向け、研究者が専門の垣根を越えて議論する場として公開講座を企画した。向こう三年間で年四回ペースで講座を開く。
「憲法九条と人類の将来」と題して講演した小林名誉教授は、地球環境問題や人口増に伴う食糧難で世界が存続の危機に直面しながら、依然として軍備競争が繰り広げられている現状について「一刻も早く戦争をやめる方向に切り替え、環境や食糧問題などにどう対応していくかが問われている」と批判。「憲法九条は人類が歩むべき方向を示したもので、日本政府は核保有国に核の廃棄を求める先頭に立つべきだ」と指摘した。
講演会には、市民運動の関係者や研究者ら約九十人が参加した。
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