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公募で戦後誕生 平和への祈り 幻の国歌 あす披露【9条改憲を許さない!6・14フェスタ】(東京新聞)
http://www.asyura2.com/07/kenpo2/msg/297.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 6 月 13 日 23:05:23: twUjz/PjYItws
 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008061302000242.html

2008年6月13日 夕刊

「われら愛す」について説明する生井さん=12日、埼玉県草加市で


 戦後の復興期に草の根から生まれ、忘れ去られた“幻の国歌”が十四日、東京・日比谷公園の小音楽堂で披露される。憲法改正反対の市民グループが主催する「9条改憲を許さない! 6・14フェスタ」で、埼玉県の「九条の会・草加」の合唱団が平和と自由への思いを歌い上げる。 (大西隆)

 この歌の題名は「われら愛す」。一九五三年、サンフランシスコ講和条約発効一周年を機に新しい国民歌を作ろうと、寿屋(現サントリー)が全国規模の新聞広告で公募。歌詞に約五万点、曲に約三千点が寄せられ、サトウハチローや山田耕筰らが審査して選んだ。

 九条の会・草加の世話人の一人で元高校教師生井弘明さん(74)は二〇〇五年、歌の由来を「われら愛す−憲法の心を歌った“幻の国歌”」に著した。同書によると、作詞者の芳賀秀次郎氏(一九一五−九三年)は山形県の教師で、戦時中、軍国主義教育を推し進め、戦争賛美の国民歌謡も手掛けたという。

 「私は実にやすやすと戦陣訓を愛誦(あいしょう)した翌日に、新憲法を語ろうとしている自分を見ないわけには行かない。…そのみにくさ、そのひくさ、そのおろかさ、これを双の目に焼きつくすほど凝視…しないわけには行かない」

 四九年に芳賀氏が記した「わが暗愚小傳」での述懐である。生井さんは「教え子を戦場に送り出した苦い経験から、自分の戦争責任を真正面から反省して『われら愛す』の歌詞を書いたのだろう」と推察する。

 生井さん自身は終戦前後に栃木県の疎開先で両親を失い、妹二人とともに静岡県の親類に引き取られ、高校を出て警察官に。「独身寮の食堂のラジオから毎朝五分くらい、この歌が流れた。勇気づけられた」と言う。

 しかし、米軍基地闘争でも、反核運動でも、労働争議でも、常に政府や企業という強者の味方をする形になる仕事に失望。三十歳で辞めて都内の私大に入り、大学院を出て都立高の社会科教師になった。

 そして退職から八年後の〇二年三月。新聞に「われら愛す」を詠んだ短歌を偶然見つけて若いころの記憶をよみがえらせ、歌の歴史の調査に取り組んだ。「憲法の精神を伝える歌」として歌い継いでいきたいという。

 6・14フェスタの問い合わせは、9条改憲阻止の会=電03(3356)9932=へ。

 われら愛す

     作詞 芳賀秀次郎

     作曲 西崎嘉太郎

一、われら愛す

  胸せまる あつきおもひに

  この国を われら愛す

  しらぬ火 筑紫のうみべ

  みすずかる 信濃のやまべ

  われら愛す 涙あふれて

  この国の 空の青さよ

  この国の 水の青さよ

二、われら歌ふ

  かなしみの ふかければこそ

  この国の とほき青春

  詩ありき 雲白かりき

  愛ありき ひと直かりき

  われら歌ふ をさなごのごと

  この国の たかきロマンを

  この国の ひとのまことを

三、われら進む

  かがやける 明日を信じて

  たじろがず われら進む

  空に満つ 平和の祈り

  地にひびく 自由の誓ひ

  われら進む かたくうでくみ

  日本の きよき未来よ

  かぐわしき 夜明けの風よ

http://9jyo.asia/614_fest.html  


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